箕面公園の見どころガイド。初めて行く前に知っておきたいポイント【駐車場・アクセス】
2024.04.26おでかけ
紅葉の名所として知られる箕面公園。名瀑・箕面の滝(箕面大滝)がある、府内屈指の広大な自然公園です。
初めて行く方は、どんな場所で何があるのか?公園内の散策にかかる所要時間、駐車場やアクセスなど、行く前に知っておきたいことがたくさんありますよね。
箕面公園・箕面の滝に何度も足を運んでいる、阪急沿線のおでかけメディア「TOKK(トック)」編集部が、詳しくご案内します。
目次
箕面公園ってどんなところ?
日帰りのおでかけ先として人気
箕面公園は大阪府営の公園のひとつで、明治の森箕面国定公園の一角に位置しています。83.8ヘクタールの広大な敷地は縦に長く、園内の北側に関西屈指の紅葉の名所・箕面大滝(箕面の滝)があり、人気の観光スポット!箕面公園は入場無料、いつでもだれでも自由に入ることができるので、気軽に行くことができます。
また箕面公園が人気の理由の一つは、大阪市内から電車で最寄り駅の阪急箕面駅まで約30分というアクセスの良さ!車で遠出しなくても公共交通機関だけを使って行くことができる、貴重な場所です。
そんなことから、家族や友達と、デートで、リフレッシュしに一人で、ワンちゃんと一緒に、毎日のウオーキングに……と、さまざまな人が日々訪れています。
なお、箕面公園はいわゆる住宅街の子どもが遊ぶ公園とは異なり、滑り台や遊具はありません。
箕面公園の王道の楽しみ方
公園内を縦断する箕面川沿いに整備された遊歩道は「滝道」と呼ばれており、公園入口の「一の橋」から箕面の滝まで続いています。この滝道を往復して自然に触れることが、箕面公園の王道の楽しみ方です。
散策に要する時間ですが、一の橋から箕面の滝まで片道約40分。途中で休憩したり、写真を撮ったり、茶屋で軽食を食べたりすることを考慮すると、最低2時間はみておくことをおすすめします。ゆっくりペースで歩く方は、時間にゆとりを持って楽しんでください。
また、後ほど紹介しますが、川沿いには素敵なレストランやカフェもあるので、景色を眺めながらランチをすることもおすすめです。
箕面公園の見どころはここ!自然が織りなす美しい風景
見どころはなんと言っても、季節ごとに移り変わる風景!
箕面公園の春
春は、箕面公園内にある瀧安寺周辺の桜が開花。朱塗りの橋とのコントラストがまぶしく輝きます。
桜が終わると、森がいきいきし始める新緑のシーズン。青モミジが清々しく、思わず深呼吸したくなります。さわやかな季節はウオーキングにも最適です。
箕面公園の夏
初夏には、今や貴重な天然のホタルが箕面川に舞い、幻想的な風景が広がります。ホタルが自然発生するということは、森や川が大切に守られてきたことの証です。
箕面川に「川床」が登場すると、いよいよ季節は夏へ。「川床」は園内にある2つの店舗で行われる夏の風物詩です。川沿いにお座敷が登場し、そこで、せせらぎや鳥のさえずりを聴きながら会席料理をいただきます。ゆっくりと時間の流れを楽しむことができる贅沢な時間です!
