宝塚の住みやすさは?宝塚暮らしをおすすめする5つの魅力を徹底レポート

宝塚歌劇で全国的にも知られる宝塚市。でもそれ以外のイメージがあまり浮かばないという方も多いのでは?

実際に街を歩いてみると、おしゃれなスポットが多く、ちょっと足を延ばすと自然も豊か。そこで今回は、TOKK編集部が実際に取材する中で感じた、宝塚市の魅力を徹底レポートします。

※新型コロナウイルスの影響により、紹介している施設の営業時間などが変更になる可能性があります。お出かけの際には事前に公式サイトなどで最新の情報をお確かめください。

宝塚は、大阪・神戸にアクセス便利で自然も豊か

宝塚駅周辺

宝塚市からは、大阪・神戸へそれぞれ電車で約30分と、都心部へのアクセスがスムーズ。市内には鉄道の駅が13駅もあり、お出かけや通勤・通学もとても便利です。

宝塚市は、兵庫県南東部に位置する東西約13km、南北約21kmの細長い都市になっていて、南部には住宅街が広がり、北部には山を背景に田園地帯が広がっています

西谷の森公園

そのため、少し足を延ばすだけで、豊かな自然とふれあえるのも特長。阪急・JR宝塚駅からバスで約30分移動すると、ハイキングコースも設置されている「兵庫県立宝塚西谷の森公園」に遊びに行くことができます。

西谷の森公園

里山を生かした「兵庫県立宝塚西谷の森公園」は、自然を肌で感じられるとっておきのスポットです。

西谷の森公園

整備された約2kmのハイキングコースを歩くと、様々な野鳥や植物、ダイナミックな岩肌などが見られ、都会ではなかなか感じられない開放感が味わえます。

西谷の森公園からの展望

展望台からの眺めも素晴らしく、リフレッシュにもぴったりです。

スポット名兵庫県立宝塚西谷の森公園
入園料無料
時間9:00~17:00(4~9月は~18:00)
定休日月曜休(祝日の場合は開園、翌日休)
問い合わせ0797-91-1630
アクセス阪急宝塚駅→阪急バス・西谷の森公園口停下車 約10分(バスの本数が少ないので注意)
住所宝塚市境野字保与谷14-1【MAP
URL http://nishitaninomori.jp/

都会的ながら、花と緑にあふれる街

あいあいパーク
写真提供/あいあいパーク

宝塚市は、園芸の街としても知られ、街中に花と緑があふれているのも魅力。日本三大植木産地の一つ・山本にある「あいあいパーク」は花と緑の情報発信ステーションとして園芸ファンに人気の施設です。

あいあいパークの外観
写真提供/あいあいパーク

イギリスの美しい地方都市・サリーの17世紀頃を再現したおしゃれな雰囲気で、イギリスから移築した温室には、個性的な植物がたくさん並んでいます。

あいあいパークの外観
写真提供/あいあいパーク

ほかにも、グリーンショップ、見本庭園、ライブラリーカフェ、緑の園芸相談、ベーカリーカフェ、ガーデニンググッズや生活雑貨の販売があり、カルチャー教室も展開されているなど、内容がとても充実しています。

あいあいパークの内観
©松村シナ
スポット名あいあいパーク
時間 10:00~17:30(カフェは9:30~17:00LO)
定休日無休(年末年始は休)
問い合わせ0797-82-3570
アクセス阪急山本駅下車 約5分
住所宝塚市山本東2-2-1【MAP
URL https://www.aiaipark.co.jp/

そして園芸の街・山本を代表するスポットとして欠かせないのが、明治18(1885)年創業の「陽春園」です。

陽春園の外観
©松村シナ

約1,000坪の広大な敷地内には、専門知識の豊富なスタッフが厳選したガーデニング用草花が並び、洋蘭や観葉植物を揃えた大温室もあります。

陽春園の外観
©松村シナ

また、さまざまなモデル庭園、かわいいガーデニング用品もたくさんそろっています。

陽春園の外観
©松村シナ

さらに、全国でも珍しい苔をテーマにしたショップ&カフェ「陽春園 パルコジョキ」が併設されているのもポイント。

パルコジョキの外観
©松村シナ

インテリアには、水槽などの容器の中に熱帯植物や苔を飾り、室内で自然の風景を楽しむ「パルダリウム」や「苔リウム」が飾られています。

パルコジョキの内観
写真提供/陽春園

「陽春園 パルコジョキ」に来たなら、ぜひ食べていただきたいのがこちら。「苔リウム」をイメージした「苔パフェ」です。

パルコジョキの苔パフェ
写真提供/陽春園

抹茶パウダーをまぶして苔に見立たてたわらび餅や、抹茶アイス、石庭をイメージさせる甘納豆、小枝にみたてたチョコが盛り付けられています。まさに食べられる「苔リウム」といった感じです。

