「伊丹スカイパーク」と「伊丹市立こども文化科学館」は子連れも楽しい人気観光スポット
2024.01.11おでかけ
「伊丹スカイパーク」と「伊丹市立こども文化科学館」は、伊丹の人気観光スポット。「気にはなっていたけど、実際にはどんなところ?」という方も多いのでは?この記事では、大人から子どもまで楽しめる「伊丹スカイパーク」と「伊丹市立こども文化科学館」では実際どんな楽しみ方ができるのか、現地の様子を詳しくご紹介します!
「伊丹スカイパーク」
飛行機の離発着を目の前で見られるスポット
11月某日。やって来ました伊丹スカイパーク。
伊丹スカイパークへの行き方は、阪急伊丹駅から、市バス6番乗り場25系統「神津経由大阪国際空港行き」または22・23系統「岩屋循環」に乗ること約10分。バス停「伊丹スカイパーク・上須古」下車すぐです。
北エントランスから入り、まずは絶好のビューポイント「大空の丘」をめざします。
「大空の丘」飛行機の離発着を間近に見られる眺望ポイント
伊丹スカイパークは、空港滑走路と平行して続く約9haもの広大な公園。中でも「大空の丘」は、園内で最も人気の観覧スポット。
左手北側に北摂山系から六甲山系。右手南側には大阪中心部。眼前には大阪国際空港(伊丹空港)と、壮大なパノラマビューが広がります。
…きた、きた!航空機の離発着シーンは臨場感200%!迫力満点の航空機の離発着を間近に見られるスポット。写真にうつさずにはいられない、そんな気持ちにさせる「大空の丘」。
2023年11月28日からは、2025年大阪・関西万博の開催を記念して、公式キャラクター「ミャクミャク」など大阪・関西万博のオリジナルデザインをまとった特別塗装機「JAL ミャクミャクJET」が運行中。
大阪・関西万博のオリジナルデザインが機体全体に色鮮やかに描かれ、万博開催に向けたわくわく感が表現されているという「JAL ミャクミャクJET」。発見できたらラッキーかもしれませんね!
2023年11月23日(祝)には、「第1回キッチンカーフェスティバル」が開催されていました。
広場に6台のキッチンカーが集結し、軽食・スイーツ・ドリンクを提供。伊丹スカイパーク広報ご担当者様から「超おすすめです!」と教えていただいたイベントです。
このように伊丹スカイパークでは、様々なイベントを随時開催しているそうです。
飛行機のタッチダウンを見ながら、キッチンカーフードに舌鼓。いずれもめちゃうまし。最高です。
「冒険の丘」立体迷路やローラーすべり台などの巨大遊具あり
続いて、いざ「冒険の丘」へ。
黄色と赤にカラーリングされたジャングルジム、砂場、太いロープをネット状に編んだ巨大立体迷路、新装されたローラー滑り台と、遊べる場所が盛りだくさん。一部エリアにはゴム性ウレタンマットが敷かれており、転んでも安全。
子どものみならず、大人も楽しめそう。私も立体迷路にトライ。…スリルあり、面白い!
