【JR京都駅、阪急京都河原町駅から瑠璃光院へのアクセス】もみじの絶景までの分かりやすい行き方紹介
2021.08.21おでかけ
100種以上のカエデモミジが美しい京都八瀬(やせ)の瑠璃光院。
書院の机に反射するもみじの絶景がSNSでも評判のもみじスポットですが、京都の中心部から離れているため、アクセスが分からない!という方も多いのではないでしょうか。
瑠璃光院には駐車場がありませんので、アクセス方法は公共交通機関のみとなっています。
使いこなせると便利な京都の交通網ですが、慣れていない場合は複雑すぎて、間違ったところへ行きそうで怖いともよく聞きます。
この記事ではJR京都駅からなるべくシンプルで分かりやすい瑠璃光院への行き方と、それぞれいくら交通費がかかるのかについて、ご紹介していきます。
また、京都の中心部・河原町から瑠璃光院へのアクセスについてもご紹介しています。
それではまずJR京都駅からのアクセスです。
目次
【乗り換えなし】
時間に余裕がある方は京都バス1本で。JR京都駅からは約60分(運賃:片道400円)
京都駅・中央出口からバス乗り場へ向かい、C3乗り場から京都バス「大原ゆき」で八瀬駅前まで乗車。瑠璃光院まで乗り換えなしでいける方法はこの1つだけ。バスの本数が1時間に2本と少なめなこと、時間がけっこうかかる点を除けば簡単、安心です。
【京都駅から八瀬駅前までの京都バス時刻表はこちらから】
【乗り換え1回】
地下鉄と京都バスの組み合わせ(運賃:片道520円)
JR京都駅から京都市営地下鉄に乗り、終点の国際会館駅まで移動(所要20分・片道290円)
国際会館駅のバス乗り場から京都バス(所要7分・230円)に乗り「八瀬駅前」で下車
【国際会館駅から八瀬駅前までの京都バス時刻表はこちらから】
この方法は、道路が混みあう京都の中心部を地下鉄で移動しますので、渋滞に巻き込まれる心配がなく、時間が読めるという点でおすすめです。
次は個人的に一番おすすしたいアクセス方法です。
徒歩×京阪電車×叡山電車の組み合わせで時短(所要:35分、運賃:片道540円)
JR京都駅に着いたら、京都駅から京阪電車七条駅まで徒歩で移動(10分)します。
※京阪電車七条駅へは京都タワー前の塩小路通(しおこうじどおり)を鴨川に突きあたるまで進んでください。
京阪七条駅からは、京阪電車で終点の出町柳駅へ。
京阪電車出町柳駅で叡山電車に乗り換え、八瀬比叡山口駅まで乗車してください。
時間がはかりやすいので、予定が多めの方、スケジュール通りに行きたい方には一番おすすめのアクセス方法です。
そして最後は奥の手、歩きたくないという人におすすめのアクセス方法です。
歩きたくない!楽なのが一番!という方には
大勢ならタクシー利用もおすすめ(片道:約4,000円)
京都駅には大きなタクシー専用ターミナルがあり、タクシーが次々とやってきますので待ち時間はほぼゼロです。雨の日など天候が悪い時は思い切ってタクシー利用もおすすめです。所要時間は約30分です。
次はショッピングや食事、観光にも便利な京都の中心部河原町エリアから瑠璃光院へのアクセス方法です。
京都の中心部・河原町から瑠璃光院へのアクセス
①京都バス一本で乗り換えなしの33分
京都バス・四条河原町停から「大原ゆき」に乗車、約33分で八瀬駅前に到着です。
四条河原町バス停の時刻表はこちらから
一番最初に紹介したJR京都駅を出発した京都バスは、四条河原町を経由して八瀬方面へ向かいますので、京都駅から乗るより、バスの乗車時間が短くなります。
②電車を乗り継ぎ約20分
次に便利なのが、京阪電車・祇園四条駅から終点の出町柳駅へ移動、出町柳駅からは叡山電車に乗り換え、終点の八瀬比叡山口駅で下車する方法です。
電車を乗り継ぎする方法は悪天候も関係なく、混雑に巻き込まれることないため安心です。
ここまで瑠璃光院への簡単アクセスをご紹介しましたが、いかがでしたか。他にも多くの行き方がありますが、なるべくシンプルなものを選んでみました。
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最後に瑠璃光院の見どころを紹介していきますので、ぜひ読んでみてください。