うだるような暑さの夏も、森に囲まれた箕面公園は比較的涼しく快適!箕面の滝の目の前まで行けば、滝のしぶきがミストのように舞い、癒されます。また夜のライトアップは、暑さを避けておでかけできる夏の貴重なイベントです。
箕面公園の秋
そして秋。本格的な観光シーズンの到来です。
どこを見ても紅葉。日ごとに変わりゆく木々の色彩のグラデーションに見惚れます。箕面の滝沿いの土産物店や茶屋もにぎわい、連日多くの人が訪れます。
夜には紅葉のライトアップが行われ、箕面の滝、瀧安寺周辺、箕面公園からすぐの西江寺などが、鮮やかに浮かび上がります。
▼箕面の滝「紅葉ライトアップ」2023年の様子▼
箕面の滝、紅葉ライトアップへ行ってきました!開催期間・見どころ・注意点
箕面公園の冬
観光客の波が落ち着く頃、冬がやって来ます。森はしんと静まりかえり、キリっと冷えた空気は純度が増したかのように澄みわたります。自然そのものの偉大さを肌で感じることができる季節です。
時には雪が積もれることも。空気がよりいっそう澄みわたり、何とも言えない侘びを感じる景色に心打たれます。
箕面公園の必見スポット1:子連れにも人気の「箕面公園昆虫館」
箕面公園内には、雄大な自然のほかにも立ち寄りにおすすめのスポットがあります。
箕面公園は、かつて昆虫研究者が調査研究を行う場所として知られていた場所。「箕面公園昆虫館」は、箕面の森に生息する昆虫から海外の昆虫まで、様々な昆虫の標本や生体を展示しています。
映像シアターや、触ってOKの昆虫オブジェ、一年中蝶が飛び交う放蝶園などがあり、昆虫に詳しくない人でも気軽に楽しむことができる施設です。昆虫好きのお子さんだけでなく、大人も楽しめて知的好奇心がくすぐられます!
スポット名 | 箕面公園昆虫館 |
営業時間 | 10:00~17:00(最終入館受付は16:30) |
入館料 | 高校生以上:280円 中学生以下:無料 |
休館日 | 火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
アクセス | 阪急箕面駅下車 約19分【MAP】 |
URL | https://www.mino-konchu.jp/ |
箕面公園の必見スポット2: 財運向上、芸能上達にご利益 「瀧安寺(りゅうあんじ)」
箕面公園昆虫館のとなりにある「瀧安寺」。朱塗りの赤い橋が目印です。
山岳の道場として発展した寺院で、ご本尊は日本最初にして最古の弁財天。財運の向上や芸能の上達を願う方は、ぜひお参りを。
境内の灯籠のたもとにある「見ざる聞かざる言わざる」のお猿さんは愛嬌があってかわいいので、チェックしてみてくださいね。
また瀧安寺は「宝くじ発祥の地」としても知られ、毎年10月10日に辨財天秋まつり「箕面富」が行われます。
スポット名 | 瀧安寺 |
電話番号 | 072-721-3003 |
アクセス | 阪急箕面駅下車 約20分 【MAP】 |
URL | http://www.nanokaichi.com/ryuanji/ |
箕面公園散策のお楽しみ!ランチ・カフェ・食べ歩きグルメ
阪急箕面駅前から続くお土産物通りや園内の滝道沿いには、たくさんの飲食店が並んでいます。
箕面の滝周辺は、おでんやうどん、アユの塩焼きなど、軽食を提供する茶屋が数軒並んでいます。店内で座っていただけるお店もありますが、テイクアウトして箕面の滝が見えるベンチや屋根付きの休憩スペースで食べる人が多いです。
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箕面の滝の食べ歩きグルメ8選。紅葉散策のお供に!名物から最新メニューまで
逆に公園入口の滝道沿いには、グルメガイドで星を獲得した有名な和食やロケーション抜群のレストランなどが点在しています。事前予約がなくてもOKのレストランや気軽に入れるカフェ、軽食、食べ歩きグルメもあるので、ぜひ楽しんでください!テラス席のあるお店もあります。
▼箕面の滝グルメ▼
箕面の滝(箕面大滝)滝道沿いランチ5選。ロケーション抜群!景色もおいしい店
箕面の滝(箕面大滝)滝道沿い絶景カフェ4選!大人が寛げる眺めの良い店
箕面公園のおみやげ。名物「もみじの天ぷら」は必ず食べたい!
阪急箕面駅前から箕面の滝まで、たびたび目に入る「もみじ天ぷら」。
「もみじ天ぷら」は言わずとしれた名物!食用のモミジを下準備し、かりんとうのような衣をつけてカリカリに仕上げています。お土産はもちろんのこと、食べ歩きにもおすすめです!最近では、もみじ天ぷらのアレンジスイーツも、見かけるようになりました。
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大阪の紅葉の名所・箕面の滝(箕面大滝)。名物「もみじ天ぷら」の起源とは
箕面公園に行く時の注意点(1):箕面公園には駐車場がない
箕面公園には駐車場がないため、近隣のパーキングに駐車して、公園内を歩いて移動することになります。阪急箕面駅周辺には複数のパーキングがあり、市営駐車場は駐車できる台数が多いのでおすすめです。
箕面の滝(箕面大滝)から一番近い駐車場は?