そしてこの「冒険の丘」、どの遊具からも航空機の離発着が見渡せる!全世代エンジョイできるエリアです。
「つつじの丘」一面に市の花・ツツジが咲き誇る
伊丹市の市民の花は、ツツジ。春ともなれば、中央駐車場近くの斜面2500㎡に、4種類・1万4千本のツツジが咲き誇ります。見頃は4月~5月。
取材で訪れた11月には花は咲いていませんでしたが、葉の緑が目を和ませてくれました。
「カフェ・ド・ハナハナ」テラス席で心地よい青空ランチを
「つつじの丘」から進んだ先に、中央エントランスがあります。
中央エントランス近くには、3階建ての展望室「スカイテラス」があります。3階部分には屋根がかかっていて、雨天時でも展望・休憩が可能。
2階はウッドデッキフロアになっており、青空の下、ちょっと素敵なオープンカフェとして過ごせます。
そのウッドデッキフロアの北詰めにあるのが、「カフェ・ド・ハナハナ」さん。
「カフェ・ド・ハナハナ」さんでは、温かい軽食や各種ドリンク類を提供しています。私は焼おにぎりとベジドッグを購入。
眼下に航空機が滑走するのを眺めながらおいしくいただきました。秋~冬の時期にはおでんもあります。
「スカイテラス」の近くには、伊丹スカイパーク整備中に発掘された「岩屋遺跡出土堰遺構」の復元展示もありました。
古の 伊丹に心を馳せ スカイパーク、なんて。
「星空の丘」「休息の丘」「翼の丘」これらも眺望が半端ない
続いて「星空の丘」へ。「スターライトパス(星空の小道)」と名付けられた道を通り抜けます。スターライトパスは、夜にはまるで光の天の川のようになり、LEDで表現した星座を見ることもできます。
幻想的な雰囲気となる夜の伊丹スカイパークもおすすめです。
滑走路沿いの歩道に降りると、そこは「休息の丘」。縦5.4m、横20.1mのITAMIサインが、右手の土手に現れます。
このITAMIサインも、滑走路を行く航空機から見えてるのかなぁ。
さらに南に進むと「翼の丘」に到着。このエリアにある「ウィングデッキ」は、ボーイング777の主翼と同じ大きさ(61m)。しかもこのデッキも、航空機のダイナミックな離発着シーンを目視できる場所です。
さらに「ウィングデッキ」前は、乳幼児向き遊具エリアになっています。
柔らかい土や芝生で覆われていて、幼子を安心して遊ばせることができます。お子さまと航空機とのツーショットも可能。
広報ご担当者様もイチオシ、乳幼児連れファミリーには特におすすめのエリア。「晴れの日でも、雨の日でも、昼でも、夜でも楽しめるスカイパーク」を具現する場所です。
さらに進み、南エントランス近くにある、ドーム型の「南管理棟」と丘の頂上にある休憩所がオシャレ。
ここも、大阪中心地の方面から着陸体勢に入った航空機の飛来がよく見えるビューポイント。夕暮れ時の数珠繋ぎめいた着陸シーンは見ものです。
「パークセンター」にも立ち寄って
総延長1.2kmのスカイパーク散歩の往路を終了。北エントランスへ戻ります。園内に点在している、出土遺物クイズを楽しみながら。
北エントランス近くにある「パークセンター」も注目スポット。ここでは、大阪国際空港(伊丹空港)で使われていた航空管制レーダーや、2003年に発見された弥生時代の岩屋遺跡に関する展示を見ることができます。
また、伊丹スカイパークフォトコンテストの入賞作品、特別ラッピング飛行機、珍しい航空機などの写真も展示されています。ぜひ立ち寄ってみてください。
伊丹スカイパークを訪れた感想
1993年から始まったスカイパーク整備。航空機騒音の緩衝(かんしょう)緑地として築いた土手に生まれた「伊丹スカイパーク」。今や伊丹市民のみならず、多くの人に喜ばれる公園になりました。未体験の方、ぜひ足を運ばれてください。体験済みの方、何度でも。一期一会の『あなたの空』を見つけてください。
週末はいずれかの駐車場、広場にキッチンカーが来訪予定だそう。公式ホームページにてぜひチェックを。
伊丹スカイパークの駐車場情報
伊丹スカイパークに駐車場は3か所あります。※入庫は20時30分まで。
3つの駐車場と、それぞれから近い主要スポットはこちら
●北駐車場114台…眺望スポット「大空の丘」、展示スペース「パークセンター」など
●中央駐車場75台…3階建ての展望室「スカイテラス」や「カフェ・ド・ハナハナ」、大型遊具のある「冒険の丘」など
●南駐車場152台…眺望が楽しめて乳幼児向き遊具もある「ウィングデッキ」など
<駐車料金(2023年12月時点)>
普通車:20分100円(最大料金なし)、大型バス・中型バス:1回3,000円(要予約)、小型バス・マイクロバス:1回1,500円(要予約)
伊丹スカイパークの基本情報(時間、料金、アクセスなど)
