【宝塚の穴場・観光スポット】地元民にもおすすめの隠れた名所8選

手塚治虫ゆかりの地としても有名な宝塚市には、意外と知られていない名所や観光スポットがたくさんあります。

そこで今回は、地元の人にもあまり知られていない穴場の観光スポットをご紹介します。

※新型コロナウイルスの影響により、紹介している施設の営業時間などが変更になる可能性があります。お出かけの際には事前に公式サイトなどで最新の情報をお確かめください。

【建築】雲雀丘の高台に建つヴォーリズ建築「高碕記念館」

高碕記念館
©松村シナ

建築に興味がある人なら誰もが知っているウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築を見学できるのが「高碕記念館」です。

高碕記念館
©松村シナ

「高碕記念館」は、実業家・高碕達之助の住居として使用されていた建物。

高碕記念館
©松村シナ

ヴォーリズ建築の代表的なスタイルの一つである、腰折れ屋根のコロニアル・スタイルの特色がよく表現されています。

高碕記念館
©松村シナ

実用性に重きを置いた設計の中に、アーチ状の窓など美しい意匠が凝らされていてとても素敵です。

高碕記念館
©松村シナ

「高碕記念館」は、阪急雲雀丘花屋敷駅から続く、南斜面の高台にあるため、緑豊かな街並みを見渡すことができるのも魅力です。

高碕記念館
©松村シナ

雲雀丘一帯は、大正時代に“緑の中に赤い屋根”のイメージのもと開発され、山麓部の地形をそのまま生かした住宅地としては国内最初期のものとなります。

「高碕記念館」を訪れる際には、ぜひ歴史が息づく雲雀丘の街並みにも注目してみてくださいね。

高碕記念館
©松村シナ
スポット名高碕記念館
料金無料
時間10:00~16:00
定休日月曜休(祝日の場合は開館、翌日休)
問い合わせ072-740-3500
アクセス阪急雲雀丘花屋敷駅下車 約7分
住所宝塚市雲雀丘1-7-58【MAP
URL https://www.shokuken.or.jp/culturalasset/about.html

【建築】白鯨をイメージした外観が圧巻の「カトリック宝塚教会」

カトリック宝塚教会
©松村シナ

「カトリック宝塚教会」は、昭和を代表する建築家・村野藤吾(1967年文化勲章受章)が設計した教会です。

当時の大司教(後の枢機卿)をはじめ、初代の主任司祭、信者たちの熱い思いを重く受け止め、村野藤吾が“神の家”“祈りの家”にふさわしいようにと設計し、1965年に建築されました。 

カトリック宝塚教会
©松村シナ

特徴的な外観は、“大洋を漂い続けた白鯨がようやく安住の地を見つけた”と、村野自身が語ったように白鯨をイメージしてデザインされたそうです。

カトリック宝塚教会
©松村シナ

内部の天井が湾曲していることで生み出される光の陰影は、息をのむような美しさ。周囲の喧騒から離れて静かに自分の内面を見つめたいなどに、ぜひ訪れていただきたい教会です。

スポット名カトリック宝塚教会
時間9:00~16:30(日曜は11:30~13:00)
※見学不可の時間帯あり。詳しくは問い合わせ。
休会日土曜・祝日休
問い合わせ0797-72-4628
アクセス阪急宝塚南口駅下車 約7分
住所宝塚市南口1-7-7【MAP
URL http://www.takarazuka.org/

【建築】宝塚市に住んだ村野藤吾、晩年の作品「宝塚市役所」

宝塚市役所
©松村シナ

1940年から宝塚市に住んでいた村野藤吾が、昭和55(1980)年、御年89歳の時に竣工したのが「宝塚市役所」です。

宝塚市役所
©松村シナ

L字型の構造に、列柱が並ぶ回廊が壮麗な雰囲気を感じさせます。

宝塚市役所
©松村シナ

2層吹き抜けの市民ホールや、グランドフロアに続く螺旋(らせん)階段など、随所にこだわりが感じられ、見ていて飽きません。

宝塚市役所
©松村シナ
宝塚市役所
©松村シナ

吹き抜けの市民ホールは、第66回兵庫県広報コンクール(映像部門)で「特選」を受賞した、宝塚市シティプロモーション動画「LOVE & CITY ~ TAKARAZUKA RIVERSIDE STORY ~」に登場するダンスシーンの撮影場所にもなっているんですよ。

