【連載】たかつきDAYS vol.6「涼を求めて、週末プチトリップ!」

大阪府高槻市で暮らす日々の魅力を連載シリーズでお伝えするWebTOKK版「たかつきDAYS」。最終回となる第6回のテーマは「涼を求めて、週末プチトリップ!」です。 高槻を代表する景勝地・摂津峡や歴史を学ぶ市内のミュージアム、照りつける日差しをしのぐ大きなクスノキなど、地元のツアーガイドの案内でこの夏オススメのスポットをお届けします。

清涼感溢れる滝

摂津峡の涼を最大限に楽しむ

摂津峡に唯一残る旅館「摂津峡 花の里温泉 山水館」で昼食と温泉の満喫プランを楽しんだあとは、涼しげな渓谷美を堪能する夏の週末はいかが? 日差しを遮る緑の木々の中を歩いていると、マイナスイオンを帯びたひんやりとした空気が体を包み、気持ちよく散策できます。

旗を持つツアーガイド男性

<ツアーガイド>  摂津峡 花の里温泉 山水館 代表 長山正剛さん

「川沿いを歩いても3 kmもないコンパクトさは摂津峡の魅力。お好みのドリンクを入れた水筒を持って、風光を感じながら歩いたり休んだりで楽しんでほしいですね」。

渓谷美を堪能できる旅館「摂津峡 花の里温泉 山水館」

摂津峡の川沿いに面し、自然をたっぷりと感じながら宿泊、日帰り温泉を楽しめる旅館。昼食と温泉の満喫プランは、「花玉手箱重」と、キジ鍋か雲海鍋の「鍋膳」の2つのコースがあります。最近は将棋の王将戦が行われ、将棋ファンの間でも有名に。

旬の素材を詰め込んだ「花玉手箱重」

「花玉手箱重」は、和食ひと筋の料理長が、季節ごとに旬の素材をぎゅっと一つのお重に。

渓流を眺める露天風呂

眺めがすばらしい露天風呂の泉質は、ヌルヌルの肌触りの重曹泉。他に大浴場も利用できます。

スポット名摂津峡 花の里温泉 山水館
日帰りプランの時間11:30~14:30
問い合わせ072-687-4567
アクセス JR高槻駅→市営バス→塚脇停下車 約20分
住所高槻市原3-2-2【MAP
URLhttps://www.sansuikan.com/
高さ10mほどの滝が流れる様子

高さ10 mほどの白滝。長山さんは、「近くには行者岩があり、昔はここで滝行をしたのでは?」。

橋の面影が残る岩場

「山水館と旧白滝茶屋の間には、かつて『小川亭』という茶屋があり、そこへ行く橋の面影が残ります」と長山さん。

Pick Up!ひんやりグルメ 喉ごしもいい絶品せいろをツルっと。

せいろに盛られた蕎麦

摂津峡の入り口にある「手打ちそば 花の里 あら木」。高槻生まれ高槻育ちの店主・荒木宏之さんが打つ、冷たいせいろ蕎麦は、まずは塩をつけて食べるのがオススメ。蕎麦の実の香りと味がきりりと引き立ちます。

「縁あってここに店を開きましたが、自然を感じられるいい場所です」と荒木さん。窓からの景色も楽しめます。

店名手打ちそば 花の里 あら木
時間11:30~14:00(蕎麦がなくなり次第終了)
定休日月・火曜 (不定休あり)
問い合わせ 072-689-0203
アクセスJR高槻駅→市営バス→塚脇停下車 約8分
住所高槻市塚脇5 -1-1 【MAP
URLhttps://www.instagram.com/soba.hananosato/

歴史も学ぶミュージアムめぐり

ミュージアム内は涼しくて、夏はありがたいおでかけスポット。高槻の歴史に関係するミュージアムは、それぞれ時代ごとにフォーカスした展示をしています。まずは、古墳時代をフィーチャーした今城塚古代歴史館から。三島古墳群の概要を映像で解説したり、今城塚古墳の築造過程をジオラマで再現したり、古代の歴史ロマンを体感することができます。

旗を持って埴輪にまたがるツアーガイドの男性

<ツアーガイド> 今城塚古代歴史館 館長 内田真雄さん

「今城塚古墳のほかにも、この館から眺めることができる緑の山の中には古墳があります。身近な地元が歴史の舞台だったということを感じてほしいですね」。

古代の神秘を肌で実感「今城塚古代歴史館」

今城塚古墳の展示

継体大王の陵墓といわれる今城塚古墳に隣接。この古墳ができた時代はあらゆる種類がそろうハニワの全盛期とされ、館内にも多くのハニワが展示されています。夏期には、子どもたちを対象としたワークショップも開催。

家、人、動物などのハニワの展示

家、人、動物など、今城塚古墳で見つかった本物のハニワ群を展示しています。

武人のハニワ

この武人のハニワは、高槻市のPR マスコットキャラクター・はにたんのモデル。

スポット名今城塚古代歴史館
時間10:00~17:00(入館は~16:30)​
入館料無料
休館日月曜(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月28日~1月3日)
問い合わせ072-682-0820
アクセスJR高槻駅→市営バス→今城塚古墳前停下車すぐ
JR摂津富田駅→市営バス→今城塚古墳前停下車すぐ
住所高槻市郡家新町48-8【MAP
URLhttps://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/4551.html

