宝塚歌劇団・月組トップスター、月城かなと(つきしろかなと)さんインタビュー 激動のドイツが舞台のミュージカルと東京がテーマのショーの2本立て

2023年8月18日から9月24日まで宝塚大劇場で上演の月組公演、ミュージカル『フリューゲル -君がくれた翼-』、東京詞華集(トウキョウアンソロジー)『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』。

お芝居の見どころや、ショーについて月組トップスター・月城かなとさんにお話を伺いました。

お芝居について教えてください。

東西で分断されていたドイツを舞台に、ベルリンの壁崩壊へと向かう激動の時代を描いたオリジナル作品です。歴史的に重いテーマではありますが、人々の温かいやりとりが多く描かれています。さらに、統一後の国で自分達がどのような未来を描いていくのかというメッセージ性もあり、ハートウォーミングな作品として楽しんでいただけるのではと思っています。

見どころについて教えてください。

東ベルリンで軍人として生きるヨナスを演じます。海乃演じる西ドイツの歌手ナディアのボディーガードを任されますが、ヨナスはそれを不満に思っている少し堅物な役どころ。自由奔放なナディアとの関係性は面白くもあり、徐々に変わっていく二人の絆にも注目していただけるようお稽古に励んでいます。

オリジナルの作品を演じるにあたって。

オリジナル作品は、役作りにおいて自分の想像を膨らませていく楽しさ、難しさがあると考えています。組としても久しぶりのオリジナル作品ですので、皆で試行錯誤しています。それほど遠くない時代を描いていることもあり、実際にその時代を生きた人を理解し、周りの環境がヨナスをどう作っていったのかを大切にしたいと思っています。

軍人であるヨナス役について。

ヨナスは軍服を着ている時は軍人として命を燃やしていますが、軍服を脱ぎ市井の人と触れ合っている時には感じるものが変わっていると思います。軍人としてのヨナスと、本来のヨナス自身の葛藤が描かれていますので、揺れ動く様を表現できればと考えています。

ショーについて教えてください。

東京を舞台に、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と時代が万華鏡のように移り変わっていく、珍しく面白いスタイルのショーになっていると思います。私と海乃は、各時代で惹かれ合うも結ばれず輪廻転生していく間柄で、どのような形でラストのデュエットダンスに行き着くのか、そんな二人の関係性も楽しんでご覧いただければと思います。

月城かなとさん過去のインタビューはこちら

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