伊丹スカイパークには、阪急伊丹駅から市バスでアクセスできます。21時まで営業しているため、友人同士やデートなら幻想的な風景を楽しめる夜間に訪れるのもおすすめ。
スポット名 | 伊丹スカイパーク |
料金 | 入園無料 |
営業時間 | 9:00~21:00(4月~10月の土・日曜・祝日は7:00~) |
休園日 | 無休 |
問い合わせ | 072-772-3447 |
アクセス | 阪急伊丹駅→市バス・伊丹スカイパーク上須古停下車すぐ |
住所 | 伊丹市森本7-1-1【MAP】 |
URL | https://www.itami-skypark.com/ |
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伊丹市立こども文化科学館
プラネタリウムや体験型展示を通じて楽しく学ぶ
伊丹スカイパークの西北、すぐ近くに「伊丹市立こども文化科学館」があります。
プラネタリウム投影を通して私たちを悠久の宇宙へと誘ってくれる場所。プラネタリウム館と文化センターからなる複合施設です。
「プラネタリウム」は解説員による生解説付きで鑑賞できる
伊丹市立こども文化科学館といえば、絶対に楽しみたいのがプラネタリウム。プラネタリウムの投影室は2階にあります。
プラネタリウムの演目は、「レギュラー投影」「トワイライト投影」「ちびっこ投影」の3種類。
「レギュラー投影」は、その日の夜の星空とともに、旬の話題や季節ごとのテーマを解説員が案内してくれる、全世代におすすめのプログラム。私も「レギュラー投影」を鑑賞してきました。
プラネタリウムの投影室は、直径14m、150席あるドーム型の空間。中央には、初代プラネタリウム機コニカミノルタプラネタリウムの「MS-15AT」に代わり、2013年に導入された大平技研の「MEGASTAR-ⅡB itami」(メガスター・ツー・ビー・イタミ)が設置されています。
この日のテーマは、「今夜の星空&プラネタリウム100周年」。プラネタリウムの美しい星々の光景を眺めながら、惑星と星座の物語に耳を傾けます。
約50分の壮大な宇宙旅行に心が癒されました。プログラム内容は季節により変わりますので、その時々の内容をお楽しみください。
「トワイライト投影」は土曜16時15分からの特別プログラム。解説員による生解説を聞きながら、プラネタリウムを味わえます。天の川を星粒で再現し、宇宙の奥行きを感じさせてくれるプラネタリウム「メガスター」の星空をじっくりと楽しみたい方におすすめだそうです。
日曜・祝日10時からが、未就学児とその保護者が対象の「ちびっこ投影」。解説員による今夜の星空案内と、季節ごとにテーマが変わる物語を楽しめます。子どもが泣きやまない時などは、スタッフの誘導で室外へ出てもOK。子連れでも行きやすいですね。
広報ご担当に聞いた、プラネタリウムの豆知識
科学館の広報ご担当によると、100年前にドイツで生まれた近代的なプラネタリウム。後にドイツのみならず世界中に広まり、スペクタクル娯楽として大人気になったそうです。
日本では、1937年に大阪市立電気科学館(現・大阪市立科学館)が最初に設置されたプラネタリウムです。戦後1958年に、国産初のプラネタリウムが完成。千代田光学研究所(現・コニカミノルタプラネタリウム)が製作したものです。
現在プラネタリウムを作っている主要メーカーは世界で4社。そのうち3社が日本だそう。前述のコニカミノルタプラネタリウム、五藤光学研究所、大平技研。すごくないですか?今、日本国内では約300のプラネタリウムが稼働中なんですって。
プラネタリウム室の出入口前には、初代機MS-15ATをはじめとするプラネタリウム機器などが展示されており、見ごたえがありました。
「特別展示室」その時々の展示に出会える
2階には特別展示室もあり、企画展「遊んで&学ぶ祭(サイ)エンス」が開催中でした。子どもと気軽に遊んで学べる展示がいっぱい。
その奥には図書コーナー。子ども向きの天文学に関する本や絵本があり、読書できるようになっています。
壁を見上げると、宇宙飛行士・野口聡一さんや『銀河鉄道999』で知られる松本零士さんのサイン色紙も。
「常設展示」体験型展示が豊富で楽しく学べる
1階には、常設展示室があります。子どもだけでなく大人にも面白そうなツールが多数。
私はまず、体験型展示の太陽系サイクリングに挑戦。
…必死でこいだのですが残念!ゴール・冥王星にたどり着けず。
国際宇宙ステーション工事にもトライ。…あれれ?ハンドル操作下手かも、私。タイムアウト。
でもでも、ロケット打ち上げは大丈夫でした。
このエリア、家族で盛り上がれますね!