箕面の滝に一番近い駐車場は、箕面ドライブウェイ沿いにある大日駐車場です。大日駐車場から箕面の滝まで、歩いて約10~15分(急な坂道あり)で到着します。
ただ大日駐車場は、観光シーズンになるとかなり混み合い、特に秋は周辺道路の通行規制が行われます。観光シーズン中は、阪急箕面駅周辺に駐車して歩いて行った方が良いです。
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箕面の滝(箕面大滝)【駐車場と行き方・駅からのアクセス】を徹底レポート!
箕面公園に行く時の注意点!(2):服装・持ち物
箕面の滝道は舗装された道なので、本格的な登山ウエアはなくても大丈夫です。ただ、片道2.7キロメートル、往復5.4キロ―メートルを歩くことになるので、履きなれたスニーカーで行くのがおすすめです。また、公園入口から箕面の滝まではゆるやかな坂道になっています。歩いていると意外と汗をかくので、タオルやドリンクも用意しておきましょう。滝道沿いには、ドリンクの自動販売機や土産物店があるので、そこで購入することもできます。
阪急箕面駅から、箕面公園、箕面の滝までの道のり・アクセス
箕面の滝まで往復5キロ以上も歩けるのか不安…という方。下記の記事で詳しく道のりをレポートしています。よければ参考にしてみてください。
▼詳しくはこちら▼
箕面の滝(箕面大滝)【駐車場と行き方・駅からのアクセス】を徹底レポート!
箕面の滝まで歩く自信がない方は、瀧安寺までの往復がおすすめです。ここまででも充分、森林浴や紅葉が楽しめますよ!
箕面公園、箕面の滝周辺でおすすめのスポット・グルメ
広大な景色が絵になる「勝尾寺」
勝運の寺・勝尾寺もおすすめです。箕面の山間にある広大な敷地には「赤いダルマ」が点在し、撮影スポットになっています。特に紅葉シーズンは壮観。
箕面公園から徒歩で行くには、ハイキングの装備が必要な山道を歩くことになるため、一般の方は「箕面滝道ワンウェイ観光バス」(期間限定)を利用すると便利です。詳しくは下記の記事にて。
▼詳しくはこちら▼
箕面にある勝運の寺「勝尾寺」へ。深緑に映える勝ちダルマとコムニカチオオーラに出会う旅
箕面公園のウォーキング後に温泉でさっぱり!「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」
箕面の滝道を往復歩いた後は、温泉でさっぱりするのもおすすめです。「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」は、大浴場やシルキー風呂、露天風呂、サウナなど、多彩なお風呂が楽しめるエンタメ温泉!館内には縁日や大衆演劇といったコンテンツもそろっています。箕面公園から駅へ向かう道沿いにあるため立ち寄りやすいのもいいところ!
▼詳しくはこちら▼
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」で温泉&エンタメ三昧!
新駅開業でにぎわう、箕面のグルメ&スイーツ
また箕面エリア、箕面駅周辺のランチスポットやカフェをお探しの方は、下記の記事も参考にしてくださいね。北大阪急行延伸の新駅新設により、箕面船場エリアもにぎわってきました!
北大阪急行延伸線、開業!新駅から始まる箕面の見どころ・グルメスポット【TOKK2024年4月号】
箕面市内のおすすめランチ9選!TOKK編集部が選ぶおしゃれなカフェから子連れ向けの店まで
箕面駅周辺のランチ6選。抜群においしい!おしゃれな店から穴場まで
【箕面・船場エリア】おしゃれでゆったり過ごせるカフェ3選
【箕面】人気のカヌレや焼き菓子などおしゃれカフェのスイーツ3選
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この記事を書いたのは… TOKK編集部T
「TOKK(トック)」編集部T。豊中育ち→箕面→豊中→池田→神戸・岡本→池田と阪急沿線を転々とする。そのたびに、その街と周辺を隅々まで歩き、住人だからこそ分かる見どころを掘り起こしている。次に住んでみたいのは阪急京都線の大山崎。趣味は、おいしいもの発掘と山歩き。
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