様々な企画展示も好評「しろあと歴史館」

江戸時代の大名行列の様子を再現した模型

高槻城三の丸跡の一角に建つ歴史博物館。戦国時代から江戸時代にかけての高槻の歴史を資料や模型で紹介しています。展示室入口の床はガラス張りになっていて、高槻城の石垣の構造がひと目でわかるように。この夏は、企画展「郷土玩具くらべ 推しどっち?」が無料で開催されるので、涼しい館内でぜひ鑑賞を。

高槻城の石垣の構造がわかるエントランス
スポット名しろあと歴史館
時間10:00~17:00(入館は~16:30)​
入館料無料
休館日月曜(祝日の場合は開館、翌平日休)、年末年始(12月28日~1月3日)
問い合わせ072-673-3987
アクセス阪急高槻市駅から徒歩約10分、JR高槻駅から徒歩約15分
住所高槻市城内町1-7【MAP
URLhttps://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/4653.html

Pick Up!ひんやりスイーツ 高槻限定のソフトクリームをペロッ。

クッキーがトッピングされたソフトクリーム

しろあと歴史館で歴史を学んだあとは、「THE CITY BAKERY 高槻城公園」へ。CBクッキーソフトクリームは、マスカルポーネが入ったコクのあるソフトクリームに、ザクザクとしたチョコレートチャンククッキーをオン。「THE CITY BAKERY」各店の中でも、高槻城公園店だけで食べられる特別メニューです。

店名 THE CITY BAKERY 高槻城公園
時間8:00~19:00
定休日なし(年末年始を除く)
問い合わせ 072-648-4440
アクセス阪急高槻市駅から徒歩約8分、JR高槻駅から徒歩約13分
住所高槻市野見町6-8【MAP
URLhttps://thecitybakery.jp/shop/takatsuki

レトロ建築で歴史を知る「安満遺跡公園歴史拠点展示館」

レトロな平屋の洋館

旧京都大学高槻農場本館および付属屋(登録文化財)のレトロな建物の中で、弥生時代の安満にあったムラの暮らしを紹介する施設。当時使われていた食器や農具のレプリカは直接手でふれることができ、ムラの始まりや春夏秋冬の人々の暮らしを映像で知ることができます。弥生時代の環濠の実際の地層も展示しています。

弥生時代の食器や農具のレプリカ
スポット名安満遺跡公園歴史拠点展示館
時間9:00~17:00​
入館料無料
休館日年末年始(12月29日~1月3日)
問い合わせ072-648-4725
アクセス阪急高槻市駅下車 約10分
住所高槻市八丁畷町12【MAP
URLhttps://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/69670.html

大きなクスノキの木陰を求めてプチトリップ

西国街道沿いにある一乗寺の山門をくぐり抜けると、右手に高さ約30m、推定樹齢800年とされる大きなクスノキが目に入ってきます。高槻市の保護樹木に指定されたこの木の太い幹に寄り添いながら、木陰で涼をとるのもいいですね。

ツアーガイドのシェットランドシープドッグ

<ツアーガイド>  一乗寺 名物犬 ハチさん

「木陰を求めるのなら午前中がいいワン。クスノキの裏手にある竹林は期間限定で公開していて、こちらも涼しいワン。近所の畑山神社にも大きなクスノキがあるワン」。

大きな楠と寺院

応永34(1427)年に日親上人が建立した寺院。クスノキは、「弁慶の駒つなぎ」と呼ばれていますが、実際に弁慶と結びつける史料はなく、その大きさ、太さからイメージされたのかもしれません。

竹林の木陰

期間限定で公開される竹林も涼やか。

スポット名 一乗寺
問い合わせ 072-685-3043
アクセスJR高槻駅 もしくは 阪急高槻市駅→市営バス→梶原東停下車すぐ
住所高槻市梶原2-9-12【MAP
URLhttps://www.takatsuki-kankou.org/spot/339/

この夏は涼を求めて、高槻観光を楽しもう!

一年を通して連載してきたシリーズの最終回は高槻の観光地としての魅力に迫りました。自然がつくる絶景ポイントが点在する摂津峡で、マイナスイオンに包まれての散策は癒やしのひとときになりました。コンパクトに巡れるのも、暑い夏にはありがたいポイントです!市内のミュージアムや一乗寺も、日帰りで気軽に巡ることができますので、週末を利用してぜひ訪れてみてください。

高槻観光をもっと楽しむなら、「自然、歴史、グルメ、アートなどのプログラムを通して高槻ならではの体験を楽しめる 『オープンたかつき』 や観光スポットと周辺の飲食店の情報が掲載された『たかつき観光アプリ』の利用もおすすめです!


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【連載】たかつきDAYS vol.1「いきものと暮らす。」

【連載】たかつきDAYS vol.2「生活を彩る花とグリーン。」

【連載】たかつきDAYS vol.3「エシカルな手みやげを買って。」

【連載】たかつきDAYS vol.4「高槻城園芸術文化劇場 開幕!」

【連載】たかつきDAYS vol.5「ゆるっと体と心のメンテナンス。」

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