阪急大阪梅田駅からほど近い茶屋町エリアに2024年3月、カプセルトイ専門店「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」がオープンした。

カプセルトイ販売機が1階フロアだけで1200台、5月に新設された2階も加えると計2400台以上！注目を集める国内最大級のカプセルトイスポットを訪れた。

※掲載している商品は取材時点のものです。完売となっている場合がありますので、予めご了承ください。※店舗により取り扱いが異なります。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」にさっそく行ってきました！

「ガチャガチャの森」は、ゲームファンから長年親しまれたゲームセンター「アミュージアム茶屋町店」の跡地に開業した。

白と黒のモノトーンでまとめられたガラス張りの外観は、おしゃれなブティックのよう。店舗に近づくと、ずらりと並ぶカプセルトイ販売機が見えてきた。

カプセルトイをするのは久しぶり。どんなカプセルトイと出会えるんだろう。ワクワクしているのが自分でもわかる。

「いらっしゃいませ」と明るい女性スタッフの声に迎えられた。やっぱりブティックみたい、と思いながら店内へ。おぉ、これは壮観。

高さ約60センチのカプセルトイ販売機が3段ずつ整然と積み上げられ、通路の両脇にそびえ立っている。見上げるその景色は、まさに「森」と呼ぶにふさわしい。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」にはどんなカプセルトイがある？

立体迷路に入り込んだかのような店内には、人気キャラクターやアニメ、ゲーム関連の品々、食品や生活雑貨のミニチュア、動物や昆虫などのフィギュア、おもしろグッズなど、さまざまなカプセルトイ販売機が並ぶ。

どれにしようかな……。キャラクター好きの筆者。「すみっコぐらし」「ミッフィー」「サンリオ」「ディズニー」などの人気キャラが勢ぞろいする一角で、お気に入りの一つ「コウペンちゃん」を発見した。

そのカプセルトイ販売機の説明パネルには、ナスやイチゴなどのかぶり物を身につけ、キュートな表情をした5種類のコウペンちゃんが描かれている。中でも、真っ赤なトマトをかぶってウィンクしているコウペンちゃんに心をひかれた。

よし、これだ。100円玉3枚を投入し、「トマトちゃん、出ておいで」と願いながら、ハンドルを回す。ガチャガチャ。その音と手応えに胸が高鳴る。

コトンと取り出し口に落ちてきたカプセルは黄色。うーん、この色からしてトマトではなさそう。

そーっと開けてみると、トウモロコシの黄色い粒に包まれて、すやすやと眠っているコウペンちゃんが現れた。あら、寝顔もいとおしい。好きなキャラクターなら、お目当ての品じゃなくても満足、満足。むしろハンドルを回してドキドキした分だけ、お得な気もする。

さて次は、とキョロキョロする先に「ボタンを押すと缶・瓶が出てくる！」と表示された「チェリオ自販機マスコット」があった。こんなに小さなカプセルトイから実際に缶が出てくるのだろうか、いったいどんな仕組みなんだろうと興味がわく。100円玉5枚を入れて、ガチャガチャ。コトン。

カプセルには、手のひらにすっぽりと収まる迷彩柄のミニチュア「自販機」が入っていた。米粒ほどの「缶」も一つ。

同封の説明書には、自販機の背面にある小さなフタをあけて缶を入れ、ボタンを押すと取り出し口に落ちてくる、と記載されている。いたってシンプル。缶をなくさないよう注意しながら、早速試してみた。ポチッ、コロン。ふふっ、かわいらしい。「小さきものは、みなうつくし」。清少納言の『枕草子』の一節が思い浮かんだ。

コウペンちゃんが300円、チェリオの自販機は500円。ざっと店内を見回すと、その価格帯が主流のようだ。

と、そのとき、ひときわ存在感を放つカプセルトイ販売機が目にとまった。「1500円」の文字。

大きな丸い目をしたヤモリ「いきもの大図鑑アドバンス　クレステッドゲッコー」の「原寸大フル稼働フィギュア」だった。全長約16センチで26カ所も可動するらしい。しかも「舌パーツ」を差し替えると、表情が変化するという。

なんともリアル。そんなにハイクオリティーなものが入っているなら、1500円でもお得かも？

店内には1万円札対応の両替機が設置されているのでご安心を。

次は実際に使える品物がいいなぁと、大好きなお菓子のパッケージがデザインされたエコバッグに照準を合わせた。

こちらは「くるんとーと 明治 お菓子のぱっけーじ」。明治の「ALMOND」「きのこの山」「たけのこの里」「ホワイトチョコレート」の4種類から一つ出てくるようだ。

狙うは好物の「きのこの山」。100円玉5枚を投入し、「きのこ、来い」と祈りながらガチャガチャ。コトン。

カプセルには、ピンク色の布が折りたたまれて入っていた。広げると、「きのこの山」のイラストがちりばめられていた。

よしっ、狙い通り。30センチ四方のバッグ。納得の収穫だった。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」はさらに2階フロアもオープン！

