【大阪吹田】万博記念公園へ子ども連れで行こう!遊具にスワンボート、自転車に迷路と一日遊べる!

阪急沿線に緑豊かで魅力的な大きい公園は数あれど、吹田市にある万博記念公園は唯一無二の公園ではないでしょうか。

大型のライブやイベントが定期的に開催されたり、サッカー場があるため遊びに訪れたことがある人も多いと思いますが、万博記念公園には子どもを連れた家族で訪れるのにぴったりな、大型の遊具もたくさんあります。

この記事では、家族で、デートで、友人と訪れるのにぴったりな大型遊具のある万博記念公園をご紹介します。

※店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合があります。お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。

そもそも日本万国博覧会ってなに?

1970年、日本中をワクワクの渦に巻き込んだ日本万国博覧会(通称:大阪万博)。映画化もされた大人気マンガ『20世紀少年(浦沢直樹著)』を読んだ人なら、大阪万博が当時の子どもたちにどのように捉えられていたのか、少しはわかるかもしれません。

大阪万博は、世界77カ国の参加のもと6,400万人を超える入場者、ピクトグラムなど今当たり前に見ている・使っているものが世に普及し、様々な発明が生まれ、日本に大きな変化を与えたイベントでした。その会場跡地として生まれたのが万博記念公園です。

その名残は今も万博記念公園内に多くあり、大阪万博の時からそこに立ち続け、万博記念公園のシンボルになっている岡本太郎の代表作「太陽の塔」、大阪万博開催当時のことがわかる記念館「EXPO’70パビリオン」などもあります。

「EXPO’70パビリオン」では、当時の貴重な資料や写真・映像などを展示しており、このプロジェクトに携わった方々の名前を見ると、あまりにも豪華すぎるメンバーで驚いてしまいますよ。また、今見ても古くないおしゃれで新鮮なパビリオンホステスのユニフォーム展示などもずらり。大阪万博がいかにすごいプロジェクトだったのかなど、当時の日本がいろいろ見えてきます。大阪万博に興味のある方はぜひ足を運んでみては。

万博記念公園へのアクセスや駐車場

万博記念公園ですが、最寄り駅は大阪モノレール・万博記念公園駅または公園東口駅になります。大阪モノレールは、阪急電車・千里線、京都線、宝塚線に北大阪急行(大阪メトロ御堂筋線)、大阪メトロ谷町線、京阪電車との乗り換え駅も多く利便性も抜群です。

また公園周辺は中国自動車道のほか、近畿自動車道、大阪中央環状線などの大きな道路が走っており、車でのアクセスも便利です。

駐車場は全部で5つあり、東、南、中央、西、日本庭園前とあります。駐車台数は一番少ない日本庭園前駐車場ですら612台も収容可!一番収容台数が多い南駐車場は、1,218台もあるため駐車場には困らなさそうですね。目的のスポットに合わせて駐車場も選んでみては。

【参考施設付近駐車場】

東駐車場 大阪モノレール公園東口、万博記念競技場、EXPO’70パビリオン

中央駐車場 大阪モノレール・万博記念公園駅、EXPOCITY、太陽の塔

南駐車場 市立吹田サッカースタジアム、EXPOCITY

西駐車場 万博おゆば、ソラード

日本庭園前駐車場 国立民族学博物館、大阪日本民芸館、お祭り広場、太陽の塔

駐車料金などはこちらを確認ください

万博記念公園ってどんな公園?

そんな万博記念公園は、総面積約260ha(ヘクタール)およそ甲子園球場約65個分もの広さを誇る公園です。上空から見ると楕円形の形をしていて、東から西までの距離が約2.3km。公園を横断するだけでも30分もかかる広さです。

そんな万博記念公園には、「自然文化園」に「日本庭園」といった公園らしい場所に、「国立民族学博物館」や「大阪日本民芸館」、「EXPO’70パビリオン」といった文化施設。また、ガンバ大阪がホームとするサッカースタジアムにアメリカンフットボール球技場、野球場などのスポーツ施設まで多くの種類の施設を有しています。

万博記念公園の大部分を占めるのが、中央に位置する「自然文化園」です。この「自然文化園」には、森や丘、梅林に池、川などがあり滝や水車小屋まであります。

対して日本的な施設を有しているのが「日本庭園」。万博記念公園の北側にあり、上代・中世・近世・現代の4つの時代様式を取り入れた庭園をはじめ、茶室やツツジ、ハス、花ショウブを見ることができます。

また公園内全体的に芝生のある広場が多く、ピクニックなどに訪れる人も多い万博記念公園。「太陽の塔」の北側にある「お祭り広場」や西側にある「もみじ川芝生広場」では、ライブやフリーマーケットなどのイベントも定期的に実施されていて、近隣の人だけでなく遠方からも多くの人で賑わっています。

万博記念公園はかなり広いので、訪れたらまず園内マップは手に入れて!

