レビュールームも!新・宝塚ホテル【ヅカファン必読】9つのポイント

2020年6月21日に移転開業し、”レビュールーム”が話題の宝塚ホテル。宝塚大劇場のオフィシャルホテルであることから、ホテルのオープンを心待ちにしていた宝塚歌劇ファンの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、マスコミ向け内覧会でTOKK編集部がチェックした、宝塚歌劇ファン必見のポイントをまとめています。

事前に記事を読んで、訪れてみてください!

クラシカルなエントランスと外観

まずは外観。

建設中のホテルをご覧になった方もいるかもしれませんが、外観は旧ホテルの意匠を引き継ぎ、新しいのに伝統を感じさせるクラシカルなデザインです。

ホテルの外観

両サイドに突き出た円形の構造、屋根のカラー、切妻屋根と植物モチーフのレリーフ、半円形屋根とその下の窓、格子状の窓。ヨーロッパ風のデザインで、90年以上の歴史を積み重ねてきた風格はそのままに、美しささと品格が漂います。

宝塚ホテルの外観は、花のみちの歩道橋の上から眺めると、全体を見渡すことができます。

宝塚ホテルの外観

アーチを描くエントランス。

エントランス

その先に広がるまだ見ぬ空間への期待に、胸が膨らみます。

まるで物語の中にいるみたい!開放的なロビー

宝塚ホテルの開放的なロビー

中に入ると、2階まで吹き抜けの、自然光が差し込む開放的なロビーに感激するはず!

そして目に留まるのが、豪華なシャンデリアの下にある、赤いじゅうたんが敷かれた階段。

大階段とシャンデリアで華やかな宝塚ホテルのロビー

旧宝塚ホテルにもあった赤絨毯の階段がスケールアップしてロビー中央に配置されています。石造りの手すりの一部は、旧宝塚ホテルのデザインが生かされたものです。

2階から眺める赤じゅうたんの階段

2階から階段を下りて、物語の主人公になった気分を味わいましょう。

旧宝塚ホテルから受け継がれた緞帳(どんちょう)

旧宝塚ホテルでは、宝塚大劇場で昭和51年1月から56年5月まで使われていた緞帳の一部が、長年飾られていました。

その緞帳が、ロビーの通路の上部に展示されています。

緞帳の原画は阪神間で活躍した画家・小磯良平さんの作品。騎士の門出を祝う人々の情景が描かれています。

宝塚ホテルの開放的なロビーに飾られた緞帳

期間限定!宝塚歌劇団トップスターの衣装展示!

展示された各組トップスターの衣装

さらに、1階ロビーには、宝塚歌劇団のトップスター5人が着用していた衣装が展示されています。

スタッフが丁寧に施した繊細な刺繍やレースが、完成度の高いステージを彩っていることがよくわかります。

この衣装展示は、開業記念として設置されており、展示期間は開業から約2か月程度だそう。見ておきたいなら、早めに訪れた方がよさそうです。

旧宝塚ホテル時代からリニューアル。トップスターのパネル展示

旧宝塚ホテルでは、宝塚歌劇団の各組のトップスターのパネルを展示する一角がありました。

新しくなった宝塚ホテルでは、パネルをリニューアル。各組のトップコンビのパネルに変わっているので、要チェックです!

定期的に入れ替わる、2階の宝塚歌劇ギャラリー

展示された衣装と小物

吹き抜け2階には、宝塚歌劇団の公演に関する展示ギャラリーが設けられています。

自然光が降り注ぐオープンスペースで、映像やパネルで過去の公演を紹介するほか、公演で使用された衣装や、シャンシャン、扇子などの小道具も展示されています。

開業時の展示衣装は、新しい宝塚ホテルの「船出」を祝って、2017年の雪組公演『SUPER VOYAGER!』でトップスター・望海風斗さんとトップ娘役・真彩希帆さんが着用していたもの。新ホテルの門出にぴったりですね!

展示内容は、テーマごとに半年程度で変える予定だそう。劇場に訪れたらぜひ立ち寄ってチェックしておきたいスポットです。

部屋の中もタカラヅカ!“レビュールーム”は夢のような客室!

宝塚大劇場のオフィシャルホテルである宝塚ホテル。宿泊した人だけが味わえる客室をご紹介します。

2室限定!宝塚歌劇 展示ルーム

複数ある部屋タイプの中で、最も注目したいのが「宝塚歌劇 展示ルーム」!早くも「レビュールーム」と呼ばれています。

「宝塚歌劇 展示ルーム」は、デラックスツインルームに、宝塚大劇場で本公演を行っている組に合わせた装飾が施された、夢のようなお部屋なんです!

展示コーナーには、宝塚大劇場のステージや、組の過去の作品の小道具や台本、書籍など、関連グッズが展示されています。

ベッドには、組のロゴが刺繍されたクッションカバーが!

花組の組ロゴが刺繍されたクッションカバー

ベッドスローのカラーも、組をイメージした色になっています。

そして、ベッドの前の壁にはトップコンビの写真パネル!

