【瑠璃光院】チャンスは年2回!公開最新情報、見どころ、アクセス、御朱印、周辺観光までを完全ガイド。
2022.05.29おでかけ
黒塗りの机に映り込むモミジの絶景で大人気の瑠璃光院。
公開は春と秋の年2回のみ、瑠璃光院が人気となったリフレクションもみじ、その他の見どころ、アクセス、御朱印や写経など瑠璃光院で出来ること、周辺の観光スポットをご紹介していきます。
目次
深緑の春、紅葉の秋のみ公開、見頃の頃は予約のみ拝観可能と競争率は高め
2022年の秋は12月12日(月)まで拝観でき、ハイシーズンの前は予約なしでも拝観できる期間が設けられています。
予約なし拝観:2022年10月1日(土)10月31日(月)、12月5日(月)〜12月12日(月) 10時~17時(16時30分閉門)
紅葉の見頃の時期は事前予約でのみ拝観可能に。
予約のみ拝観期間:11月1日(火)~12月4日(日)9時~18時 ※この期間の拝観は公式サイトから事前予約を
予約サイト https://rurikoin.komyoji.com/
瑠璃光院の春の青もみじの特別公開については、2022年4月15日~6月13日まで開催されていました。2023年も同じ時期になりそうですね。
JR京都駅から瑠璃光院へのアクセス
瑠璃光院には駐車場、駐輪場がありませんので、公共交通機関でしか行くことができません。観光の拠点となるJR京都駅からのアクセスを紹介します。詳細な記事もあわせてご確認ください。
【乗り換えなし】JR京都駅から、京都バスに乗車して八瀬駅前下車(約60分、片道400円)
【乗り換え1回】JR京都駅から京都市営地下鉄に乗り、終点の国際会館駅へ、京都バスに乗り換え八瀬駅前下車(所要20分、片道290円)
【タクシー利用】JR京都駅から片道約4,000円
詳細なアクセス案内はこちら【JR京都駅、阪急京都河原町駅から瑠璃光院へのアクセス】もみじの絶景までの分かりやすい行き方紹介】
瑠璃光院について
一般公開が行われるようになるまでは、隠れた名刹であった瑠璃光院。
数寄屋(すきや)造りの名人・中村外二、庭園は佐野藤右衛門一統の作とされています。「瑠璃の庭」「臥龍の庭」「山露路の庭」の3つの庭園からなり、春の青モミジ、秋の紅葉の美しさを堪能できます。
政治家であり実業家でもあった田中源太郎が建立した庵(いおり)を、大正末から昭和の初めに大改築し自然を借景とした名庭を造営したのが瑠璃光院のなりたち。
高級料理旅館として利用されていた時代もありますが、無量寿山 光明寺の京都別院(寺院)として、現在は一般公開されるようになりました。
瑠璃光院の見どころ
門をくぐり、中に入ると足元に苔、頭上を埋め尽くすモミジ、モミジ。一歩足を踏み入れた瞬間から、カメラを向けたくなる風景が続きます。
また、苔マニアの方や日本庭園に興味のある方にはたまらない、素敵な景色が続きます。
水うちがされ、しっとりとした雰囲気にも感心してしまいます。
書院の玄関前には池があり、赤や金色の大きな鯉が優雅に泳いでいます。
絶景が撮影できる書院が一番の見どころ
絶景が撮影できる書院に入る際は、玄関で靴を脱ぎ、係の方からパンフレット、写経用のボールペンと用紙を受け取ります。
入って最初に見られるのが机にリフレクションするもみじの絶景。
春の緑、秋の朱、まったく違う絶景はため息モノ。年に2回ぜひ訪れてください!
大きな窓がすべて開け放たれ、風も心地よい書院の2階。部屋の周囲も木の床に囲まれ、そこにももみじが映り込みます。
絶景を堪能したら、写経にも挑戦…
書院にはいくつか部屋があり、その一室で写経をすることができます。書院に入る際にいただいた写経の用紙をボールペンでなぞって完成させます。写経は本堂で志(こころざし)と共に納めることもできますし、持ち帰ることもできます。
次は、書院の2階から見下ろしていた「瑠璃の庭」を、1階から見るために移動します。
同じ庭園でも2階と1階ではまったく景色が異なります。奥までずっと続くかのように手入れが行き届いています。
紅葉の時期の景色も本当に美しいですね。
書院の中はグルっと一回りすることができますが、床モミジが美しい場所がいくつかあります。
料理旅館として使われていた時期もある瑠璃光院。来客をもてなすための設えはさすがです。
青モミジの色が部屋の中まで緑に包みます。
茶室「喜鶴亭」から見える庭園の様子。角度、景色を切り取る窓の大きさに変化をもたせて、もみじを楽しめるようにした設えが素敵です。
御朱印は本堂で。お志(こころざし)もお忘れなく!
