50年分のTOKKから選りすぐった紙面をご紹介。
TOKKと阪急沿線の歴史や、50年分の年始号の表紙をご覧いただけます。
TOKKで振り返る
阪急沿線の50年
これまで発行されたTOKKは全部で873号。その中から、TOKKが大きく変わった号や沿線での大きな出来事を
取り上げた号、現在皆さまがご利用の施設などがオープンした際の特集などを25号分に絞ってご紹介します。
エンタメも。レジャーも。沿線のお出かけ情報を集めたTOKKが創刊
沿線行事などを紹介する『阪急沿線』とエンタメ情報を中心とした『HOT』が統合。レジャーガイドとして『阪急TOKKライフ』創刊、2号目からは『TOKK』と名称を変更し、現在にいたります。月1回発行、駅長室に保管され、申し出があれば配布されていたそうです。特集内容は桜、阪急梅田ターミナルビルオープンのニュースも載っています。
今も昔も梅田駅(現在の大阪梅田駅)はやっぱり面白い!
特集内容は「梅田かいわい」。大阪キタの玄関口として多くの人が行きかう様子を“生きてる梅田”という言葉で表現、イラストマップ、梅田の歴史や雑学、始発から終電までのホームの様子や、ランチ時、夜の様子など、多角的に捉えられた当時の梅田の様子が新鮮でした。変わったところ、変わらないところ、探してみるのが楽しい内容です。
9線10ホーム、巨大ターミナル梅田駅の完成
11月23日、約7年続いていた梅田駅(現在の大阪梅田駅)の移設大改造工事がいよいよ完成。完成までの間には、神戸線の3線から始まり、宝塚線、京都線2線、阪急三番街、阪急ターミナルビルなど、風景の移り変わりも激しかったことでしょう。イラストからは、9号線に「須磨浦公園行特急」が発着していたことも分かります。
今年で87年をむかえた、阪急ハイキングの歴史をひもとく10人
TOKKでもいつも案内させていただいている阪急ハイキングがスタートしたのは1934年。記事によると発足時の名前は「阪急ワンダーフォーゲルの会」、週休2日制の導入とともに手ごろに近くでできる余暇の過ごし方として人気になったこと、ハイキングの人出が増えるとゴミも増えるなど、今でも語られている話題が多くあるのには驚きました。
昭和50年にちなみ50年間を振り返る「半省期」
昭和50年の節目に組まれた「昭和50年半省期?!」特集に注目しました。阪急沿線の出来事と昭和の歴史を50年分、写真と年表で追っています。阪急電車が大阪市内高架線での運転を開始し、宝塚ファミリーランドの前身・宝塚植物園が設立されるなど、阪急の黎明期を知ることができる内容です。阪急電車の1号型車両なども写真入りで載っています。
ファンが涙した、待っていた!阪急ブレーブス日本一
40年間、この日を待っていた!阪急ブレーブスが日本一に輝いた昭和50年11月2日。その直近で発行のTOKKの表紙を飾ったのは上田監督の胴上げ写真。梅田駅(現在の大阪梅田駅)での優勝セレモニーの様子や選手と一緒に乗車できる特急車内レポートなど、みんな盛り上がった様子が伝わってきます。阪急ブレーブスは翌年、翌々年も日本一に輝きました。
80年代がスタート。各グループ施設オープンでにぎわった沿線
80年代が明けるのを機に、注目度が高まっていたレジャーに関する特集。この頃から物ではなく、心を豊かにするような文化が注目されていたようです。阪急ブレーブス、宝塚歌劇、宝塚ファミリーランドなど沿線文化に加えて、ナビオ阪急やポートピアアイランドなどのオープンが紹介され、当時流行していたものから時代の雰囲気を感じ取ることができます。
創刊から100号発行を達成。街で100人に直撃インタビュー
100号を記念した編集部の「今だから話せるTOKK楽屋話」には、撮影での苦労話や忘れられない取材中の出来事などが書かれています。沿線にお住まいの方、お世話になった方など100人にインタビューしたTOKKへのコメントを拝見すると思わずうれしくなりました。ここに載られた方の現在も気になるところです。
創刊10周年に沿線の美術館・博物館を網羅したMOOKを発行
TOKK創刊10周年を迎え、編集部が発刊した『阪急沿線 美術館めぐり』。掲載の美術館、博物館は今でも役立ちそうなラインアップ。編集部が情報をまとめて、書籍を発行する機会はほとんどありませんが、当時はこのようなこともしていたのかと思いご紹介させていただきました。ひょっとすればお手元に保管されている方もいるかもしれませんね。
大人気、宝塚ファミリーランドの電車館紹介
2003年に閉園した宝塚ファミリーランド。小さな頃の思い出がある方も多い場所です。TOKKではイベント案内が記事の多くを占めていましたが、電車館を詳細に取材した記事で当時の様子を知りました。当初は鉄道、自動車、船、飛行機を展示する交通館としてオープン。電車館に変更されてからはアメリカ・ポーター社の蒸気機関車も展示されていたとか。
創刊から150号に阪急沿線の今昔を写真で特集
創刊から12年後に迎えた150号記念特集は、阪急沿線の今昔を紹介するフォトギャラリー。明治・大正・昭和初期、荒野や森のようにも見える中を阪急電車が走っていく様子はまさに阪急の幕開け。今とは全く別世界、とても新鮮であると同時に、ここに礎があり今につながっているとの思いです。
ベルばら初演から15年ぶりの公演&新大劇場の完成予想にせまる
大正13年竣工から65年を経て、宝塚歌劇団創立75周年の年に着手されたのが、新・宝塚大劇場建設です。公演がスムーズにできるよう第1期から第3期に分けて行われる工事の過程と完成予想図が掲載されました。また、宝塚歌劇団創立75周年記念の『ベルサイユのばら』公演の案内も掲載されています。
