宝塚歌劇団・月組トップスター月城かなとさんインタビュー 。2022年の幕開けは月組から。勢いのある一年になるよう願って舞台に立ちたい!

1月1日より、宝塚大劇場で上演中の月組公演、ミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』、ジャズ・オマージュ『FULL SWING!』。お芝居の役作りや、ショーの見どころについて、月組トップスター・月城かなとさんにお話を伺いました。

お芝居の内容について教えてください。

ロマンスとファンタジーにあふれ、宝塚歌劇の世界観にもぴったりの作品です。困難を乗り越え進もうとする主人公をはじめ、登場人物達も前向きで明るく楽しいストーリーですが、やはり現在の状況の中でこの作品に出演し、演じることの意味も考えました。原作の世界観を大切に、宝塚らしさと未来への希望をお届けできる作品にしていきたいと思います。

役作りについて教えてください。

私の演じる健司は基本的に自信がないタイプなのですが、やると決めたらどんどん前へ進んでいく強いパワーを持っています。覚悟を決めた後の瞬発力に一番共感すると共に、自身の強みも同じ所だと、演じる中で気づかされました。宝塚大劇場でのお披露目公演でこのような素敵な役をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。

ショーについて教えてください。 

『ビギン・ザ・ビギン』や『フレネシー』ほかスウィングジャズの名曲とともに、ストーリー仕立てでお送りするショーです。大人っぽく、ザ・宝塚といった雰囲気のショーはファンの頃から大好きですし、出演できることをとても嬉しく思います。お芝居と雰囲気もガラッと変わりますので、全く違った世界観をお客さまにも楽しんでいただければと思います。

理想とされているトップスター像はありますか?

作品やその時々に変化するものではないかと考えています。何よりも月組の皆に支えられて私があること、皆の力があるからこそトップとしての存在があるということを忘れずにいたいと思っています。

どのようなトップコンビを目指されますか?

お互いに体当たりしながら、苦しみながら、もがきながら、お稽古に励む。この部分はこれまでと同じ、演じる限り続いていくことだと二人とも考えています。今は、宝塚大劇場でのお披露目公演ということで緊張の続く毎日ですが、舞台の上で心から楽しんでいる二人の姿をいつもお見せできるようになりたいと思っています。

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