「勝尾寺」は箕面にある勝運の寺。紅葉も絶景

勝運の寺、勝ち達磨として有名な「勝尾寺(かつおうじ)」。大阪府箕面市の自然豊かな場所にあり、紅葉シーズンには特に多くの参拝者が訪れる寺院です。

毎年初詣は、勝尾寺で新年を迎えるのが我が家の習わし。家族の受験期も参拝はマスト。そんな私にとっても思い入れの深い勝尾寺は、箕面の北部、標高255mの山の上にあります。

要クレジット 写真/@sumika_333さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@sumika_333さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

勝尾寺は、四季折々の草花が彩る美しいお寺。勝尾寺のスタッフによる行き届いた手入れのおかげで、いつでも綺麗。梅雨時の紫陽花。秋の紅葉。冬には雪の白が山に映えるスポット。

先日阪急電車に乗っていたら、こんな中吊り広告を見つけたんです。そういえば、夏場は行ってなかったかも。

阪急電車中吊り
※この中吊りポスターは、2023年に掲出されていたものです。

これはもう、真夏の勝尾寺へ行ってみるしかない!いざ、勝尾寺へ出発します。

勝尾寺の行き方(電車、バスでの交通アクセス)

勝尾寺への主なアクセスは2通り。

阪急箕面駅から「箕面滝道ワンウェイ観光バス」

阪急箕面駅からは「箕面滝道ワンウェイ観光バス」に乗車します。「箕面滝道ワンウェイ観光バス」は、阪急箕面駅、箕面大滝(大日駐車場)、勝尾寺を結ぶシャトルバス。2024年3月10日までの土・日曜・祝日のみ運行しています(2024年3月11日以降の運行は未定)。

バスの乗車料は、通常往復2,000円ですが、1日乗車券なら2000円で1日乗り放題。さらに1日乗車券には2つの特典が付いてきます。1つは滝道沿いや勝尾寺などのお店で使える400円クーポン付き、もう1つは勝尾寺の入山料100円引きと断然お得!1日乗車券を購入することをおすすめします。

勝尾寺 箕面滝道ワンウェイ観光周遊バス1日乗車券

しかもこんな昭和レトロ感あふれる切符。久しぶりに出会いました。勝尾寺参拝記念に、永久保存決定。阪急箕面駅からバスに乗ること約30分、勝尾寺に到着。

勝尾寺 入口

阪急北千里駅から阪急バス

阪急北千里駅からもアクセスできます。阪急北千里駅から阪急バス29系統(希望ヶ丘4丁目行き)に乗り、勝尾寺停留所で下車。所要時間は約43分、片道520円。

勝尾寺の見どころ

さっそく、受付カウンターで入山券を購入します。先述の通り、「箕面滝道ワンウェイ観光バス1日乗車券」を購入している場合は、ここで入山料が500円から400円に割引されます。ありがたいことです。

入山前にお休み処と土産コーナー

入山する前に、入口付近にあるお休み処とお土産コーナーを探索。大阪市中央区のART達磨・オリジナル達磨を制作販売されている「うたげや」の創作達磨がゲストを迎えます。

受付付近には、灘高校レゴ部制作の勝ちダルマや、ストリートピアノならぬお寺ピアノ(なんと勝ちダルマ柄!)が。

勝尾寺 ピアノ

お土産コーナーは、品揃えがかわいい、オシャレ。そして上質。勝尾寺がパッケージにデザインされた、箕面の滝名物「もみじの天ぷら」や、UHA味覚糖とコラボレーションした「勝ちグミ」、ダルマの金太郎飴がかわいい「勝ちダルマ飴」など、いずれも見逃せません。

勝尾寺 もみじ天ぷら、勝ちグミ、勝ちダルマ飴

ちょっとした小物入れとしても使えるクリアマルチケースや文房具など、グッズが豊富にありました。

勝尾寺 クリアマルチケース

お休み処のメニューは、「かち氷」(かき氷にあらず。勝尾寺だからかち氷。しかもダルマ色のイチゴ味)やホットドッグセット、わらび餅セット。

勝尾寺 かち氷

境内に入る前から、勝ちオーラがいっぱい醸されて。勝尾寺、格段に進化してるのでは!そんな吉兆を感じるのでした。

山門、お清め橋

そしてようやく山門へ。山門は2023年9月現在、改修工事中(写真は改修前のものです)。幌におおわれています。作業従事者の皆さん、お疲れさまです。

要クレジット 写真/@tsuna_photograhyさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@tsuna_photograhyさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より) ※山門は2023年9月現在改修工事中のため、幌におおわれています。

勝尾寺のほぼ全景も写してみました。本堂・二階堂が「緑の海」に浮かぶよう。

勝尾寺 入口

池の縁にお行儀よく並んだダルマちゃん達も愛嬌あります。この子達を中心にパチリ。

勝尾寺 境内入口池

緑に囲まれた参道と随所に並ぶ授与品・ダルマみくじ

さらに歩を進めて行くと、あれあれ、夏の花が見当たらない。今年は猛烈な酷暑が続いたから。普段なら百日紅、水仙かアマリリスくらいは咲いているはずなんですが。でも、安心してください。勝尾寺の夏の花は、朱色のダルマみくじなんです。

