街の歴史と文化を知ろう!土器からニュータウンまで 吹田市立博物館

千里丘陵の南東端、緑豊かな紫金山公園内にある吹田市立博物館。吹田市の歴史を紐解けるように、原始古代から近現代や千里ニュータウンの成りたちまでを常設展示しています。

第一展示室では、資料や模型、ビデオなどを時代順に展示解説。新芦屋古墳の主体部の復原は、全国的にも珍しい木室を主体部とした「木室墳」で、その中でも石棺を持つ唯一の古墳です。また山田下村の復原模型(江戸時代末期)や、吉志部神社の「どんじ祭り」の様子なども展示しています。

また第二展示室では、吹田の古代窯業や近世・近代の瓦生産を実物大ジオラマで再現。古墳時代の須恵器窯跡、聖武朝難波宮瓦窯、桓武朝平安宮瓦窯の実物大ジオラマなどを見ることができます。

また季節ごとに開催している特別展も人気を得ています。春と秋には特別展、市民参画による自然や環境展示を行う夏季展示。冬には、小学校の社会科授業と連携した「むかしのくらし」に関する体験型展示も実施しています。

西村公朝作 不動明王(木造・彩色 全高34.0㎝)

特に仏像修復の第一人者で、宗教芸術家としても知られる西村公朝(吹田市立博物館初代館長)の作品を展示する企画展は人気の展示の一つ。

「不動明王」は燃え盛る炎を背に、右手に剣をもち、左手には羂索(けんさく。青、黄、赤、白、黒の五色の糸からなる縄状の仏具)を持った不動明王を彫り出した作品です。目を見開き、口元をしっかりと結んだ厳しい表情ではありますが、童子のような丸みを帯びた姿からは可愛らしさが感じられます。

吹田市立博物館では講演会や歴史講座など親子で参加する、体験型イベントなども多数開催。身近な町の歴史を調べに出かけてみては。

スポット名吹田市立博物館
料金一般 200円、高大生 100円、小中生 50円 ※特別展の場合は別途入館料要。
時間 9:30〜17:15
定休日月曜と祝翌日(月曜が祝日の場合、火曜も休)
問い合わせ06−6338−5500
アクセス阪急吹田駅→阪急バス・紫金山公園前停下車 約4分、または阪急南千里駅→阪急バス・五月が丘停下車 約7分 など
URL http://www2.suita.ed.jp/hak/
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