宝塚歌劇団・花組トップスター柚香光(ゆずかれい)さんインタビュー 。花組誕生100年に贈るファンタジックなお芝居と華やかなショー作品

11月6日より、宝塚大劇場で上演中の花組公演、三井住友VISAカード シアター『元禄バロックロック』、三井住友VISAカード シアター『The Fascination(ザ ファシネイション)!』。

お芝居の役作りや、ショーの見どころについて、花組トップスター・柚香光さんにお話を伺いました。

お芝居について教えてください。

忠臣蔵で描かれている主君に対する忠義、侍魂(さむらいだましい)といった精神性をベースとしながら、西洋的な要素や男女のロマンスなどがまじりあうファンタジックな作品です。オリジナル作品ならではの、手探りで作品を作り上げていく過程も楽しみながら、お稽古(けいこ)に励んでいるところです。

クロノスケの人物像は?

今回演じるクロノスケを一言で表すなら少年漫画の主人公です。未知への探求心にあふれ、想定外の出来事や苦難におそわれると逆にエネルギーが湧いてくるタイプの人物だと思います。初めて演じる役柄ということもありますが、今まで感じたことがなかった心の動きが自分でもわかり、とても貴重な体験をさせていただいています。

ショーについて教えてください。

名曲、名場面で花組の歴史を一気に振り返ることができる素敵なショーです。花組誕生から今日まで、様々な方の思いに支えられ、積み上げられてきた歴史を考えると、重責ではありますが精いっぱい努めさせていただきたいと考えています。

柚香さんにとって“花組”のイメージはどのようなものですか?

やはり美しく咲く花のイメージですね。洗練されていて、温かく、華やか、といった言葉を連想します。お稽古に入る前に過去の花組のショー作品についても観返しましたが、その中で感じたのは、花組は代々品格ともてなしの心を先輩方から受け継いでいるということでした。この礎(いしずえ)がイメージの土台となり、花組の雰囲気を作っているのだと思います。

新しく娘役トップに就任された星風さんとはどのようなトップコンビを目指しますか?

お稽古の中で感じているのは、芸事にむかう姿勢や考え方が私ととても似ているということです。相手役が変われば、私にも自然と変化するところが出てくると思いますが、二人でいつも良い作品を作るために何ができるかを考え、それを表現していくことができる。そんなトップコンビになれたらと考えています。

過去のインタビュー記事↓↓
花組トップスター・柚香光さんにインタビュー。久しぶりのオリジナル作品で花組の熱気を届けたい!
宝塚歌劇トップスターインタビュー 花組トップスター 柚香光(ゆずかれい)さん

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