京都・大宮はパン屋巡りに最適!歩いて行ける5店とパン屋巡りのコツ
2021.02.04グルメ
京都の中心地・阪急烏丸駅から西へひと駅の阪急大宮駅周辺。パン文化が盛んな京都ですが、阪急大宮駅と嵐電・四条大宮駅を中心とした大宮エリアにも、実は個性豊かなベーカリーが多いのです。駅に降り立てば、あちこち電車を乗り継がなくても、駅を中心に歩いて巡れるのがいいところ。
この記事では、大宮界隈のおすすめのパン屋さんと、食べておきたいメニューを、パン屋巡りのコツと共に紹介します。
目次
1日でできるだけたくさんのパンを買って食べたい!パン屋巡りのコツ
せっかくパン屋巡りをするなら、いろんなお店のいろんな種類を購入したいですよね。家族で暮らしている場合は食べたいパンを少しずつシェアすれば、いろんな味を食べられますが、一人暮らしの場合はそうもいきません。欲望と限界の間で、「どれくらい買おうか?」と不安になりますよね。
そこで!
まずは、筆者がパン屋めぐりをする時に実践していることをご紹介します。
スタートは午前中から、がおすすめ
これまでいくつかのパン屋を取材・訪問してきましたが、多くのお店は朝早くから順にパンを焼き始め、だいたいお昼12時前後に一番多くの種類がそろう傾向にあります。その後、さらに追加して作るお店も多くありますが、夕方になるにつれパンは少なくなっていく傾向にあります。たくさんの種類から選びたい、パン屋を複数巡る予定なら、午前中から動き出すのがおすすめです。また、絶対に買いたいパンは、あらかじめ予約しておくと安心です。
パンは「冷凍して後日食べるもの」と「すぐに食べるもの」とわけて購入
「おいしそう!食べたい!」という衝動でパンを買うのも、パン屋巡りの楽しみ。ですが、購入する時に「今日か明日にすぐに食べるパン」と「冷凍して後日楽しむパン」と分けて考えておくと、買いすぎを防げます。食パンやハード系のパンは冷凍保存が可能。食パンの場合、焼きたてよりも一日寝かした方がおいしくなるというパン屋さんも。購入時にお店の人に食べごろを聞いて、計画的に購入するのがおすすめです。
途中、休憩をはさんでパンタイム
あちこちのパン屋を目指して歩いていると、ちょっと疲れてきますよね。休憩もかねて、イートインできるお店はその場で食べて、お腹を満たしてしまいましょう。テイクアウトのみのお店の場合は、ドリンクをコンビニで購入して近くの公園のベンチでランチタイム、というのも、気候が良い季節にはおすすめです!
それでは次から、大宮駅周辺のパン屋さんを、おすすめのルート順で紹介します。
鼻の奥まで充満する自家製粉の小麦の香り!「panscape(パンスケープ)三条本店」
三条商店街の中にあるパンスケープ。お店のドアを開けると、嗅覚を刺激する香ばしい小麦の香りが!この幸せな香りに包まれると、つい、あれもこれもとほしくなってしまいます。
パンスケープは、その香りの元である小麦にこだわりが。「小麦の香りまで味わってもらいたい」と、毎朝店主が工房で自家製粉した国産の全粒粉を使用しています。
パンの種類は約40種類。定番人気は食パンやバターロールです。ハードタイプのパンが多く、全粒粉の割合がそれぞれ異なります。食パンの場合、全粒粉の割合は100%、60%、20%と3種類が用意されているので、食べ比べて味の違いを確かめてみるのもおすすめです。
【パン巡りデータ】
- テイクアウトのみ
- パンが一番そろう時間:12時半頃
- 事前予約:OK
スポット名 | パンスケープ三条本店 |
時間 | 10:00~19:00 ※売り切れ次第閉店 |
定休日 | 火・水曜 |
問い合わせ | 075-821-9355 |
アクセス | 阪急大宮駅下車 約10分 |
住所 | 京都市中京区三条通神泉苑西入今新在家西町19【MAP】 |
URL | http://panscape-kyoto.jp/ |
↓歩いて7分
住宅街にある「kiitos(キートス)」の素朴な北欧パン
日本で北欧がブームになる前の1990年代から、フィンランドのベーカリーで修業した店主が営むパン屋「キートス」。北欧の伝統的な食事パンを中心に、天然酵母で作ったハード系パンやシナモンロールなど、約15種類が並びます。
北欧のパンは、寒冷地でも育つライ麦を使うのが主流で、やや酸味があるのが特徴。長期保存ができるようにと、形にも工夫がされています。
直径約20センチ、薄くて大きな「ハパンレイパ」は、フィンランドの伝統的な食事パン。上下に薄くスライスして、サーモンや生ハムなどを挟んで食べるのがおすすめ!他にも、レーズンやイチジク、くるみ、シリアルが入ったパンや、パン・ド・カンパーニュなど、家庭的な温もりを感じる優しい味のパンがそろっています。
【パン巡りデータ】
- テイクアウトのみ
- パンが一番そろう時間:不定期
- 事前予約:OK(受け取りの2日前が予約締切の商品あり)
スポット名 | キートス |
時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 火曜 |
問い合わせ | 075-842-0585 |
アクセス | 阪急大宮駅下車 約10分 |
住所 | 京都府京都市中京区壬生坊城町33-5【MAP】 |
URL | http://www5a.biglobe.ne.jp/~kiitos/ |
↓歩いて9分
懐かし系パン屋「マンハッタン」のあんバタ
棒に刺したソーセージパン、メロンパン、コーヒーパンなど、昔懐かしいフォルムのパンが店内に並ぶ「マンハッタン」。手書きの値札が味わい深く、作り手の愛情がたっぷり注がれています。
80種ほどが並ぶメニューの中でも、特に人気なのが「あんバタ」 1個172円。口コミで火が付き、今では販売当初の約10倍の数を作っているそうです。
パリッ、サクっとした食感の薄皮ソフトフランスパンの中には、四つ葉バターと十勝産小豆の特注粒餡がきれいに挟まれています。こう見えて甘さは控えめ。気づけばペロリと食べ終わっています…。
「あんバタ」の販売は11時30分頃から。1日限定160本と、作る数が決まっているため売り切れ次第終了になります。確実に購入したい場合は、予約して取り置きしておくのが安心!
