【関西】今行くべき動物園・水族館6選 もふもふのあの子【TOKK 2019年4月15日号掲載】
2020.11.19特集
【TOKK2019年4月15日号掲載】
関西のアイドル・ジャイアントパンダのタンタンがもう少しで日本を去ってしまう…。それでも限られた時間の中、少しでもその愛らしい姿を目に焼き付けておきたいとファンが集っていると言います。
阪急沿線にはタンタン以外にも「もふもふ」で「ふわふわ」なアイドルがあちこちにいます。そして彼らや彼女たちはすくすくと成長するため、今の姿を見られるのはもちろん今だけ!
今回掲載の写真は少し前の姿になるので、今会いに行くとまた大きくなった姿を見ることができるはず。
TOKKが厳選した見ているだけで癒やされる、知ればもっと好きになる自分のイチ押しアイドルを探しに動物園&水族館へ行ってみよう!
※この記事は2019年1月に取材した内容を再構成して掲載しています。
※店舗や施設の定休日や営業時間や展示状況などは予告なく変更される場合があります。お出かけの前に各施設にご確認いただきますようお願いいたします。
目次
神戸市立王子動物園【兵庫県・王子公園駅】
1951年開園。ジャイアントパンダとコアラを同時に見ることができるのは、現在日本ではここ神戸市立王子動物園だけ!約130種800点の動物たちを間近で観察することができるよう、展示が工夫されています。子ども向けの遊園地や動物科学資料館なども併設していて、1日たっぷり時間を過ごすことができます。
タンタン♀(ジャイアントパンダ)
パンダ界では比較的高齢の24歳ながら、王子動物園きってのアイドル。好きな時に寝て、好きな時に遊んで…とマイペースな面がある一方、来園者に背を向けて食事する恥ずかしがり屋な一面も。短い手を上手に使って、竹を食べる姿は悶絶モノのかわいさです。
みゆき♀(ホッキョクグマ)
大阪の天王寺動物園で生まれ、王子動物園で育った生粋の関西人(クマ?)。おっとりとした性格と、高齢から寝ている時間も多くなったが、雪山にガシガシと穴を掘ったり、黄色いガス管をおもちゃに遊んだりと、まだまだ好奇心旺盛な女子なのです。
ピーター♂(コアラ)
2018年、名古屋の東山動物園からやってきた王子動物園唯一の男子コアラは、やんちゃで元気いっぱい。カメラ目線がお得意で、“映える”写真はおまかせ。両手をだらんとさせて、木に寄りかかって眠るというコアラらしからぬ寝姿も必見!
ユッコ♀(ユキヒョウ)
ネコ科らしい、しなやかな仕草と白い毛に模様が浮き立つ美しいボディー、モフモフの太く長いしっぽで見る人を虜にする妙齢の女子。2018年末、ロシアからお婿さん候補として若いオス・フブキが来園。相性はいかに!?
スー♀(ヒツジ・コリデール種)
ふれあい広場のお母さん的存在。どっしりとしていて貫禄十分。
王子動物園オリジナルグッズ 「Habataki」
王子動物園の動物たちの生態や特性を紹介する、年2回発行のフリーマガジ
ン。可愛い写真も満載で読み応えも◎。
※通常時の「 お食事タイム」パンダ/10:00~、11:45~、13:30~、15:00~。コアラ11:00~ など。詳細は公式ホームページなどでご確認ください。
※時間は目安です。動物の体調などにより変更の可能性があります。
スポット名 | 神戸市立王子動物園 |
料金 | 大人600円、中学生以下無料 |
時間 | 9:00~17:00(入園は~16:30 。11~2月は~16:30。入場は~16:00) |
定休日 | 水曜休(祝日の場合は開園。春・夏休み中は臨時開園する場合あり) |
問い合わせ | 078-861-5624 |
アクセス | 阪急王子公園駅下車すぐ |
住所 | 神戸市灘区王子町3-1【MAP】 |
URL | http://www.kobe-ojizoo.jp/ |
※土・日曜・祝日はジャイアントパンダ観覧は事前申し込み制に。詳しくはホームページをチェックしてください。 |
五月山動物園【大阪府・池田駅】
動物たちを間近に感じられるアットホームさが人気の、日本で2番目に小さな動物園。池田市の姉妹都市、オーストラリア・ローンセストン市から贈られたウォンバットの繁殖に日本で初めて成功した実績を持っています。ウサギやニワトリと触れあえる広場もあって休日には大賑わいに。
チームウォンバット4
ウォンバットはオーストラリアに生息する有袋類。地中に巣穴を作ることから穴掘りが得意で、お尻がかたいことで知られています。日本では6頭飼育されており、そのうちの4頭が五月山動物園にいるんです!