勝尾寺 参道

勝尾寺の深緑の海のような森の中に住まう朱色のダルマちゃん。まるでコルボックルのようにそこに在ります。

要クレジット 写真/@pena_sz06さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@pena_sz06さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

緑に朱。なるほど。ダルマちゃん達こそが勝尾寺の夏の花(華)なのね。

勝ちダルマ奉納棚

木立に囲まれた石段を登って行くと、一願不動堂の北向こうに多宝塔が見えてきます。

勝尾寺 多宝塔

広場を左に折れると、石段右手に勝ちダルマ奉納棚が現れます。奉納されたダルマがたくさん!

要クレジット 写真/@kimi_1_21さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@kimi_1_21さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

登り口には、こんな立て看板も。

勝尾寺 いのちの砂時計看板

「いのちの砂時計」の文面にじんわり。いのちの砂時計とは、紙にカレンダーが印刷されており、一日の終わりに「今日という一日を大切に過ごせた」と自己評価できれば、その日を好きな色で塗りつぶすというもの。一日一日を大切に過ごしてほしいという勝尾寺の想いを込めて、配布されています。

勝尾寺 勝ちダルマ奉納棚

勝尾寺の奉納ダルマには、おすすめされている作法があります。自分に縁あると感じるダルマを選び、願いや祈りを書き込む。周囲の人々、世界への感謝を思いながらお線香を炊き、達磨を燻らせ、右目に目を入れる。成就のあかつきに左目を入れると、それが勝ちダルマ。勝尾寺に報告とお礼参りして奉納します。

そんなカチパワーが累乗された勝ちダルマさん達が、奉納棚にズラリと並んでいるというわけなんです。

本堂、開山堂、厄ばらい三宝荒神社

見どころは他にも。御本尊・十一面千手観世音菩薩様が祀られている「本堂」。

勝尾寺 本堂

約1300年前、この地に草庵(後の勝尾寺)を構え修行された善仲(ぜんちゅう)と善算(ぜんさん)、勝尾寺の前身である弥勒寺を創建された開成皇子(かいじょうおうじ)の木像がそれぞれ安置されている「開山堂」。

勝尾寺 開山堂

日本で最古の荒神様とされる「厄ばらい三宝荒神社」。約1300年前、初代住職が瞑想中にこの仏を感得したのが始まりで、「厄を祓う」「難を祓う」荒神様として、その威神力は絶大と信じられてきたそう。

勝尾寺 厄ばらい三宝荒神社

本堂、開山堂、厄払い三宝荒神社。境内はどこも小さなダルマみくじのすみかです。鐘つき堂も。不動堂も。

勝尾寺 ダルマみくじ

私も授与所でご縁のあると感じるダルマみくじを選び、おみくじを結んだ後、感謝のお祈りして見晴らしの良い不動堂の端に置いてきました。

勝尾寺 ダルマみくじ

小学生が親御さんに「ダルマちゃん達、最後どうなるの?」と尋ねていましたが「パパもママもわからない」とおっしゃるので、勝尾寺の副住職に教えていただいた豆知識を披露。「年末に全て回収して、お焚きあげしてくださるんですよ」とお伝えしました。「このダルマさんを全部集めてですか。すごい。大切に供養してくださるんですね」と感激されていました。

勝尾寺 ダルマみくじ

勝尾寺にはどこにでもダルマちゃん達がいます。達磨、そう勝尾寺の妖精が参拝客の私達の行く末を見送り、見守り勝ち運を授けてくれているのです。

勝尾寺の四季(桜、紫陽花、紅葉などの見頃、ライトアップ情報)

勝尾寺には、四季折々の魅力があります。

なんといっても有名なのが紅葉。例年11月初旬~下旬頃が見頃。全山を彩る紅葉は、日暮れと共に夜間ライトアップが行われ、幻想的な光景が広がります。

勝尾寺 紅葉
写真/ 勝尾寺
勝尾寺 紅葉
写真/ 勝尾寺
勝尾寺 紅葉ライトアップ
写真/ 勝尾寺
勝尾寺 紅葉ライトアップ
写真/ 勝尾寺

4月下旬〜5月末頃には桜。

要クレジット 写真/@aochan.japanさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@aochan.japanさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

6月上旬~7月中旬頃には、紫陽花が見頃を迎えます。さまざまな品種の紫陽花は、品種により少しずつ形状が違っており、それぞれの個性もお楽しみポイント。

要クレジット 写真/@pukuchandesuさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@pukuchandesuさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

