【第150回都をどり】2024年4月1日~30日まで、源氏物語をテーマに祇園甲部歌舞練場で開催

京の街で桜が満開を迎える頃に始まる「都をどり」。2024年は、4月1日(月)~30日(火)まで、12:30~、14:30~、16:30~の1日3公演を京都祇園にある祇園甲部歌舞練場で開催する。

都をどりの歴史や概要と、見どころを簡単に解説、チケット購入はページの一番下にある「都をどり公式サイト」から。

「都をどり」とは?

「都をどり」は京都に5つある花街のうち、最も格式が高いとされる祇園甲部の芸妓、舞妓が披露する舞の公演のこと。春の公演を「都をどり」、秋の公演は「温習会」と呼ばれ、京都の季節の風物詩として国内はもとより地元の方、海外からの観光客ほか多くの人が足を運びます。一度も幕をおろすことなく舞台転換される点も通常の演劇公演とは異なります。

「都をどり」の歴史

2024年都をどり記者発表 井上八千代師
2024年2月19日の記者発表でお話をされる京舞井上流五世家元井上八千代師

第一回の都をどりが開催されたのは明治5年、第一回京都博覧会の附博覧(余興)でした。2024年に第150回を迎えますが、戦中戦後の6回とコロナ禍を除いては毎年必ず上演され、伝統をつないでいます。振り付けを担当するのは第一回から変わらず、京舞井上流。京舞井上流は寛政年間に宮廷文化を基に創られた祇園甲部の正式流派です。

見どころは毎年変わるテーマと、新調される衣裳

2024年都をどりの衣装合わせ
2024年2月19日に行われた記者発表での衣裳合わせの様子

2024年の都をどりのテーマは源氏物語。芸妓、舞妓のあでやかな衣裳も毎年新調され、匠の手による衣裳が公演で披露されています。舞の振り付けは京舞井上流五世家元井上八千代師、唄、三味線、鳴物の生演奏など、連綿と続いてきた京都の伝統文化に触れることができる機会となっている。

2024年は記念すべき第150回記念公演。アーティスト村上隆さんによる花見小路アーチとぼんぼりが登場

2024年村上隆さんによる花見小路四条のアーチとぼんぼり
第150回記念公演用に制作されたアーティスト村上隆さんによる花見小路アーチとぼんぼりのサンプル

第150回都をどり開催を記念して、花見小路四条に設置されるアーチと、花見小路沿いにかかげるぼんぼりを世界的アーティスト村上隆さんが担当。

2024年村上隆さんによる都をどりのアーチとぼんぼり
近づいてみると村上隆さんの代表的なモチーフであるお花が。

【関連情報】2024年9月1日(日)まで京都市京セラ美術館で開催の『村上隆もののけ京都』展

      詳細はこちらから

『都をどり展』を大丸京都店1階特設会場で開催

2024年2月28日(水)~3月12日(火)までは、大丸京都店(四条烏丸)1階の特設会場にて『都をどり展』を開催。都をどりの原画12点のほか、総をどりで着用された衣裳などを展示。こちらもぜひ足を運んでみては。

会場名祇園甲部歌舞練場
公演期間2024年4月1日(月)~30日(火)
公演時間12:30~、14:30~、16:30~の1日3公演 ※公演時間は約1時間
休演日無休
料金茶券付一等観覧席7,000円、一等観覧席6,000円、二等観覧席4,000円、二等学生観覧券2,000円
問い合わせ075-541-3391(月~金10:00~17:00)
住所京都市東山区祇園町南側570-2【MAP
チケット購入https://miyako-odori.jp/

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