2022年春の一般公開では、日付のみ自分で入れるという御朱印でした。書院の1階に設けられた本堂の中、机の上に置かれており、お志を入れて、御朱印をいただきます。
こちらは年によって変更があるようですので、受付の方に内容や設置場所を確認してください。
瑠璃光院の建つ京都八瀬(やせ)について
瑠璃光院は京都市の中でも北に位置する八瀬(やせ)です。
山のふもとに広がる八瀬エリアは古来、「矢背」と書かれ、壬申の乱で戦った天武天皇が背中の矢傷を癒すためにこの地を訪れたと伝わります。
山と川が織りなす渓谷の風景が美しく、春は新緑、夏は川遊び、秋は紅葉、冬の雪景色など、京都市内からも多くの人が訪れる場所です。
スポット名 | 瑠璃光院 |
公開時期 | 春と秋の年2回 |
お問い合わせ | https://rurikoin.komyoji.com/contact/ |
アクセス | JR京都駅から京都バスに乗車、八瀬駅前停下車約15分 |
住所 | 京都市左京区上高野東山55【MAP】 |
URL | https://rurikoin.komyoji.com/ |
瑠璃光院とあわせて行きたいもう一つの名所・蓮華寺
瑠璃光院の周辺には、もう一つのもみじの名所・蓮華寺があります。
京都ではタクシーの運転手さんなどが隠れたもみじの名所として、案内されることが多いお寺です。
蓮華寺へは瑠璃光院から徒歩で約15分。
蓮華寺の詳細はこちらから 京都瑠璃光院~蓮華寺の移動は徒歩約15分。行くなら一緒に巡るべき京都・八瀬(やせ)エリアのもみじの名所。
スポット | 蓮華寺 |
時間 | 9:00~17:00 |
問い合わせ | 075‐781‐3494 |
定休日 | 毎年8月24日は13:00から受付開始 |
拝観料 | 400円 |
アクセス | 阪急京都河原町駅、JR京都駅から京都バスに乗り換え「上橋」下車すぐ、京阪出町柳駅から叡山電車乗り換え、三宅八幡駅下車約10分、駐車場あり |
住所 | 京都市左京区上高野八幡町1【MAP】 |
さらに一足伸ばせば、貴船(きふね)神社も行ける
叡山電鉄を使って、八瀬駅から2駅目・宝が池駅まで戻り鞍馬線に乗り換えれば、貴船神社も行くことができます。瑠璃光院から貴船神社までの移動所要時間は約1時間です。
約1,300年前には創建されていたという由緒ある貴船神社は水の神様を祀っています。全国に2,000社あるとされる水の神の総本社です。
スポット名 | 貴船神社 |
時間 | 本宮 開門時間 6:00~20:00(5/1~11/30) 授与所受付時間 9:00~17:00(水占みくじ、御守、御朱印などの授与受付) |
問い合わせ | 075-741-2016 |
アクセス | 叡山電鉄貴船口駅で下車、京都バスのりかえ貴船停下車約15分 |
住所 | 京都市左京区鞍馬貴船町180【MAP】 |
URL | https://kifunejinja.jp/ |
最後に
いかがでしたか?瑠璃光院へはぜひ行きたいと思っている方も多いのではないでしょうか?青モミジ、紅葉、どこにもない絶景はとても美しいです。周辺観光も含め、京都市内から少し足を延ばせば行ける名所へ皆さまもぜひ!
この記事を書いたのは、TOKK編集部 K
生まれも育ちも京都。阪急電車の全駅を紹介した『まちあるき手帖 神戸線・宝塚線・京都線』を編集し、阪急電車の全駅を踏破した経験の持ち主。気になること、興味の対象は数限りなく、一日24時間では足りない!
うどん/コーヒー/ロードバイク/猫/読書/SNS(dispoで何を撮影するのが良いかお悩み中のこの頃)/ピラティス/和菓子/パン/電車/旅/東京/アンティーク/写真/建築
阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から49年目を迎える情報紙。関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月1回、各30万部発行するメディア。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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