パルコジョキの苔リウム
©松村シナ

「陽春園 パルコジョキ」にはテラス席も用意されていて、緑に囲まれた空間でカフェタイムを過ごすことができます。

パルコジョキのテラス
©松村シナ

花と緑のある暮らしに憧れる人にとって、「あいあいパーク」「陽春園」のような専門店がある宝塚はとても魅力的な街だといえます。

スポット名陽春園/パルコジョキ
時間 9:00~18:00
定休日無休(年末年始は休)
問い合わせ0797-88-2112
アクセス阪急電鉄 山本駅徒歩10分
住所宝塚市山本台1-6-33【MAP
URL http://www.yoshunen.co.jp/

家族で遊べる広々とした公園も

住みやすさを考えるうえで、子育て世代には公園があるのも重要なポイントですよね。宝塚には約4ヘクタールもの広さを誇る「末広中央公園」があります。

末広中央公園

「末広中央公園」は市民の憩いの場としてだけではなく、いざというときには頼れる防災公園としての機能も備えている公園です。

末広中央公園

水道水と直結した「耐震性貯水槽」があり、約100トンの水を貯めています。災害時に給水が停止した時には、約8,200人の飲料水として3日間給水ができるのだそうです。

末広中央公園

また、ステージの上にはソーラーパネルを備えており、非常用の電源として利用することも。ステージ以外にも風力と太陽光で発電する装置もあり、非常灯や噴水の電力として使うことができるとのことです。

末広中央公園

「もしも」の時にこうした設備があるというのは、住む場所を考えるうえでも大切ですよね。

末広中央公園
スポット名末広中央公園
問い合わせ0797-77-2088
アクセス阪急逆瀬川駅下車 約10分(市役所西側)
住所宝塚市末広町3【MAP

買い物も便利!おしゃれなカフェもたくさん

阪急宝塚駅には食料品からファッション雑貨、ギフト商品までがそろう「宝塚阪急」があるほか、約80のショッピング&グルメ専門店が並ぶ「ソリオ宝塚」もあり、日常の買い物にとても便利です。

また、何度も足を運びたくなるようなおしゃれなカフェもたくさんあります。ここではそのほんの一部をご紹介。

※カフェ&雑貨店など、おしゃれスポットを詳しくご覧になりたい方はこちら
【宝塚のおしゃれカフェ・ショップ】名店から穴場まで人気スポット6選

【宝塚・逆瀬川】GALLERY+CAFE muguet

カフェの外観

阪急逆瀬川駅から歩いてすぐ、築約90年の古民家を改装した空間でゆったりと過ごせる「GALLERY+CAFE muguet(ギャラリーカフェミュゲ)」。

カフェの外観

お庭を眺めながらいただく「本日のランチ」が絶品。

カフェのランチ

旬の素材を使い、彩り豊かに手間暇かけて作られてた料理は、オーナーのお母様が趣味で集めていた古伊万里の器に美しく盛り付けられて提供されます。

カフェの内観

宝塚を訪れたらぜひ一度は立ち寄っていただきたい、そんな特別な空間です。

※写真提供/GALLERY+CAFE muguet

スポ ット名 GALLERY+CAFE muguet
時間11:00~18:00(水曜は~16:00、ランチは月・火・水・土の~15:00)※ランチタイムは予約がベター。受け付けは11時・11時半・13時・13時半、席は2時間制。
定休日木・金曜、日曜不定休
問い合わせ0797-80-7993
アクセス阪急逆瀬川駅下車すぐ
住所宝塚市逆瀬川1-8-5【MAP
URL https://gallerycafemuguet.com/

【宝塚・逆瀬川】un berger manquant

カフェの内観
写真提供/un berger manquant

阪急逆瀬川駅からほど近いビルの2階にある隠れ家的なカフェ「un berger manquant(アンベルジェモンクゥ)」。センスを感じるインテリアで統一されていてとても洗練された雰囲気があります。

カフェの外観
写真提供/un berger manquant

カレーとサンドイッチの食事メニューを提供しているほか、ケーキなどのスイーツも用意されています。食事メニューや焼き菓子、ドリンクはテイクアウトも可能です。

サンドイッチ
写真提供/un berger manquant
カレー

「un berger manquant」は、時々でメニューが変わる創作かき氷が有名で、かき氷好きなら一度は訪れてほしいお店です。

かき氷

訪れた時にどんなかき氷が味わえるか、行ってからのお楽しみです。

かき氷
写真提供/un berger manquant
かき氷
写真提供/un berger manquant
スポット名un berger manquant
時間11:30~19:00
定休日水曜、ほか不定休あり
問い合わせ050-7117-6356
アクセス阪急逆瀬川駅下車すぐ
住所宝塚市逆瀬川1-13-27 トヨタビル201号室【MAP
URL https://www.instagram.com/yukuehumei_no_hitsujikai/