その動画にも宝塚市の名所がたくさん登場するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

↓動画はこちらから
https://takarazuka-citypromotion.jp/movie/#movie-main

スポット名宝塚市役所
時間9:00~17:30
定休日土・日曜・祝日休
問い合わせ 0797-71-1141
アクセス阪急逆瀬川駅→阪急バス・宝塚市役所前停下車すぐ、または阪急 逆瀬川駅下車 約15分
住所宝塚市東洋町1-1【MAP
URL http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/

【公園】約4ヘクタールもの広さを誇る憩いの場「末広中央公園」

末広中央公園

宝塚市役所の西側にある、約4ヘクタールもの広さ誇る「末広中央公園」。大型遊具もあり、広々とした芝生で思い思いにゆったりと過ごすことができます。

末広中央公園

ステージも併設されていて、アコースティックミュージックを中心にした、阪神間最大級の音楽イベント「宝塚音楽回廊」の会場としても使用されています。

末広中央公園

また、末広中央公園から武庫川の河川敷に下りて、青空の下で水遊びを楽しむのもおすすめです。

武庫川

遠くには山を望むことができ、とても開放的な気分を味わうことができます。

武庫川
武庫川
スポット名末広中央公園
問い合わせ0797-77-2088
アクセス阪急逆瀬川駅下車 約10分(市役所西側)
住所宝塚市末広町3【MAP

【自然】ハイキングを楽しむなら「兵庫県立宝塚西谷の森公園」

兵庫県立宝塚西谷の森公園

自然の中でリラックスしたり、軽めのハイキングを楽しみたいならおすすめは「兵庫県立宝塚西谷の森公園」。

兵庫県立宝塚西谷の森公園

阪急・JR宝塚駅からバスで約30分移動すると、宝塚駅周辺とはまるで別世界の里山風景が広がります。

兵庫県立宝塚西谷の森公園

公園内でもっとも眺望のよい展望台は、標高約350mの高さにあり、六甲山系などを見渡すことができます。

兵庫県立宝塚西谷の森公園

農地や湿地があり、さまざまな野鳥や昆虫を観察することができるので、親子でお出かけするのもよさそうですね。

兵庫県立宝塚西谷の森公園
スポット名兵庫県立宝塚西谷の森公園
入園料無料
時間9:00~17:00(4~9月は~18:00)
休園日月曜休(祝日の場合は開園、翌日休)
問い合わせ0797-91-1630
アクセス阪急宝塚駅→阪急バス・西谷の森公園口停下車 約10分(バスの本数が少ないので注意)
住所宝塚市境野字保与谷14-1【MAP
URL http://nishitaninomori.jp/

【グルメ】本物を知る大人の食事処「天婦羅家 食心 悠」

天婦羅家 食心 悠
©松村シナ

宝塚市在住で、宝塚市大使を務める間寛平さんがお気に入りという「天麩羅家 食心 悠」

天婦羅家 食心 悠
©松村シナ

旬の素材を生かし、薄い衣で上品に揚げた天ぷらを提供しています。

店主の明るく丁寧な接客や、すみずみまで手入れの行き届いた空間がとても心地良く、一度訪れると何度も通いたくなるのがわかります。

スポット名天麩羅家 食心 悠
時間11:30~14:00(LO13:30)、17:00~22:00
定休日火曜休
問い合わせ0797-81-0743
アクセス阪急宝塚南口駅下車約5分
住所宝塚市湯本町4-25 OCCビル2階【MAP