シャイボーイ:コウ♂
毛が白っぽく、小柄な男の子。食べるのは大好きだけれど性格はシャイ。ユキとは子どものころからずっと一緒でしたが、最近はちょっと疎遠な様子…。
ミステリアスガール:ユキ♀
穴に潜んでいることが多く、コウと暮らしているが一緒に遊ぶ姿はおろか、飼育員ですら滅多に姿を見ることができない謎多き女子。右足の先が白いのが特徴です。
ワイルドガイ:フク♂
鼻の上のこぶが特徴。野生育ちのため縄張り意識が強いけれど、穴掘りが下手と
いう可愛い側面も。看板ウォンバットとして、オリジナルグッズなどにも選ばれています。
フレンドリーマン:ワイン♂
毛の色が赤みを帯びてワイン色であることから命名されました。人工保育のため、とっても人なつっこくてマイペースな人気者。穴掘りを苦手とするのもご愛敬です。
アズキ♀(ニワトリ・岡崎おうはん)
高貴な雰囲気の見た目にもかかわらず、静かに近づき、さりげなく写真に写り込んでくるお茶目な雌鶏です。
オークン♂(アルパカ)
人慣れしていて、優しい性格の持ち主。おっとりしているせいか、時に女の子に間違われてしまうこともあるんだとか。
ジョン♀(ワラビー)
他のワラビーたちから慕われるお姉さん的存在。大好きなのはエサを食べることとひなたぼっこ。
五月山動物園オリジナルグッズ 「ウォンバットぬいぐるみ」1,600円、「オリジナルクリアファイル」100円
五月山動物園の顔であり、池田市のマスコット的存在でもあるウォンバット
のグッズがやっぱり豊富にそろいます。モデルはフク!
スポット名 | 五月山動物園 |
料金 | 無料(ふれあい動物園は1回15分 100円) |
時間 | 9:15~16:45(ふれあい動物園は11:00~12:30、13:40~15:00) |
定休日 | 火曜休(祝日の場合は開園、その直近の平日休) |
問い合わせ | 072-752-7082 |
アクセス | 阪急池田駅→阪急バス・五月山公園・大広寺停下車 約5分 |
住所 | 池田市綾羽2-5-33【MAP】 |
URL | http://www.satsukiyamazoo.com/ |
※アルパカなど一部動物は有料のエサを販売。ふれあい動物園ではエサやり可。 |
五月山動物園周辺は、ハイキングにもおすすめ。ぜひ動物園を訪れた時に周辺を歩いてみても。詳しくはコチラ↓
【大阪池田・五月山】動物園~植物園・ハイキング初心者おすすめコース【TOKK2020年10月1日号】
京都市動物園【京都府・京都市営地下鉄】
1903年に開園した、日本で2番目に歴史ある動物園。2015年に「ゾウの森」や「ゴリラのおうち」「アフリカの草原」など生態に合わせた展示にリニューアルし、生き生きとした姿を見ることができます。動物に関する書籍を所蔵した、図書館カフェや子供汽車のあるレトロなミニ遊園地も人気です。
ニシゴリラファミリー モモタロウ♂(父)
カメラ目線でポーズを取る姿に余裕さえ感じさせる、イケメンパパ。長男・ゲンタロウの面倒見も良いイクメンでもあるんです。
ゲンキ♀(母)&キンタロウ♂(次男)
ゲンキは、この動物園で産まれた3世ゴリラ。もともとは神経質な性格でしたが、オスのモモタロウとの間に第1子のゲンタロウを産んでからは、おおらかな性格に。2018年12月に第2子・キンタロウを出産、キンタロウを優しくあやしたり、わんぱくなゲンタロウの相手をしたりと大忙し!キンタロウをしっかり抱きかかえて、軽やかに鉄柱を登るたくましいママぶりにも注目です!