【宝塚・清荒神】シチニア食堂

サラダ

清荒神の住宅街に新しい人の流れを生み出している「シチニア食堂」。

カフェの内観

彩り豊かな旬の野菜がたっぷり入ったメニューが評判で、お昼時はいつも満席になる地元の人気店です。

ランチ

現在は昨今の事情でテイクアウトとデリバリー(宝塚市内)のみで営業されています。

ランチ

テイクアウトメニューもお店で出しているメニューと変わらず、様々な種類の野菜がたくさん盛られていて、そのカラフルさは見るだけで元気が出ます。

ランチボックス

シチニア食堂に伺えば、お料理だけでなく何か新しい出会いが待っている。そんなワクワクする気持ちにさせてくれる素敵なお店です。

カフェの内観

※写真提供/シチニア食堂

※2021年に清荒神の参道に移転され、現在は予約制のランチ営業のみ。詳しくは店舗の公式インスタグラムにてご確認ください。

スポット名シチニア食堂
時間12:00~18:00
定休日水~土曜
問い合わせ 0797-20-0714
アクセス阪急清荒神駅下車 約6分
住所宝塚市清荒神3-14-13【MAP
URL http://sicinia.blogspot.com/
https://www.instagram.com/sicinia_kitchen/

【宝塚・清荒神】KIKILUAK

カフェの内観
写真提供/KIKILUAK

先述のシチニア食堂さんがプロデュースするカフェ「KIKILUAK(キキルアック)」

カフェの内観
写真提供/KIKILUAK

阪急清荒神駅下車すぐ、「宝塚市立中央図書館」と、パイプオルガンを備えたコンサートホール「ベガホール」の間にあります。

カフェの外観
写真提供/KIKILUAK

おしゃれな店内にはマフィンやスコーン、キッシュなどが並び、

焼き菓子
写真提供/KIKILUAK

シチニア食堂同様、野菜たっぷりの日替わりランチプレートのほか、

ランチプレート

オープンサンドやカップサラダなどがラインアップ。

オープンサンド
写真提供/KIKILUAK
サラダカップ
写真提供/KIKILUAK

ドリンクはオーガニックの豆を使ったコーヒーや、季節のフルーツを使ったフレッシュなスムージーも人気です。イートインもテイクアウトも可能なのもうれしいですね。

スムージー
写真提供/KIKILUAK
スポット名KIKILUAK
時間9:00〜17:00
定休日水曜休
問い合わせ0797-81-1058
アクセス阪急清荒神駅下車すぐ
住所宝塚市清荒神1-2-18【MAP
URL https://www.instagram.com/kikiluak/

アートや文化、歴史に触れられる施設も充実

宝塚市は魅力的なカフェが多いだけでなく、「宝塚大劇場」をはじめ、手塚治虫のマンガやアニメの制作体験が楽しめる「手塚治虫記念館」があるなど、アートや文化に触れられる施設が充実していて、洗練された雰囲気が感じられます。

また、2020年6月には「宝塚市立文化芸術センター」がオープンするなど、新しい施設も誕生しています。

宝塚市立文化芸術センター」は、多彩な展覧会を催すメインギャラリーなどを備えた、文化芸術に親しむセンターエリアと、四季折々の草花で彩られる庭園エリアからなる複合施設です。

宝塚市立文化芸術センターの鳥観図

現在は新型コロナウイルスの影響で限定的なオープンとなっていますが、今後の展開がとても楽しみです。

宝塚市立文化芸術センターの外観

※「宝塚市立文化芸術センター」の詳しい情報についてはこちら。
【関西在住なら知っておきたい】宝塚に新しいアートスポットが誕生

また、全国的にも珍しい公設民営映画館「シネ・ピピア」があるのもうれしいポイント。

宝塚は、かつて小津安二郎や黒澤明などの巨匠が撮影を行った宝塚映画製作所が存在した街です。そんな宝塚市で、規模は小さいながらも映画ファンの心を魅了する作品を上映し続けています。

他にも、安産祈願・子授け祈願で名高い「中山寺」や、

火の神・台所の神として信仰されている「清荒神清澄寺」など、歴史を感じる寺院があり、地域の人々に親しまれています。

長く続く歴史と新しい文化がバランスよく共存しているのは素晴らしいですね。

以上、宝塚暮らしをおすすめする5つの魅力をご紹介しました。

アクセスが便利で買い物がしやすく、都会的な雰囲気ながら、自然も身近にあふれている街・宝塚。他県や他市から宝塚市に移住してきた人に話を伺うと、「宝塚は本当に暮らしやすい!」とみなさん口をそろえておっしゃいます。

移住を考えている方は、ぜひ一度実際に街を訪れ、雰囲気を体感してみてくださいね。

この記事を書いたのは… TOKK編集部

「TOKK(トック)」編集部I。西宮生まれ、西宮育ちの宮っ子。サンドイッチが大好きで、ある店に3年間通い詰めて毎日サンドイッチを食べていたことも。また、ハイキングTOKKの編集制作を担当していた経験から野鳥が好きになり、外出すると必ず野鳥がいないか探す習性が。興味があるのは、レトロなもの、昭和のカルチャー全般。

阪急沿線情報紙「TOKK」は2020年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

【Instagram】@tokk_hankyulocalmedia

【Twitter】@hankyu_tokk

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