宝塚歌劇団・宙組トップスター、真風涼帆(まかぜすずほ)さんインタビュー 宙組一体となって挑む、傑作スパイ小説の舞台化で鮮やかにラストステージを彩る

2023年3月11日から4月17日まで宝塚大劇場で上演の宙組公演、アクション・ロマネスク『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』。

お芝居の役作りや見どころ、退団公演を前にした今のお気持ちなどを宙組トップスター・真風涼帆さんにお話を伺いました。

お芝居について教えてください。

イアン・フレミングの小説「007/カジノ・ロワイヤル」を元にした、ミュージカル作品です。007といえば、スタイリッシュでアクションが多いイメージですが、今作では丁寧な心理描写やカジノ会場での緊迫した駆け引きなども引き込まれる展開になっています。ぜひその点も注目していただければと思います。

役づくりについて教えてください。

スパイの代名詞ともいえる、ジェームズ・ボンドを演じます。ボンドは歴代様々な方が演じてこられた役ですが、生まれながらのヒーローではなく職務として努力を積み重ね、一流の名にふさわしい見識を培ってきた人物。だからこそ魅力的に映ると。私が今まで宝塚歌劇団で過ごしてきた経験を生かして、自分なりのボンド像を作っていければと考えています。

見どころを教えてください。

プロローグから男役はスーツで登場し、みなさまが想像されるボンドらしい場面から始まります。また今作では、潤花が演じるデルフィーヌなど原作にはないキャラクターも多く登場します。小池先生ならではのエンターテインメント性の高い明るく、華やかでゴージャスな作品です。アクションシーンやミュージカルならではの音楽に合わせた振りもあって見どころの多い作品に仕上がっているのではないかと思います。

退団を前にした今の心境は?

初舞台生を迎えるこの時期はいつも初心に帰りますが、そんな時期に自分の節目を迎えることを感慨深く感じています。稽古に入った今は「これが最後」というより、宙組が一体となって作品に取り組めていることをうれしく思っています。組のみんなからのパワーやお客様から多くの愛をいただき、支えていただいて本当に幸せだと感謝しています。

宙組のメンバーや次期トップスターの芹香さんに伝えたいことはありますか?

常に隣で支えてくれ、背中を押してくれた芹香にバトンを渡せることを本当にうれしく思っています。組の皆も頼もしく、宙組の歴史を繋いでくれると安心していますが、自分の思いや考えを持ちながら常に柔軟に対応する気概を大切にして欲しいと願っております。

真風涼帆さん 過去のインタビュー記事はこちら

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