ゲンタロウ♂(長男)
数字のボタンを1~14まで順番に押すことができる、8歳の天才ゴリラ。とはいえ、まだまだやんちゃ盛りでパパ・ママと遊ぶのが大好きな男の子。
春美カムパート♀(左)&美都♀(右) (アジアゾウ)
春美カムパートは、夏美ブンニュン・冬美トンクン・秋都トンカムとともにラオスから来日。物怖じしない性格で、京都市動物園に先住の美都ともすぐに仲良しに。春美は食いしん坊でぽっちゃり体型、シッポの毛が少ないのが特徴です。
メイ♀(左)&イブキ♂(右)(キリン)
つぶらな瞳が可愛いメイと、おっとりとして落ち着きのある2歳のイブキ。首を絡ませたり、何かとちょっかいをかけたり、2頭がたわむれる姿にほっこり。グラウンドでキリンたちが遊ぶ姿を一望するなら、動物舎の屋上に設けられた木の遊歩道へ!
京都市動物園オリジナルグッズ 「A5 リングノート」 各3色490円、「ゴリラ金平糖缶」 各3色550円
同園の人気者・ニシゴリラをモチーフにしたオリジナルグッズです。金平糖缶は食べ終えた後、小物入れなどに。色はいずれも赤・青・黒の3色があります。
スポット名 | 京都市動物園 |
料金 | 大人620円、中学生以下無料 |
時間 | 9:00~17:00(12~2月は~16:30。入園は閉園の30分前まで) |
定休日 | 月曜休(祝日の場合は営業、翌平日休) |
問い合わせ | 075-771-0210 |
アクセス | 阪急烏丸駅→地下鉄・東山駅下車 約10分、または阪 急京都河原町駅→市バス・岡崎公園動物園前停下車すぐ |
住所 | 京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内【MAP】 |
URL | https://www5.city.kyoto.jp/zoo/ |
ニフレル【大阪府・大阪モノレール】
「感性にふれる」がコンセプトで、水族館、動物園、美術館のジャンルを超え、「生きているミュージアム」として多様ないのちと個性を8つのゾーンで表現。2019年3月には、生き物たちの“かくれる術”に焦点を当てた「かくれるにふれ
る」ゾーンがオープン。
アクア♂(ホワイトタイガー)
水遊びが大好きなことから命名されたホワイトタイガー。普段は穏やかな性格だが、エサの時間にはトラらしい獰猛(どうもう)な姿に。エサを週1日抜いたり、隠して与えるなど自然界に近づけるための工夫もされています。
モカ♂(アメリカンビーバー)
ニフレルで生まれた三つ子のアメリカンビーバー・カフェ、ラテ、モカの1匹。ほかの2匹はお母さんたちと一緒に行動することが多かったが、モカは単独行動も好き。水槽の隅っこで1匹寝ているビーバーがいれば、それがモカ!(カフェ・ラテは2019年11月に長崎県へお嫁入りしました)。
フルフル♀(ミニカバ)
名前の由来は、耳を小刻みに振る可愛らしいクセから。2019年2月に初めての出産に挑み、タムタムを出産(タムタムは2020年7月に神戸どうぶつ王国へお引越し)。晴れてママになりました。ミニカバの繁殖は、国内はもちろん世界でも例が少なく、貴重だといいます。
タムタム♂(ミニカバ)
2019年2月21日誕生。「モトモト」パパと「フルフル」ママとの間に生まれた初ベビー。ママのまわりで跳んだりはねたり、温水プールに潜ったりと元気いっぱい!現在は、神戸どうぶつ王国に2020年11月20日にオープンする新展示場にて公開予定。
スポット名 | ニフレル |
料金 | 大人2,000円、小中生1,000円、幼児(3歳以上)600円 |
時間 | 10:00~18:00(土・日曜・祝日は9:30~19:00。最終入館は閉館の1時間前まで) |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 0570-022060(ナビダイヤル) |
アクセス | 阪急山田・南茨木・蛍池各駅→大阪モノレール・万博記念公園駅下車すぐ |
住所 | 吹田市千里万博公園2-1【MAP】 |
URL | https://www.nifrel.jp/ |