爽やかな新緑や、凛とした空気が美しい冬も魅力的。季節ごとの様々な表情をお楽しみください。

勝尾寺の歴史やご利益

ここで、勝尾寺の歴史やご利益もご紹介します。

勝尾寺は、727年(神亀四年)聖武天皇の頃に、善仲と善算兄弟が草庵を構えたことが始まり。開成皇子が二人の弟子となり、修行され弥勒寺を開きます。これが後に勝尾寺となりました。

弥勒寺の六代座主・行巡(ぎょうじゅん)が、病床にあった清和天皇(863年頃)の平癒を祈祷を行い、天皇の容態は回復。それにより、この国を治める天皇(=王)に勝った寺として「勝王寺」と命名されますが、「王」は恐れ多いと「尾」に読み替えて「勝尾寺」となったのだといいます。

以来、多くの方から勝運の寺として信仰されています。

勝尾寺の副住職にお話を伺いました

夜間ライトアップ、カチフェス、ダルマフェス、お坊さんめくり大会……と、近年には以前にも増して続々とイベントを開催している勝尾寺。

さらには、「箕面滝道ワンウェイ観光バス」の運行、オリジナルグッズの充実化、手厚く施されている境内整備、そしてどこを切り取っても映えのある景色——。私の知っている勝尾寺から格段進化しているのは、なぜ?と興味津々。

そんな勝尾寺の副住職に、お話をお聞きすることができました。

――勝尾寺の大きな見どころは?

勝尾寺には古くからの建造物や仏像もありますが、もっともご利益があるのは勝ちダルマ奉納棚と境内のダルマみくじ達です。自分の願いを成就させた人が、プラスの幸福エネルギーを達磨に寄せて奉納してくださっていますので、「達磨達が参拝された方々に明日を生きる力を授けてくれる」と信じています。

要クレジット 写真/@tetsuhikoootaさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@tetsuhikoootaさん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

――様々な新しい取り組みを始めたのはなぜ?

勝尾寺は、全世界の人々と繋がり、「今この世で幸せになりたい」「この世をより良く生きたい」と願う全ての人に寄り添って行きます。今この瞬間を一生懸命生きている「あなた」の支えになる寺でありたいと考えています。

そのために、勝尾寺に行けば、元気が出る。楽しい、面白い。誰もが行ってみたいと思える空間に、日夜アップデートしています。新しいイベントを開催しているのも、その取組のひとつ。

ご自身がピンときたイベントを楽しみ、境内の勝ちダルマからさらに勝ち運をもらってお帰りいただく。いわゆる勝ち運の循環です。

勝尾寺 参道

――読者の方にメッセージ

今日はしんどいな。生きるのが辛いな。と思った時には、ぜひ勝尾寺に参拝して、境内の勝ち運の循環に身を委ねてみてください。

あの世に旅立つ時のお支えや供養も私達の大切な役目ですが、現世を生きる人々に「今日生きていて良かった、明日もがんばって生きていこう」と思えるエネルギーを授けることこそが、今の時代最優先されることだと考えています。

勝尾寺とダルマとみなさんの三者で、一期一会の豊かな一時を過ごしてください。 

要クレジット 写真/@senrry_8さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)
写真/@senrry_8さん(勝尾寺Instagram「勝ちフォトコンテスト」より)

…勝尾寺は箕面の山の上から全世界に生きる力を発信し、循環させるパワースポットだったんだ。こうして全身に勝尾寺のパワーをいただいて、勝尾寺での取材は以上となりました。

おわりに

本堂でのご祈祷が始まり、スピーカーで勝尾寺境内に読経が響きます。いけてるな~。読経をBGMに、お土産処で勝ちグミを箱買い。身近にいる受験生と、勝ち運を分かち合いたい友人に向けて。本格的な金太郎飴製法の勝ちダルマ飴も購入(ホームページにて製作動画も公開されています!)。ここで、私は「箕面滝道ワンウェイ観光バス1日乗車券」特典の400円割引クーポンを活用しました。

さて、イチゴ味のかち氷を食べて締めようかと思ったら、すでに売り切れ。店じまいしてました。ちょっと残念。かち氷、やってるうちに、また来なくては!

勝尾寺参拝は、ワクワクドキドキの勝ち運に満ちた楽しい旅となりました。皆さんもぜひ参拝してみてください。

勝尾寺の基本情報(拝観時間、拝観料、アクセスなど)

スポット名勝尾寺(かつおうじ)
料金500円
時間8:00~17:00(土曜は~18:00)
休み無休
問い合わせ072-721-7010
アクセス阪急箕面駅→箕面滝道ワンウェイ観光バス・勝尾寺下車すぐ(箕面滝同ワンウェイ観光バスは、2024年3月10日までの土・日曜・祝日のみ運行。それ以降の期間は運行未定)
または阪急北千里駅→阪急バス・勝尾寺下車すぐ
住所箕面市粟生間谷2914ー1【MAP
URLhttps://katsuo-ji-temple.or.jp/

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京都在住。休日の過ごし方はもっぱら京都のまち歩き。美術館や社寺、お笑いライブがとくに好き。花より団子。

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