京都・河原町エリアにあるおすすめの喫茶店をご紹介。レトロな老舗喫茶店や、普段使いにもぴったりな気軽に行ける喫茶店など、個性豊かで何度訪れても飽きのこない魅力あふれるおすすめ店をピックアップ。あわせて、喫煙・禁煙情報も掲載（掲載内容は変更となっている場合があります。あらかじめご了承ください）。この記事を参考に、喫茶店での素敵なひと時を楽しんで。

河原町おすすめ喫茶店①幻想的な空間で過ごせるおすすめ店「喫茶ソワレ」【禁煙】

1948年に誕生した「喫茶ソワレ」は、店内に幻想的な青の世界が広がる唯一無二の喫茶店。特徴的な青色の照明は、開業時に創業者の友人で染色研究家の上村六郎から、「青い光は、女性が美しく見え男性は若々しく見えるから、店の明かりに使ったらどうか」とのアドバイスを受けたことがきっかけなのだそう。

ベネチアングラスのランプや彫刻家・池野禎春が手がけた壁面の木彫刻、画家・東郷青児が描いた絵画などで彩られた内装は、ずっと眺めていたくなるほど細部にまでこだわりがちりばめられている。

喫茶ソワレの名物といえば、神戸産の地サイダーに浮かぶ5色のゼリーが美しい「ゼリーポンチ」。意外にも甘さは控えめで、さっぱりとした味わい。

コク深さを味わえるコーヒーや、喫茶店らしいシンプルなクリームソーダ、ケーキをはじめとするスイーツなど、メニューは多彩。場所は阪急京都河原町駅から近くアクセスが便利なので、何度でも訪れたい名店だ。

スポット名	喫茶ソワレ
営業時間	13：00～19：00（LO18：00）※土・日曜・祝日は～19：30（LO18：30）
定休日	月曜
問い合わせ先	075-221-0351
アクセス	阪急京都河原町駅下車すぐ
住所	京都市下京区真町95【MAP】
URL	http://www.soiree-kyoto.com/

河原町おすすめ喫茶店②プリンやチーズケーキなどのスイーツが揃う「フランソア喫茶室」【禁煙】

「フランソア喫茶室」は、1934年に町家を改装して誕生した。開業当時から文化人や芸術家が集い、芸術論や文学論などを語り合う“文化サロン”としても愛されてきた喫茶店だ。

イタリアン・バロックを基調とした豪華な室内装飾は、そのほとんどが1941年に大規模な改装が行われた当時のもの。京都大学のイタリア人留学生・ベンチベニが、イタリアの豪華客船の内装をイメージして設計したのだという。

名物の「レアチーズケーキ」は、濃厚なチーズ感とブルーベリーソースの甘酸っぱさが相性抜群。ケーキとともに、コーヒーが苦手な俳優・宇野重吉のために生まれたという、フレッシュクリームたっぷりの「珈琲」も味わおう。

さらに、ドライオレンジとほろ苦いカラメルが大人な味わいを醸し出す「特製プリン」や、ランチや小腹がすいた時にぴったりなサンドウィッチもおすすめ。

美しいステンドグラスや創業者が収集したアート作品が彩る粋な空間で、クラシック音楽に耳を傾けながら優雅に喫茶文化を楽しみたい。

店名	フランソア喫茶室
時間	10：00〜22：00 (フード類はLO21：00、それ以外はLO21：30)
定休日	無休
問い合わせ	075-351-4042
アクセス	阪急京都河原町駅下車すぐ
住所	京都市下京区船頭町184【MAP】
URL	https://www.francois1934.com/

河原町おすすめ喫茶店③落ち着いた雰囲気でゆったりとコーヒーを味わえる「六曜社」【喫煙可 ※一部禁煙】

「六曜社」は、京都の地で長年愛されてきた喫茶店。はじめは隣のビルに「コニーアイランド」の名で開業し、1950年に現在地の地下に移転、「六曜社」としての営業をスタートした。1966年には1階にも店舗を構え、現在は地下店「COFFEE&BAR」と1階店「珈琲店六曜社」の2フロアで営業している。

地下店の「COFFEE&BAR」では、まだ自家焙煎豆を扱う店が珍しかった頃から、今も変わらず自家焙煎にこだわったコーヒーを提供している。香り豊かなコーヒーのお供には、シンプルな「ドーナツ」をぜひ。夜にはお酒を楽しめるBARとしても営業している。

一方、1階店の「珈琲店六曜社」では、オリジナルブレンドのコーヒーを提供。朝の時間帯には、トーストやゆで卵がセットになったモーニングもおすすめ。地下店とは扱うコーヒー豆の種類も違うため、味の好みや訪れる時間帯、その日の気分で店舗を選ぶのもいいだろう。