【パン巡りデータ】
- テイクアウトのみ
- パンが一番そろう時間:12時半頃
- 事前予約:OK
スポット名 | マンハッタン |
時間 | 7:00~19:00 |
定休日 | 月・火曜 |
問い合わせ | 075-801-4507 |
アクセス | 阪急大宮駅下車 約11分 |
住所 | 京都府京都市中京区壬生辻町18【MAP】 |
↓歩いて10分
京都に来たなら必食!「まるき製パン所」のコッペパンサンド
「まるき製パン所」は、昭和22(1947)年に創業し、京都で長年愛され続ける名店の一つ。多い時には、1日になんと1,000個以上のコッペパンを焼くのだそう。
できたてがどんどん並べられる店頭に、途切れることなく次々にやって来るお客さん。スタッフたちが、笑顔と明るい声で迎えます。活気ある店先の光景は見ていてさわやか!
メニューは、たっぷりのキャベツとハム、プリプリのエビカツ、コロッケ、サラダなどのおかず系から、自家製の餡、クリームを挟んだおやつ系まで、本当に多種多彩!約60種がずらりと並びます。目移りしてしまいますが、定番の「ハムロール」、カレー生地に厚切りハムを入れて揚げた京都のご当地パン「ニューバード」は食べておきたいところ!
コッペパンはかぶりつきやすいので、パン巡りの公園ランチにもおすすめです!
【パン巡りデータ】
- テイクアウトのみ
- パンが一番そろう時間:お昼前
- 事前予約:OK。土日に受け取りの場合は、2日以上前までに予約しておくのがベター。
スポット名 | まるき製パン所 |
時間 | 6:30~20:00(日曜・祝日は7:00~14:00) |
定休日 | 不定休 |
問い合わせ | 075-821-9683 |
アクセス | 阪急大宮駅下車 約8分 |
住所 | 京都市下京区松原通猪熊西入北門前町740【MAP】 |
↓歩いて8分
パン屋ではないけど「ヤオイソ」のフルーツサンドは欠かせません
さて、パン屋巡りも最後の5軒目。阪急大宮駅前に戻りましょう。
明治2(1869)年創業、150年を超える老舗果物専門店「ヤオイソ」。果物店ではありますが、ヤオイソのフルーサンドを語らずに、パン巡りを締めくくることはできません!
「フルーツサンド」は、旬のフルーツがたっぷり入ったヤオイソの名物。
少し塩気のある食パンに、特注の生クリームとたっぷりのフルーツ5種をぎっしり挟んでいます。フルーツは、イチゴ、キウイ、ハネージュメロン、パパイヤ、パイナップルの5種類。ボリュームたっぷり、満足感の高い一品です。
イートインが可能なので、パン巡りの締めくくりにデザートとして食べるのもよし、パン屋巡りのスタートにモーニングとして食べるのもよし!
ヤオイソについては↓の記事で詳しく紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
【関連記事】
【モーニングに】京都の老舗フルーツ店の名品 ヤオイソのフルーツサンド
スポット名 | ヤオイソ四条大宮本店 |
時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 075-841-0353 |
アクセス | 阪急大宮駅下車すぐ |
住所 | 京都市下京区立中町488【MAP】 |
URL | http://yaoiso.com/ |
最後に
大宮エリアのおすすめパン屋さんを紹介しました。どのお店も際立った特徴があるので、一気に5店を巡っても種類が被ることがありません。パン屋巡りのコツも参考にしながら、個性豊かな大宮エリアのパン屋さん巡りを楽しんでくださいね。
この記事を書いたのは… TOKK編集部T
「TOKK(トック)」編集部T。豊中育ち→箕面→豊中→池田→神戸・岡本→池田と阪急沿線を転々とする。そのたびに、その街と周辺を隅々まで歩き、住人だからこそ分かる見どころを掘り起こしている。次に住んでみたいのは阪急京都線の大山崎。趣味は、おいしいもの発掘と山歩き。
阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から49年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2号、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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