日本を代表するチョコレートブランドはコレ!おすすめ必食ブランド5選
2021.01.24グルメ
【2022年12月14日更新】
チョコレートといえば、大手メーカーのチョコレートが主流だった時代は過ぎ、今や日本各地に、こだわりを持ったチョコレート専門店が増加中。
いったいどんなブランドがあるの?
ブランドがありすぎてよくわからない。
まずは、代表的なブランドを知りたい。
そんな方に、チョコレート通の編集部スタッフが、数ある名店の中から、特に注目の日本のチョコレートブランドをご紹介します。
バレンタインの贈り物を考える時にも、参考にしてみてくださいね。
目次
世界初!ホワイトチョコレート専門店もある日本のブランド「ショコラティエ パレ ド オール」
大阪でパティシエとしてスタートした三枝俊介さんが、カカオの魅力に引き込まれ、2004年に西梅田オープンしたチョコレート専門店。三枝さんは、カカオの選別から焙煎、製造、完成まですべて自社で行うBean to bar(ビーントゥバー)に取り組む日本のショコラティエの一人です。カカオへの探求心は尽きることがなく、2019年には、世界に先駆けてビーントゥーバーで作るホワイトチョコレート専門店までオープンしました。
代表作は店の名前を冠した名作「パレドオール」
「パレドオール」は、円盤型のチョコレートに金箔が貼られた高級感あふれるガナッシュチョコレートです。修業先のフランス・リヨンにある名店「ベルナシオン」の看板商品「パレドオール」をリスペクトした、三枝さんの自信作。
自家製カカオバターから作るホワイトチョコレートは、これまでのホワイトチョコレートのイメージを覆す、上品で軽やかな甘み。ぜひ一度は食べておきたいメニューです。ほかにも、乳酸菌入りのチョコレート「からだにおいしすぎるショコラ」、名酒を使った「獺祭ショコラ」など、インパクトを残す商品を数多く生み出しています。
【販売場所】
ショコラティエ パレ ド オール 東京・大阪
ショコラティエ パレ ド オール ブラン(ホワイトチョコレート専門店/東京)
アルチザン パレ ド オール(Bean to Bar専門店/山梨)
全国の百貨店等のバレンタイン催事
公式オンラインショップ
日本のショコラティエの立役者のブランド「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」
フランスの名店「ラ・メゾン・ドュ・ショコラ」や「ミッシェルショーダン」等での修業時代に、カカオの虜になったショコラティエ・土屋公二さん。まだ日本ではチョコレートといえば大手メーカーが作るものが主流だった1999年、東京・渋谷に、カカオの学名「テオブロマ」を店名に掲げたチョコレート専門店をオープン。日本に本格的なチョコレート文化を広めた先駆者です。
手掛けたチョコレートは、世界のショコラ愛好家らが選ぶ品評会「C.C.C」でゴールドタブレット、「インターナショナルチョコレートアワーズ」世界大会で銀賞を受賞するなど、世界の名だたる賞を受賞。日本のトップショコラティエとして独創的なチョコレートを生み出し続けています。
誰からも愛される口溶けの良い「生チョコトリュフ」
特におすすめなのは「生チョコトリュフ」。パリッとしたビターチョコレートの中にはキャラメル風味の生チョコレートが入っています。滑らかなチョコレートと優しい甘み、カカオのフルーティーな香りの調和が見事。誰に贈っても喜ばれる、上品なおいしさです。
【販売場所】
MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ)渋谷本店
CACAO STORE(bean to bar専門店/東京)
ジェラテリア テオブロマ(ジェラート専門店/東京)
全国の百貨店などのバレンタイン催事
公式オンラインショップ
日本ならではの素材を、斬新かつ大胆にチョコレートに使うブランド「パティシエ エス コヤマ」
兵庫県三田市に店を構える「PATISSIER eS KOYAMA(パティシエ エス コヤマ)」。バウムクーヘンやロールケーキなど名品は数多く、チョコレートにもその実力が発揮されています。手掛けるチョコレートは、「インターナショナルチョコレートアワーズ」や「サロンデュショコラパリ」など世界的なコンクールで毎年のように賞を受賞し、その名を世界に轟かせています。
特徴は、日本ならではの素材とチョコレートの見事な掛け合わせ。誰も食べたことのない、味の想像すらできない前代未聞のチョコレートが、次々に誕生しています。
毎年登場する新作コレクションに注目
毎年新作のボンボンショコラを詰め合わせる「CHOCOLOGY」シリーズは、赤紫蘇、ごぼう、奈良漬などの食材から、醤油や味噌といった調味料まで、「まさかその食材が?」という驚きのフレーバーがラインアップ。口の中で変化していく香りと食感、味わいに、小山さんの探求心と、チョコレートの奥深さを知らされます。