もみじに包まれるかのよう、机に反射するもみじが美しい京都瑠璃光院
春と秋のみ公開される瑠璃光院。庭園のもみじが机に反射し、映り込む絶景で人気の寺院です。案内に従って、書院の2階にあがり、係の方に教えられた場所にカメラを置くと、誰でもこの風景が撮影できるのです。
室内に置かれた机の天板に庭のもみじが映り込む様子は写真とともに、動画も撮影しておきたいです。机の天板がまるで水面のように揺らめくダイナミックな景色を端から端まで、より美しい状態で残せると思います。
瑠璃光院は、関西を代表する政治家であり実業家でもあった田中源太郎が建立した庵(いおり)で、大正末から昭和の初めにかけて大改築され、自然を借景とした名庭を造営しました。
高級料理旅館“喜鶴亭”として利用されていた時代を経て、現在は、無量寿山 光明寺の京都別院(寺院)として拝観できるようになっています。
順路に沿って1階へ。視点を変えて庭園を楽しんで
柱など景色を遮るものがほとんどなく、大きな窓と高い天井、庭園を室内に取り込む大きな開口から素晴らしい景色を堪能できます。
書院の1階部分からは、庭園の奥深くまで見通すことができるようになっています。また、一面をおおう苔が特に美しいです。
風景を壁に切り貼りしたかのようにも見える茶室。こういった楽しみ方も本当の贅沢だなと感じますね。
苔の上に散る赤い葉。庭園の秋の一コマ。
ご住職によると、八瀬のもみじの葉は、小ぶりなことも理由かもしれない…。とのことでした。瑠璃光院の庭園にあるもみじの葉も、うすくて沢山の光を透かす、小ぶりな葉ばかり。
風が吹くと可憐に揺れる小さな葉が幾重にも重なる様子が、もみじの美しさをより一層引き立てて見せてくれるのではないでしょうか。
スポット名 | 瑠璃光院 |
時間 | 春と秋に特別公開。詳細は下記公式サイトをご覧ください。 |
問い合わせ | 075 -781-4001 |
アクセス | 叡山電車・八瀬比叡山口駅下車約5分、JR京都駅から京都バスに乗り換え、八瀬駅前下車すぐ |
住所 | 京都市左京区上高野東山55【MAP】 |
URL | http://rurikoin.komyoji.com/lp/ |
八瀬の歴史
有名な観光地がいくつもある京都の中でも「八瀬」は、他と比較すると、まだあまり知られていない場所ではないでしょうか。
地理的には、下鴨神社があり、個性的な店が多く人気の出町柳エリア、紅葉の名所として知られる大原。そのちょうど中間にあたります。「大原へ行くのに通ったことはある」という人も多いかもしれませんね。
ちなみに八瀬は「矢背」と書かれることもあります。
古代では最大の内乱といわれる「壬申の乱」の際に、背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が「八瀬のかま風呂」で傷を癒したことに由来しています。
それ以降も平安貴族、武士たちから、保養の地として愛されてきた歴史があり、観光地ではなく、ゆっくりと過ごす場所として受け継がれてきた歴史があります。
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最後に
複雑でわからないという声も多い、京都の交通機関。中心部から離れ、自動車も使えないとなると、初めての方は一気に難易度があがりますね。
今回は①乗り換え回数が少なく分かりやすい、②乗り換えのための場所移動が分かりやすい、という2点を優先してアクセスをご紹介しました。
瑠璃光院は本当に美しいもみじが見られる場所ですので、ぜひ京都観光の予定にも入れてみてください。
この記事を書いたのは、TOKK編集部 K
生まれも育ちも京都。阪急電車の全駅を紹介した『まちあるき手帖 神戸線・宝塚線・京都線』を編集し、阪急電車の全駅を踏破した経験の持ち主。気になること、興味の対象は数限りなく、一日24時間では足りない!
うどん/コーヒー/ロードバイク/猫/読書/SNS(dispoで何を撮影するのが良いかお悩み中のこの頃)/ピラティス/和菓子/パン/電車/旅/東京/アンティーク/写真/建築
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