京都で竹林の名所といえばここ!撮影にも人気の京都市洛西竹林公園
2020.07.28おでかけ
太陽がまぶしく、緑が輝く季節。日頃のストレスから解放されて、森林浴を楽しむならぜひ京都市洛西竹林公園へ。京都らしい雰囲気が漂う竹の小径は、フォトスポットとしても人気です。
そんな京都市洛西竹林公園の魅了をたっぷりとご紹介します!
約35,000㎡もの広大な敷地は見どころ満載
古くから京たけのこの産地として有名な洛西の地に、昭和56年に開園した京都市洛西竹林公園。 約35,000㎡もの敷地では、地元産はもちろん、全国から集められた様々な種類の竹を見ることができます。
公園に一歩足を踏み入れると、一瞬で別世界が広がります。竹の葉がさわさわと揺れる音に、鳥のさえずりが響き渡り、心が洗われるようです。
苔むした飛び石が並ぶ竹の小径は、とても京都らしい風情があり、最近ではフォトスポットとしても人気を集めています。
約110種もの竹類が公園内で見られる
道の両サイドに植栽されている竹類の品種は、なんと約110種にものぼるとのこと。初めて見る竹も多く、珍しい形に思わず見入ってしまいます。
中でも特に興味深いのが「亀甲竹(キッコウチク)」です。 節の表情が亀の甲羅に似ていることからこの名前が付けられたそう。
そのほかにも、木の幹に当たる竹稈(ちくかん)が黄金色をしていて、緑色の細い筋が等間隔に入る「金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)」など、自然が織りなす造形のすばらしさにうっとりします。
“見て楽しい”だけじゃない学べる「竹の資料館」
多種多様な竹が見られるのはもちろん、その生態が学べる「竹の資料館」も、京都市洛西竹林公園の大きな魅力です。
パネルや実物の展示を通して、竹の特性を詳しく理解することができます。
強力な地下茎が山崩れなどの防災に役立っていることを学んだり、竹の種がどんな形かを実際に見たり。
身近な存在でありながら、知らないことが多く驚きの連続です!「竹の資料館」では、竹の工芸品も販売しているのでお土産の購入もぜひ。
「竹の資料館」で竹の生態を学んでから、もう一度園内を歩いてみると、またちがった角度から竹を観賞することができて二度楽しい!
120年に一度しか咲かない竹の花が見られるかも!?
再び園内を歩いていたら、なんと幸運なことに先ほど展示パネルで見かけた竹の花を発見! 一般的な花のイメージとは違い、稲穂のような形で、中心の白い部分がおしべとなっています。
竹は花を咲かせる植物ですが、その周期は解明されておらず、品種によっても異なるとのこと。 中には120年に一度しか咲かないとされる品種もあるそうです。 いつ咲くかわからないので、見られたらとても幸運!
園内にある竹には、品種ごとに名称が書かれた看板が設置されているので、花を探しつつ、いくつの品種に出合えるか数えて歩くのも面白そう。
カシロダケ
ヤブコウジ
ギンメイチク
チゴカンチク
ヒメハチク
メグロチク
オウゴンホテイ
ベニホウオウチク
シボチク
アオナリヒラ
ゴマダケ
カンザンチク
クロチク
スズコナリヒラ
トサトラフダケ ・・・とまだまだたくさんあります!
他にも、応仁の乱ゆかりの「百々橋(どどばし)」など歴史的な遺構が移築されていたり、
地下鉄烏丸線の建設の際、事前発掘調査によって出土した、旧二条城の石垣の石材に使用されていたものとされる石仏があったり、
京都市洛西竹林公園には竹林のほかにも見どころが盛りだくさん!
帰りは阪急洛西口駅または阪急東向日駅まで歩いて、竹林と竹垣が美しい「竹の径」を歩いて帰るのもおすすめですよ。
ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
スポット名 | 京都市洛西竹林公園 |
料金 | 入園無料 |
時間 | 9:00~17:00(入園は~16:00) |
休園日 | 水曜休 |
問い合わせ | 075-331-3821 |
アクセス | 阪急桂駅→市バス・南福西町(竹林公園前)停下車すぐ |
住所 | 京都市西京区大枝北福西町2-300-3 【MAP】 |
URL | http://www.rakusai-nt.com/tikurin/index.html |
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