【カフェ】いつもの自分を取り戻す場所「つばめ軽食店」

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

阪急山本駅からすぐ、ほっと一息つきたいとき、ゆとりを取り戻したい時に訪れたいのが「つばめ軽食店」

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

できるだけ安心・安全な食材を使って気取らず、気張らず、普段使いのごはん「けんこうごはん」が人気のカフェです。

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店
つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

ほかにも、京阪神を中心に活動されているボングーさんが作ったやさしい中にもピリッとしたカレーや、

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

山本の人気ベーカリー「ハナ」さんのパンを使ったお野菜いっぱいのサンドイッチ(小さなサラダ・野菜スープ付き)もあります。

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

そして昨今の事情に鑑みて、テイクアウトも対応されています。※前日20時までに要予約。

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

また、一点物の手作り雑貨などの展示販売やイベントの開催も行っていて、食事だけでなく「つばめ軽食店」で過ごす時間そのものがごちそうといった感じです。

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店

きっとまた一つ、お気に入りのカフェが増えると思いますよ。

つばめ軽食店
写真提供/つばめ軽食店
スポット名つばめ軽食店
時間11:00~17:00
定休日日・月・火曜休
問い合わせ0797-20-1889
アクセス阪急山本駅下車すぐ
住所宝塚市平井1-7-24【MAP
URL https://tsubame.space/

【植物】心を潤す緑と花のオアシス「陽春園」

陽春園
©松村シナ

園芸の街、宝塚の山本を代表するスポットの一つが、明治18(1885)年創業の「陽春園」

陽春園
©松村シナ

ガーデニングが好きな方なら誰もが知っている名店かと思いますが、全国でも珍しい苔をテーマにしたショップ&カフェ「陽春園 パルコジョキ」が2018年9月にオープンしたのをご存じでしょうか。

陽春園 パルコジョキ
©松村シナ
陽春園 パルコジョキ
写真提供/陽春園

インテリアには、水槽などの容器の中に熱帯植物や苔を飾り、室内で自然の風景を楽しむ「パルダリウム」や「苔リウム」が飾られています。

陽春園 パルコジョキ
写真提供/陽春園

「陽春園 パルコジョキ」に来たなら、ぜひ食べていただきたいのがこちら。「苔リウム」をイメージした「苔パフェ」です。

陽春園 パルコジョキ
写真提供/陽春園

抹茶パウダーをまぶして苔に見立たてたわらび餅や、抹茶アイス、石庭をイメージさせる甘納豆、小枝にみたてたチョコが盛り付けられています。まさに食べられる「苔リウム」といった感じです。

陽春園 パルコジョキ
©松村シナ

「陽春園 パルコジョキ」にはテラス席も用意されていて、緑に囲まれた空間でカフェタイムを過ごすことができます。

陽春園 パルコジョキ
©松村シナ

「陽春園」に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

陽春園 パルコジョキ
©松村シナ
スポット名陽春園/パルコジョキ
時間9:00~18:00
定休日無休(年末年始は休)
問い合わせ0797-88-2112
アクセス阪急電鉄 山本駅徒歩10分
住所宝塚市山本台1-6-33【MAP
URL http://www.yoshunen.co.jp/

いかがでしたか?

宝塚にはまだまだ名所やグルメスポットがたくさんあります。ぜひ、今まであまり知らなかった宝塚の新しい一面を探しに、お出かけしてみてくださいね。

この記事を書いたのは… TOKK編集部

「TOKK(トック)」編集部I。西宮生まれ、西宮育ちの宮っ子。サンドイッチが大好きで、ある店に3年間通い詰めて毎日サンドイッチを食べていたことも。また、ハイキングTOKKの編集制作を担当していた経験から野鳥が好きになり、外出すると必ず野鳥がいないか探す習性が。興味があるのは、レトロなもの、昭和のカルチャー全般。

阪急沿線情報紙「TOKK」は2020年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

【Instagram】@tokk_hankyulocalmedia

【Twitter】@hankyu_tokk

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