大きく見やすくなったTOKKのサイズが20年ぶりに変更
創刊から20年目でTOKKのサイズはB5サイズから、AB判に変更されました。4月号・桜特集からスタートし、沿線の美しい桜スポットがカラー写真で紹介されています。桜、お花見、さくらまつり、これは本当に今も昔も変わらない…。大切に守られてきた沿線を代表する自慢の風景だと深く感じています。
阪神・淡路大震災からの復興 神戸線が全線復旧
阪神・淡路大震災以降、長い間不通となっていた西宮北口駅―夙川間が6月12日に復旧したことを受けた神戸特集。神戸三宮周辺の観光案内や駅長おすすめのグルメ店、須磨・明石方面への歴史紀行などが掲載されています。みんな待っていた全線復旧、神戸へお出かけになった方も多かったことと思います。
迫力あるサイズで沿線の夏の風物・夏祭りを伝える
1996年7月号からは現在と同じタブロイド判に変更、全面カラーに。写真が大きく掲載でき、迫力が出るのが大きな紙面の魅力です。特集は祇園祭、天神祭り、神戸祭(ゴールデンウィークではなく、夏に開催されていました)と沿線の夏の風物がイキイキと取り上げられています。
普及間もないインターネットにTOKKも挑戦
インターネットが一般に普及し始めてまだ間もない1996年、TOKKも『インターネットTOKK』を開始しています。表紙の題字の下にURLがサラッと入っている程度、紙面にはどこにもその案内はありません。また、広告や記事を見ても、URLが入っているものは皆無です。こんなところからも時代を読み取ることができるなあと感じ入りました。
月2回発行がスタート。第一弾は夏の涼感スポット特集
それまでのTOKKの歴史にはなかった「15日号」が初めて登場したのが1997年7月15日号です。この辺りからデザインなども現在のTOKKと近くなっています。月2回発行を記念したビッグプレゼント企画があり、編集部の意気込みが感じられます。
33年のあゆみがつないだ創刊500号をお祝い
創刊500号まで33年間、TOKKは一度も休むことなく発行されました。ホテル阪急インターナショナルで作ってもらったオリジナルケーキが表紙を飾り、TOKK読者の声の紹介や、これまでのTOKKの振り返り、TOKKにまつわるトリビアも。またこの年の4月からweb版もリニューアルされています。
阪急創立100周年記念、阪急電鉄の父・小林一三翁を特集
箕面有馬電気軌道として誕生した阪急電鉄の創立100周年をTOKKでもお祝い。小林一三翁の物語、TOKKオリジナル阪急検定、阪急グループの新施設オープンの案内、阪急電車と駅チカで楽しむお出かけコース案内など、紙面もにぎやかに創立100周年を盛り上げました。
阪急西宮スタジアム跡地に阪急西宮ガーデンズがオープン
阪急西宮スタジアムが幕をおろしてから6年、西宮北口に誕生したのが「阪急西宮ガーデンズ」。すっかり西宮の顔となったこの施設オープンに合わせて、西宮北口周辺、夙川から甲陽園、門戸厄神から甲東園エリアのグルメスポット、雑貨店などを徹底取材。今でも愛され続ける名店がたくさん登場しています。
祝!阪急電鉄開業100周年。新駅開業など華やかな一年をご紹介
2010年3月10日、箕面有馬電気軌道としてスタートした阪急電鉄が開業100周年を迎えました。100周年を記念したロゴマークの発表、記念乗車券の発売、宝塚線と箕面線に期間限定で100年の歴史を伝えるミュージアム号も運行されました。摂津市駅開業ほかニュースが多かった1年をTOKKでも詳細に紹介しています。
今津線が舞台の映画『阪急電車 片道15分の奇跡』が公開
宝塚から西宮北口までを結び、のどかな風景や学生街が広がる阪急今津線。90万部※のベストセラーとなった小説が映画化し、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』公開!阪急電車が映画になると話題になりましたね。TOKKは今津線の各駅のおすすめスポットと映画に登場するスポットを特集。
※2012年に100万部突破。
夢の世界はこれからも続く…。宝塚歌劇100周年記念
華やかな夢の世界を届けてきた宝塚歌劇が100周年を迎えるのにあたり、TOKKでも宝塚歌劇を大特集。歌劇を初めて観劇する方に向けた宝塚歌劇に関する基礎知識や劇場内の紹介など、初心者には心強い入門編となりました。普段は見ることができない衣裳や舞台装置といった舞台裏潜入レポートは必見です。
22年ぶりにロゴや紙面を刷新、全面リニューアル!
22年ぶりにTOKKのロゴをはじめデザインなどを一新。SNSやwebなど情報取得の方法が増えるなか、紙媒体の特性にフォーカスしたリニューアルを行いました。カフェやスイーツなど人気のコンテンツ、web、SNSの開始など、TOKKの情報発信の幅がグッと広がりました。
全6号を休刊。世界をパンデミックがおそった新型コロナウイルス感染症
2019年12月初旬に、中国武漢市で第1例目の感染者が報告された後、世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症。通勤や通学、外出などの抑制に合わせてTOKKも計6号を休刊としました。休刊中はwebでの情報発信を中心に沿線のグルメなどをお伝えしました。復刊第一号は「お取り寄せ特集」でした。
月刊化で文化や歴史を伝える読み物・TOKKに生まれ変わる
1996年に誕生した15日号を1日号と合併する形で月1回の発行に変更。阪急沿線の歴史や自然、エンタメといった文化にスポットをあて、沿線を深堀り、読み応えのあるTOKKを目指して生まれ変わりました。