海遊館【大阪府・Osaka Metro】
世界10地域の自然環境を再現し、約620種30,000点の生き物を展示。ジンベエザメが優雅に泳ぐ世界最大級の水槽を中心に、魚や動物たちと間近に触れ合えるエリアや夜間開館など一日中楽しめる仕掛けが満載です。
アラレ♀(ワモンアザラシ)
大きな瞳に整った顔立ち。4頭いるアザラシの中でも、べっぴんさんと評判のアラレ。水槽の隅でじっとしていたり、お食事中もポーズを決めたりとフォトジェニックな美貌を振りまいています。
フブキ♂(ワモンアザラシ)
パグ犬のような深いシワが寄った険しい顔はアザラシのオスの特徴で、真顔はなかなかの美形男子なんです。お食事タイムは、トレーニングの一環で習得した、
“バンザイ”姿を披露することも。
ミズクラゲ
暗闇の中でたゆたう透明の体。まるで宇宙空間をクラゲが浮遊するような雰囲気の「海月銀河(くらげぎんが)」では、水槽の中を漂う神秘的で美しいクラゲの姿に癒やされること間違いなし。
チンアナゴ(左)&ニシキアナゴ(右)
犬のチンに似た丸い顔がユーモラスなチンアナゴ。顔立ちがシャープなシマシマのニシキアナゴ。ほのぼのした見かけによらず縄張り意識が高く、どちらもけんかっ早い性格だとか。
スポット名 | 海遊館 |
料金 | 大人2,400円、小中生1,200円、幼児(4歳以上)600円 |
時間 | 10:00~19:00(最終入館は閉館の1時間前まで。時間は曜日によって違うため下記ホームページにて確認ください) |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 06-6576-5501 |
アクセス | 阪急大阪梅田駅→地下鉄・大阪港駅下車 約8分 |
住所 | 大阪市港区海岸通1-1-10【MAP】 |
URL | https://www.kaiyukan.com/ |
※お食事タイム ワモンアザラシ 11:00~、15:10~ |
京都水族館【京都府・京都市営地下鉄】
TOKK紙面では紹介できなかった「京都水族館」ですが、2020年に大規模のリニューアルを行いました。新しく展示が始まった「クラゲワンダー」は癒やしの空間です。
京都水族館が大規模リニューアル!新展示エリア「クラゲワンダー」公開
360度をクラゲに囲まれる非日常体験が味わえる「クラゲワンダー」。デートにもぴったりですが、実は「京都クラゲ研究所」というクラゲの繁殖施設もあるので知的好奇心を刺激されます。家族連れでもクラゲの魅力にふれられそう。
デートにぴったり!リニューアルした京都水族館「クラゲワンダー」へ
いかがでしたか
阪急沿線にはたくさんの動物園や水族館があり、そのどれもがかなり個性的です。特にどの園も動物たちの個性や性格を大事にしていて、そのパーソナルに注目するともっとかわいらしく、もっと身近に感じられるはず。
この特集を取材したのは2019年初頭でしたが、それから約2年弱。残念ながら亡くなってしまった子たちや、別の動物園にお引越しした子もいました。動物たちとも同じく一期一会、今しか会えないことを改めて気づかされます。
以前見に行った時に気になった子、見に行こうと思ってまだ会いに行けていない子。気になった時が見にいく時だと思います!
ぜひ会えるうちに、思う存分会いに行ってくださいね。
この記事を書いたのは… TOKK編集部R
大阪・北摂育ち。甘党で1日1回の甘いものが欠かせません。
愛しているものは、ミルクティーとチョコレートとナッツとチーズケーキ…
趣味は、美術館巡り(浮世絵大好き)と観劇(ストレートプレイ中心)
シネマやイベント、TOKKの公式X(旧Twitter)を担当しています。
阪急沿線情報紙「TOKK」は創刊から50数年を経た情報紙で、関西の私鉄・阪急電車沿線のおでかけやグルメとくらし情報を毎月1回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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