壁に飾られたトップコンビのパネル

観劇した夜、ベッドの中で公演を思い出しながら眠りにつき、二人に見守られながら夢を見る……。きっと素敵な夢を見られるに違いない!そして、朝目覚めると、トップコンビと目が合う……。

なんとも贅沢な時間が過ごせるお部屋です。とにかくファンなら一度は泊まってみたいお部屋なのです!

ほかの客室もクラシックな世界観で素敵!

宝塚ホテルは、スタンダードシングルからスイートまで、11タイプ、全200室があります。天井が高いので開放感があり、シングルルームでも窮屈感は少ないです。

客室デザインのテーマは、ピンクをアクセントカラーにした華やかな「エレガンス」、ブルーをアクセントにした清らかな印象の「グレース」、クラシックで落ち着いた雰囲気の「モノトーン」の3種類。

洗面所のデザインも、クラシックで素敵!

こちらはスイートルーム!

宝塚ホテルのスイートルーム
スイートルームのベッドルーム

探すのが楽しい!廊下の絨毯に隠れた組マーク

宿泊する方は、客室内だけでなく、客室フロアの絨毯にも注目!

絨毯のデザインの中に、実は各組の組をイメージしたマークが隠れているんです。

ぜひ探してみましょう!

観劇前後のカフェやランチに。ラウンジとレストラン

優雅な時間が過ごせる1階ロビーのラウンジ「ルネサンス」

1階ロビーに面したラウンジ「ルネサンス」は、旧宝塚ホテルのラウンジから名称を引き継ぐと共に、店内の装飾もクラシックで上品なままです。

ここでは、季節ごとの素材を使ったアフタヌーンティーセットや、豊富な種類を取りそろえる紅茶などがいただけます。ホテルの雰囲気を存分に味わいがらゆっくりと過ごしましょう。

ラウンジの壁には過去の宝塚歌劇の公演ポスターが展示されているので、ここも要チェックです。

趣の異なる2階レストラン3店舗

アンサンブルの店内

ビュッフェ&カフェレストラン「アンサンブル」は、本来はビュッフェでの提供ですが、現在はセットメニューかアラカルトメニューで一人ずつの提供となります。

セットメニューには、ミートソースとじゃがいものグラタン、エビフライ、ハンバーグ、スープ、ミニサラダ、デザート、パンまたはライスが付く「ヴァリエ」2,500円などがあります(2020年8月31日まで。内容は季節によって異なる)。

ビュッフェ&カフェレストラン「アンサンブル」公式ホームページ

いろはの店内

日本料理の「彩羽(いろは)」と鉄板焼「風雅」。入口は一緒です。和風の店内は落ち着いた雰囲気。個室の利用は事前に予約が必要です。

座敷

日本料理「彩羽(いろは)」公式ホームページ

鉄板焼「風雅」公式ホームページ

必ず寄りたい!ショップで宝塚ホテル限定グッズを手に入れよう

ホテル直営のショップ「アルモニー」。旬のフルーツを使ったケーキやホテルメイドのパンに加え、ホテル限定のグッズや雑貨、おみやげなどが購入できるので、必ず立ち寄りたいショップです。

宝塚ホテル内のショップのゴージャスな入口

中でも注目が、宝塚ホテルオリジナルのバームクーヘン「夢バウム」

イラストが描かれたバウムクーヘンの箱

宝塚ホテルと宝塚大劇場の外観、ダンスシーンのイラストが描かれたパッケージで、観劇のお土産にぴったり!手渡した時に相手にわかりやすいうえ、デザインもおしゃれです。

パッケージだけでなく味にももちろんこだわりが。マジパンを練り込んだ生地で焼き上げていて、しっとりとした食感、バターの風味とコクがあって贅沢!

自分へのお土産に購入して、家に帰ってからバームクーヘンをお供に夢のようなひとときを思い出して、まだまだ余韻に浸る……なんていうのもいいですね。

陳列されたバウムクーヘン

「夢バウム」は「アルモニー」以外では販売していないため、ここで忘れず購入しておきましょう!

ほかにも、宝塚ホテル限定のグッズとして「夢チャーム」も販売。ダンスシーンと各組をイメージした柄、ホテルの刻印プレートが一つになっています。

そのほかに、宝塚歌劇デザインのお菓子なども販売されています。劇場で買い忘れた時にも便利です。

陳列された宝塚歌劇のお菓子

まとめ

新しく生まれ変わった宝塚ホテルは見どころがたくさん!

劇場の近くに住んでいても、一度は泊まってみたいと思う素敵な空間です。夢のつづきを味わいに、ぜひ訪れて優雅な気分に浸ってくださいね。

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宝塚ホテル公式ホームページ

この記事を書いたのは… TOKK編集部T

「TOKK(トック)」編集部T。豊中育ち→箕面→豊中→池田→神戸・岡本→池田と阪急沿線を転々とする。そのたびに、その街と周辺を隅々まで歩き、住人だからこそ分かる見どころを掘り起こしている。次に住んでみたいのは阪急京都線の大山崎。趣味は、おいしいもの発掘と山歩き。

阪急沿線情報紙「TOKK」は2022年で創刊50年を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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