銀閣寺から哲学の道、南禅寺までを歩く京都東山の半日おすすめ観光コース

京都でも1、2位を争う観光スポット・金閣寺と対をなすとされる銀閣寺。銀閣寺は簡素を旨とした禅宗の影響が大きく、キラキラ光る金閣寺と比べると少し地味に映るかもしれません。

ただ銀閣寺が建つ京都東山エリアは、清水寺や知恩院といった誰もが知る名所が多く、観光するにはぴったりのエリアです。

この記事では、半日をかけて、銀閣寺から哲学の道を通って南禅寺まで、徒歩でたどるコースをご紹介します。途中には、京都好きならぜひ訪れたい東山の隠れた名所・法然院にも立ち寄ります。

それでは最初にコースの概略です。

銀閣寺→南禅寺コースのルートマップ

最初に下のリンクからルートを確認しましょう。銀閣寺、哲学の道、法然院、南禅寺ルートはゆっくり進んでも40分、気軽な観光コースです。

初めての方でも、迷ったりせずに歩ける分かりやすい観光ルートですから、ぜひ挑戦してみてください。

次は主要駅から銀閣寺へのアクセスを簡単に紹介します。

京都駅から銀閣寺へのアクセス

京都への入り口・京都駅からは、主要な観光地をつなぐ洛バス(100系統)に乗車するのが一番簡単で、分かりやすいと思います。

銀閣寺前バス停まで乗車。京都駅からの所要時間は約30分となります。

大阪方面から銀閣寺へのアクセス

JR大阪駅からJRで京都駅まで移動した後、八条口から主要な観光地をつなぐ洛バス(100系統)に乗車するのが一番簡単で、分かりやすいと思います。

梅田から来られる場合は、特急に乗車の上、阪急烏丸駅で下車、京都市営バス 5系統 銀閣寺・岩倉行に乗車して、銀閣寺道バス停で下車してください。

それでは、いよいよコースの紹介です。

世界遺産の禅寺「銀閣 慈照寺」

足利義政の隠居所「東山殿」を寺とした銀閣寺。北に位置する金閣寺に対して、銀閣寺と呼ばれていますが、実際に銀箔が塗られていたことはありません。

ここからは銀閣、上下二段で構成された庭園など、銀閣をぐるりと囲む素晴らしい景色をご紹介します。

石畳の先に小さな総門が見えます。境内へ入るのは、ここからです。

門をくぐると銀閣寺垣です。石垣の上に割竹、見上げるほど高く緑が植えられていて、周囲や行く先が見えないような高い造りになっています。

次に、受付で入山料500円を払います。銀閣寺の入山券は後でお札としても使えますので、大切に持ち帰りましょう。

中門をくぐって銀閣と対面します。池を正面にして国宝・銀閣が建ち、手前には白砂を盛った向月台です。銀閣は金閣寺と対とされるだけあって、外観が似ていますね。屋根の上に鳳凰が鎮座しているのも金閣寺と同じです。

金閣のお隣に建つ国宝・東求堂(とうぐどう)は最古とされる書院です。

足利義政が使用していた書斎で同仁斎(どうじんさい)と呼ばれました。足利義政が生み出し、発展させた東山文化の舞台となった場所です。

この後は、庭園の中を拝観順路通りに進んでいきます。

銀閣や京都市内を一望できる展望所

東山という地形をいかし高さのある庭園の魅力を体感できるのが展望所。銀閣の向こうには京都市街地を見渡せます。

展望所から出口までは道なりに庭園を散策しながら進んでいきます。

簡素で禅宗の影響を受けた東山文化を代表する銀閣寺。山麓に広がる地の利をいかしながら、派手さはなくても、しみじみ伝わる美しい庭園が続きます。

最後には、銀閣の上に鎮座する鳳凰を後ろから眺められる場所も。

最後は銀閣寺垣を通って、再び総門へ向かいます。

市街地まで見渡せる開放感のある庭園と、垣で囲まれ閉じた空間のアプローチ。この対比もユニークな銀閣です。

スポット名 銀閣 慈照寺
時間夏季 (3月1日〜11月30日) 午前8:30〜午後5:00
冬季 (12月1日〜2月末日) 午前9:00~午後4:30
料金大人500円、小中生300円
問い合わせ075-771-5725
アクセス京都市バス・銀閣寺道停下車
住所京都市左京区銀閣寺町2【MAP
URL https://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/