1階フロアだけで1200台あったカプセルトイ販売機が、2024年5月にオープンした2階も加えると総数2400台以上となった。全国約90店舗の「ガチャガチャの森」の中でも最大規模だ。

「ガチャガチャの森」の運営会社「ルルアーク」の杉浦明日香さんによると「鮮度の高い最新作」を並べた1階に対し、2階は「少し懐かしい、宝探しのような感覚で楽しんでもらえる品々」がラインアップされている。他店では見つからなかったグッズも、ここに行けばあるかも。そんな期待にも応えてくれそうだ。

たびたび訪れるカプセルトイブーム

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」には、ほかにもまだまだ魅力的なグッズが並んでいる。店内を観察すると、キャラクターはもちろん、アクセサリーや実用的なバッグ、ミニチュアなど、カラフルでかわいらしいアイテムが多いことに気がついた。

杉浦さんに尋ねると、「お客様の6割以上が女性なんです。特に大人の女性を意識した品ぞろえをしています」と教えてくれた。確かに、女性客が多い。白を基調にした内装もガラス張りの明るい空間も、女性が入りやすいようにと考えられたそう。

カプセルトイは今、再び大きなブームとなっている。

これまでにも、漫画「キン肉マン」のフィギュア、いわゆる「キンケシ」や、フルカラーで高品質の「ウルトラマン」のフィギュアが爆発的にヒットするなど、カプセルトイブームは度々あった。その頃と比較すると、近頃は女性の愛好家が増えてきたのだそう。

また、最近はカプセルトイでしか入手できない個性的なアクセサリーや実用品、ミニチュアが好まれている。例えば、「カップケーキ」「おにぎり」などのトップのついた指輪、筆者がチョイスしたようなお菓子がデザインされたエコバッグやポーチなど。

SNSで「映える」のもポイントで、インスタグラムでは、カプセルトイのぬいぐるみをミニチュア家具と並べてストーリー性のある構図に仕立てるなど、いくつかのアイテムを組み合わせた「作品」をしばしば見かける。

カプセルトイは毎月400～500種類の新作が発売され、グッズの入れ替わりがめまぐるしい。オープンから間もない同店でも、すでに多くが入れ替わったという。人気キャラクターの「ちいかわ」や「ピクミン」は、入荷当日に売り切れてしまったそうだ。

新作の入荷情報は、どこで入手できるんでしょうか？　「スタッフに気軽に聞いてもらえればいいですよ」と杉浦さん。

同店には常時3～4人のスタッフがおり、来店客に応対している。店内を巡回しながら、カプセルトイ販売機が詰まるといったトラブルにも対応。カプセルの入れ替えや補充も担当し、配置場所や在庫、入荷の状況などもしっかり把握している。お目当てのトイが見つからないときも、声をかけたら笑顔で答えてくれる。頼れる存在だ。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」への行き方

阪急大阪梅田駅から「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」までは徒歩約5分。

まずは大阪梅田駅東側の道路「梅田北野線」へ。ユニクロなどがある側だ。

線路を左手に見ながら、北にまっすぐ進む。

「茶屋町あるこ」「かっぱ横町」の横を通過しながら直進する。

「梅田芸術劇場」が見えたら、その角を右折。

まっすぐ百数十メートル。向かって右手に「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」がある。「梅田芸術劇場」「MBS毎日放送」「梅田ロフト」のすぐ近くだ。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」の感想

魅力的なカプセルトイがそろった「森」での体験は、ドキドキワクワクの連続だった。カプセルトイ販売機2400台の説明パネルを眺めながら、「どれにしようかな」と迷うのは、ウィンドーショッピングの気分。お財布と折り合いをつけながら、楽しみたい。

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」の基本情報

スポット名	ガチャガチャの森　梅田茶屋町店
営業時間	11:00～21:00
休館日	不定休
問い合わせ	070-7893-7140
アクセス	阪急大阪梅田駅下車 約5分
住所	大阪市北区茶屋町15-34【MAP】
URL	https://www.gachagachanomori.com/

「ガチャガチャの森　梅田茶屋町店」を訪れる際のランチ・カフェ情報

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