いずれの店舗も、レトロ感がただよう木目調のシックな店内は落ち着いた雰囲気。喫茶店でゆっくりと過ごす、居心地の良いひと時を楽しもう。

※1階店は喫煙可能（8：30～12：00は禁煙）、地下店は終日禁煙。 ※「ドーナツ」の提供は12：00～。

店名	1階店「珈琲店六曜社」、地下店「COFFEE&BAR」
時間	1階店8：30〜22：30（LO22：00）、地下店12：00〜23：00（LO22：30）※BARタイムは17：00～。
定休日	水曜
問い合わせ	075-221-2989（代表）
アクセス	阪急京都河原町駅下車 約5分
住所	京都市中京区大黒町40【MAP】
URL	https://rokuyosha-coffee.com/

河原町おすすめ喫茶店④コーヒーはもちろんモーニングなどもおいしい「小川珈琲 京都三条店」【分煙】

1952年に京都で創業して以来、“本物”のコーヒーづくりを追求してきた「小川珈琲」。複数ある店舗のうち、京都三条店は河原町三条に店を構え、おでかけ合間にも立ち寄りやすい便利な立地。

こだわりのコーヒーは、香り、苦み、酸味、コクとそれぞれに個性の違うコーヒー豆を取り揃え、月替わりのコーヒーも登場するなど常時多彩なラインアップ。カフェラテにコーヒーゼリー、カフェオレソフトクリームを組み合わせた「アイスカフェラテゼリー」や「アフォガート」も、贅沢感たっぷりでおすすめだ。

トーストにサラダ、ドリンクなどが付いてくる豪華なモーニングは780円～。ランチ以降の時間帯には、ビーフカレーやサンドイッチ、ドリアなども提供する。

どの時間帯にも行きやすいメニュー展開に、お店は明るい雰囲気で入りやすく使い勝手◎。コーヒーやおいしいものを味わいに、ふらりと立ち寄れるお店だ。

店名	小川珈琲 京都三条店
時間	9：00〜20：00（LO19：30）※土曜、祝前日は〜21：00（LO20：30）
定休日	無休
問い合わせ	075-251-7700
アクセス	阪急京都河原町駅下車 約9分
住所	京都市中京区中島町96-2【MAP】
URL	https://www.oc-ogawa.co.jp/

河原町おすすめ喫茶店⑤高級感のある優雅な雰囲気が魅力。「喫茶 築地」【喫煙可】

街中にありながら、重厚な高級感がある雰囲気の中でゆっくり過ごせると人気なのが「喫茶築地」。1934年に創業した老舗の喫茶店で、店内には創業者が収集したというアンティークな家具や装飾がずらりと並んでいる。

ふわふわの真っ白なムースに、赤いサクランボが味のアクセントとなっている「ムースケーキ」は、見た目のかわいさもあいまってSNSでも話題の人気メニュー。そして「喫茶 築地」の代名詞ともいえるほど有名なのが「ウインナー珈琲」。ホットコーヒーにホイップクリームをのせた、昔から受け継がれてきたこだわりの一杯だ。

クラシカルな店内には、非日常的な時間が流れている。昭和レトロな世界観に浸りながら、純喫茶ならではのグルメを味わおう。

店名	喫茶　築地
時間	11：00～18：00
定休日	無休
問い合わせ	075-221-1053
アクセス	阪急京都河原町駅下車すぐ
住所	京都市中京区河原町四条上東入【MAP】

河原町おすすめ喫茶店⑥美しいバラのクリームソーダが人気。「コーヒー&ワイン ヴィオロン」【禁煙】

細い路地にあるビル1階の奥にある穴場スポット「コーヒー＆ワインヴィオロン」。クラシックの名曲が流れる、レトロな雰囲気が素敵なお店。名前の通り、自家焙煎のコーヒーや店主がセレクトしたワインを取り揃えている。

コーヒーやワインはもちろんのこと、クリームソーダも絶大な支持を集めている人気のメニュー。鮮やかなブルーのソーダに、バニラアイスクリームで作られたばらの花が飾られた芸術的な逸品。

店内にはカウンターが8席。夜営業のお店なので、飲みに行った後の二軒目にもおすすめ。オーナーは純喫茶の名店「フランソワ喫茶室」で働いておられたこともあるそう。クラシック音楽に癒やされながら、時にはオーナーとの会話を楽しむ大人な時間を過ごすのもいいだろう。

店舗	コーヒー&ワイン ヴィオロン （coffee&wine Violon）
時間	17：00～翌1：00 ※日により変動あり（木曜日は18：00～翌1：00）
定休日	日曜
問い合わせ	―
アクセス	阪急京都河原町駅下車 約9分
住所	京都市下京区清水町297-1すえひろビル1階奥【MAP】
URL	https://violon2010.com/

まとめ

カフェとはまた少し違う、大人で重厚な趣が漂う喫茶店。創業当時のレトロな建物が残されていたり、昔ながらのメニューを味わえたりと、それぞれの喫茶店ならではの魅力にあふれている。ぜひ京都の喫茶店巡りへ出かけてみよう。

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この記事を書いたのは…　TOKK編集部I

京都在住。休日の過ごし方はもっぱら京都のまち歩き。美術館や社寺、お笑いライブがとくに好き。花より団子。

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