「宇宙ギャラリー」科学館オリジナルの工作体験ができる
1階の「宇宙ギャラリー」では、科学館オリジナルの工作を体験できて、子ども連れにおすすめ。
科学館オリジナル工作キットを使い、ペーパークラフトを制作します。「星座うちわ」「地球ペーパークラフト」「月ペーパークラフト」「火星ペーパークラフト」は各50円。自宅で作る「マイ☆プラネタリウム工作キット」は500円。天文や科学の学習にもなる工作体験、ぜひトライしてみては。
奥には授乳室が設けられているので、赤ちゃんとのお出かけでも安心です。
「屋上」航空機の離発着を眺めよう
屋上からきれいな景色が見られると聞き、さっそく向かいます。屋上には自動販売機があり、小さなスペースですが飲食OK。ベンチもあります。
伊丹スカイパークとはまた違う雰囲気で、航空機の離着陸が見物できます。屋根があるので雨でも問題なし。
目の前に大阪国際空港(伊丹空港)の赤いレーダーがくるくると回っているのも間近に見えます。
帰り際にお土産をゲット
そうこうするうちに、閉館時間が迫ってきました。あわてて1階に降りて「マイ☆プラネタリウム工作キット」を購入。プラネタリウム投影の最後で「科学館サポーター渾身の開発作」と告知されてたんです。
私もただいま絶賛製作中です。帰り際によく見ると、入口近くにレアな天文系カプセルトイも並んでいました。売り切れごめんなお品ばかり。記念のお土産にいかがでしょう。(内容が変わるものもあり)
伊丹市立こども文化科学館の基本情報(時間、料金、アクセスなど)
伊丹市立こども文化科学館は、阪急伊丹駅から市バスでアクセスできます。「伊丹スカイパーク」北エントランスからすぐ近くの場所にあるため、2つのスポットを一日で巡るのもおすすめ。
スポット名 | 伊丹市立こども文化科学館 |
料金 | 大人400円、中高生200円、小学生以下100円、3歳未満無料 ※観覧料には、プラネタリウム1回分が含まれています。 |
営業時間 | 9:00~17:15(入館は~16:45) |
休館日 | 火曜(祝日の場合は開館)、祝日の振替日、年末年始、プラネタリウム番組入替え期間 |
問い合わせ | 072-784-1222 |
アクセス | 阪急伊丹駅→市バス・神津停下車すぐ |
住所 | 伊丹市桑津3-1-36【MAP】 |
URL | http://business4.plala.or.jp/kodomo/ |
<こちらもチェック!>兵庫伊丹のおすすめ観光スポット10選。子連れ家族・友人・カップルだれでも一日楽しめる!
伊丹スカイパーク、伊丹市立こども文化科学館周辺のおすすめランチ・スイーツ情報
お店の雰囲気抜群の、ランチがおいしい店はこちらをチェック!思わず誰かに教えたくなるようなおしゃれなお店ぞろいです。
手土産や自分へのご褒美にぴったりな伊丹の本格スイーツはこちらをチェック!和洋菓子どちらも紹介していますので、ぜひチェックしてみて。
まとめ
「伊丹スカイパーク」と「伊丹市立こども文化科学館」を訪れ、空と天に遊んだ1日。心身ともに癒されました。
航空機の離発着が間近に見られる「伊丹スカイパーク」と、生解説付きのプラネタリウムや体験型展示を通して楽しく学べる「伊丹市立こども文化科学館」。どちらも、子連れの家族はもちろん、友人同士でも一日中遊べるスポット。おもしろいよ~伊丹。ぜひ足を運んでみてください。
この記事を書いたのは… TOKK情報部
「TOKK情報部」は、TOKKの読者から構成されている組織です。大阪・兵庫・京都の阪急沿線エリアを中心に、関西で長年暮らしているメンバー揃い。年代、性別もさまざま。グルメ/観光/エンタメ/歴史/アート/イベントなど、様々なジャンルに興味・関心をもち、沿線ライフを日々楽しんでいる「TOKK情報部」が、TOKK読者ならではの目線で取材した記事をお届けします。
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