【販売場所】
兵庫県三田市の実店舗(店舗は1か所のみ)
全国の百貨店などのバレンタイン催事
公式オンラインショップ
世界の首脳に贈られた日本のチョコレートブランド「MAISON CACAO(メゾンカカオ)」
2015年鎌倉でスタートした、カカオディレクター・石原紳伍さんが率いるアロマ生チョコレート専門店。アロマ生チョコレートとは、水分量を極限まで上げたみずみずしい口溶けのオリジナルショコラです。「MAISON CACAO(メゾンカカオ)」は、コロンビアに自社のカカオ農園を所有し、栽培から加工まですべて自社で行っています。
ブランドのコンセプトは「人生を豊かにするチョコレート」を提供すること。食の分野だけでなく、アートやデザインと融合した「新しいカカオの体験」を楽しんでもらいたいという思いが込められています。また、「アロマ生チョコレート」は、2019年のG20大阪サミットや第7回アフリカ開発会議、2020年の天皇即位の礼で、各国首脳への手土産に選出。まさに日本を代表するチョコレートなのです。
まず味わうなら「アロマ生チョコレート」のマスカットフレーバー
「アロマ生チョコレート」の代表的なフレーバーが、「 MAISON(マスカット)」。
マスカットフレーバーは、各国首脳への手土産に渡された中でも一番好評だったそうです。コロンビア産のフルーティーなビターチョコレートを、山梨の自社農園のシャインマスカットを主役に、シャルドネワインをアクセントに。マスカットの華やかな香りとみずみずしさが一粒に詰まっています。まるでコスメや雑貨のようなパッケージには、フレーバーをイメージした詩と音楽が付き、豊かな感性を広げてくれます。
【販売店舗】
MAISON CACAO関東エリア7店舗
全国の百貨店等のバレンタイン催事
公式オンラインショップ
カカオの栄養素を壊さない新製法&ノンシュガーのチョコレートブランド「COCO KYOTO(ココキョウト)」
京都・西院に本店を構えるビーントゥーバー専門店「COCO KYOTO(ココキョウト)」。まだその名を知らない人も多いかもしれませんが、これから注目のブランドとして紹介します。
その理由は、スーパーフードであるカカオの栄養素に注目し、パティシエ・横田克久さんが、おいしさと健康を両立させたこだわり抜いたチョコレート作りを行っているところ。
手掛けるお菓子は、すべて白砂糖・食品添加物不使用、グルテンフリー。白砂糖の代わりに、羅漢果、有機アガベシロップ、有機ココナッツシュガーという3つの天然甘味料(白砂糖の約10倍のコストがかかる!)を使っています。また、通常行うカカオ豆の焙煎はせず、低温焙炒や天日干しなどの手法を取り入れたロー(RAW)チョコレート作りにも力を入れています。できるだけ熱を加えないことで、カカオ本来が持つ栄養素を損なわずに体に届けることができるのです。おいしさにも体への配慮にも妥協しない、パティシエの揺るがないこだわりが、一粒に詰まっています。
ビーントゥーバーのタブレットとローチョコボンボン
白砂糖よりもさっぱりとした後味の天然甘味料と、単一産地のカカオ豆で作ったタブレットは、インターナショナルチョコレートアワードで2017年から連続で賞を受賞。産地ごとに異なるカカオの個性が分かりやすく味わえます。
また、ローチョコレートというと、生チョコのイメージを持つかもしれませんが、上の写真のように見た目は通常のボンボンショコラと同じような形。ほうじ茶やラズベリーなど様々なフレーバーがあり、罪悪感を持たずにいくつでも食べてしまいたくなるおいしさです。
【販売場所】
京都本店
西院店
百貨店等のバレンタイン催事
公式オンラインショップ
ここで紹介したのはほんのひと握り。まだまだ日本には、魅力的なチョコレート専門店がたくさんあります。オンラインショップを開設しているお店がほとんどなので、遠方に住んでいる人もぜひ一度味わってチョコレートの世界を楽しんでくださいね。
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この記事を書いたのは… TOKK編集部T
「TOKK(トック)」編集部T。豊中育ち→箕面→豊中→池田→神戸・岡本→池田と阪急沿線を転々とする。そのたびに、その街と周辺を隅々まで歩き、住人だからこそ分かる見どころを掘り起こしている。次に住んでみたいのは阪急京都線の大山崎。趣味は、おいしいもの発掘と山歩き。
阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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