銀閣寺を出た後は、来た道を戻り、哲学の道へと入ります。

哲学者・西田幾太郎が物思いにふけった哲学の道

滋賀県の琵琶湖から京都へ水を運ぶための水路・疏水沿いにある散策路です。桜やもみじの頃が特に美しく、南禅寺方面へ歩いてむかう時は哲学の道を通るのが便利です。

途中にはベンチもあってランチを食べることもできますし、地域猫さんが集まる場所もあります。

哲学の道を進んでいると、途中に法然院と書かれた案内板が出てきますので、哲学の道を離れて、山手へ向かって道を折れてください。

東山に抱かれた草庵・法然院

鎌倉時代の初め、法然上人が弟子である安楽とともに草庵を作ったのが始まりとされています。

こけ蒸した小さな門をくぐると、両側に白砂を盛った白砂壇(びゃくさだん)。水玉やもみじなど季節ごとに文様が書き変えられています。

雨がたくさん降った後は、境内の池の水かさが増してきれいな水鏡も登場します。

スポット名 法然院
時間6:00~16:00
問い合わせ075-771-2420
アクセス阪急京都河原町駅より 京都市バス32系統・南田町停下車
住所京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30【MAP
URL http://www.honen-in.jp/

法然院を後にして、再び哲学の道を通り、南禅寺へ向かいます。

法然院から南禅寺までもカフェや飲食店が点在します。途中では、紅葉で有名な永観堂の前も通ります。永観堂までくると、南禅寺までもう少し!です。

南禅寺境内へは、北側の入り口から入る形になります。

写真のように山門の横側に到着しますので、三門の前までグルっと回って、正面へ進みましょう。

禅寺の最高峰・南禅寺の三門に到着

広大な境内に南禅寺と水路閣を有する禅寺です。各地にある禅寺の中でも、最も格式の高いとされています。

写真撮影のスポットとして人気の水路閣。レンガ造りで洋式の建築物ですが、1890年に竣工してから時を重ね、今ではすっかり境内にもなじんでいます。

現在も上水道用の水が水路閣を絶えず運ばれていて、現役で活躍しています。

スポット名 南禅寺
時間12月1日~2月28日 8:40~16:30
3月1日~11月30日 8:40~17:00
受付は拝観時間終了の20分前まで
料金方丈庭園 大人600円、高校生500円、小中生400円(三門、南禅院も別途料金要)
問い合わせ075-771-0365
アクセス阪急烏丸駅から地下鉄のりかえ蹴上駅下車 約10分
住所京都市左京区南禅寺福地町【MAP
URL http://www.nanzen.net/

幾何学の苑路が美しい南禅寺の塔頭・天授庵

時間があれば南禅寺の塔頭のひとつ天授庵もおすすめです。池泉を主にした庭と枯山水、という二つの庭園があり、境内には表から見ているだけではうかがい知ることができない世界が広がっています。

受付をした後、最初に入る庭園です。初夏はききょうが庭園に彩りをそえ、秋は小さな空間に紅葉がおおうように降り注ぐ、素晴らしい庭園です。

奥へと進むと中央に池を配した庭園があります。池の周辺をぐるっと歩いて散策できます。頭のはるか上まで木々がおおい、外の喧騒から隔絶された世界に浸るのも一考です。

スポット名 南禅寺塔頭 天授庵
時間9:00~17:00
問い合わせ075-771-0744
アクセス阪急烏丸駅から地下鉄のりかえ蹴上駅下車 約10分
住所京都市左京区南禅寺福地町86−8【MAP
URL https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=173&r=1600241554.7704

最後に

ご紹介した半日で4つの名所を巡るコース。銀閣寺と南禅寺を哲学の道でつなぎ、知る人ぞ知る法然院をはさんでいます。哲学の道沿いには飲食店やおみやげ店も多いので、グルメ、おみやげを買ったり、すべてここで済ますこともできますよ!

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この記事を書いたのは… TOKK編集部K

「TOKK(トック)」編集部K。生まれも育ちも京都、季節ごとの花や歳時記など、京都ネタに強し!また、阪急沿線の各駅ごとに見どころをまとめた「まちあるき手帖」の編集制作も担当、阪急電車89駅、全てを踏破した経験も。興味のあることは、うどん、コーヒー(おしゃれカフェより純喫茶派)、ロードバイク(レースに出るゴリゴリ系ではなく、愛車でゆったりポタリング派)。

阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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