万博記念公園には子どもが遊べる大型遊具もある!

緑も多く自然豊かで広大な万博記念公園ですが、子どもが喜んでしまう大型遊具や大人もはしゃいでしまう遊具までいくつもあります。そのうちのいくつかをご紹介します。

わくわく池の冒険広場

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたときに、9時の方角にあるのがカラフルな色合いが目を引く「わくわく池の冒険広場」です。

ふわふわネットのトランポリンがあるわくわく池の冒険ひろば

ネット状のトランポリンや、チューブ状で未來感のあるユニークなすべり台、やわらかい素材で作られたロッククライミングなどがあり、子どもたちに大人気。

この大型遊具は、カエルやナマズなど水辺の生物がテーマになっていて、自分で遊び方を考える知育遊具的な遊び方ができるのが特長の複合遊具です。周囲には砂場やベンチなどもあるので、大人が見守るのにも良さそう。

対象年齢が3~6歳ですが、無料で使用できるのがうれしいですね。

※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。

やったねの木

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたときに、5時の方角にあるのが大きなすべり台が印象的な「やったねの木」です。

ローラーすべり台があるやったねの木

センターには高さ12m・全長30mもの超大型ローラーすべり台があり、周辺には小さな子ども向けの遊具などが設置されています。

ローラーすべり台の球状のシンボル的なものは、どんぐりドームと呼ばれていて、可能性に満ちた子どもたちの成長を願うものをイメージしたのだとか。ローラーすべり台は、2本のすべり台が交差するデザインで、とてもよく滑るのでスリルも満点です。

周囲には、潜望鏡や伝声管などもあって小さな子どもたちも楽しく遊べそうです。

またここには、前屈や腰のストレッチ、足のストレッチができるものなど、大人が体力維持できる健康器具なども設置。また東屋のような休憩所もあります。

「やったねの木」では、小さな子どもから大人まで楽しく遊べる遊具が盛り沢山、すべて無料で使用できるので子ども連れの家族におすすめのスポットです。

なお、ローラーすべり台は対象年齢が6~12歳です。

※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。

船の遊具「エキスポみらいgo!」

海の怪物たちと戦う冒険へ!船の遊具「エキスポみらいごgo!]

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたときに、4時の方角にあるのが砂場を海に見立てた「船の遊具 エキスポみらいgo!」です。

ここ、船の遊具「エキスポみらいgo!」は大きな船を中心にカニやイルカなど、海の生物をイメージした遊具がいっぱい。

船へは階段、ロープネット、ロッククライミング調の斜面など、様々な登り方ができるので、幅広い年齢の子どもたちでにぎわっています。

すべり台も、短いものと長いもの、ローラーと3本あり、年齢に応じて遊べそうです。

トイレや屋根とテーブルのある無料休憩所が近くにあるのもうれしいポイント。

こちらも無料で使用することができ、対象年齢は3~12歳です。

※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。

夢の池サイクルボート

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたときに、3時の方角にあるのが万博記念公園内で一番大きな池にある「夢の池 サイクルボート」です。

ゆっくり夢の池の水面をすべるボートの数々

行楽時期には行列ができることもある人気のボートで、この夢の池は大阪万博当時からある人工池です。池に6つのアーティスティックなモニュメントがあるのは、大阪万博当時の名残なんですよ(もともとは噴水で、なんとイサム・ノグチ作!)。

実はこのスワンボート、関西ではあまりお目にかかれない代物になっていますが、万博記念公園では2種類のスワンボートにクジラボートなど5種類がスタンバイしています、人数にあわせて船を選びましょう。

ブラックかホワイト?スワンボート

池の上をスイスイと優雅に進むものの、足漕ぎのため良い運動になるサイクルボート。家族で、カップルで乗ってのんびり過ごしてみたいですね。

施設名夢の池サイクルボート
時間9:30~17:00(受付は~16:30)
料金20分 2人乗り 1,000円、4人乗り 1,300円 ※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。
問い合わせ06-6875-6643

万博おもしろ自転車広場

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたときに、5時の方角にある「やったねの木」の近くにあるのが2019年にリニューアルした「万博 おもしろ自転車広場」です。

ユニークなおもしろ自転車に乗れる万博おもしろ自転車広場

ここでは、街で乗ることができないユニークで面白い自転車が約40種100台もあります。Animal CYCLE AREAでは、動物や昆虫などをテーマにした自転車があって、キリンがそのまま自転車になっていたり、イカだったりと子どもたちに大人気なのも納得のユニークさ。おもしろ自転車で想像する、複数人で乗る自転車だけではありません。

こんなユニークな自転車が多いのも、「夢の自転車アイデア募集 in 万博」というイベントで「どんな自転車に乗りたいか」を定期的に募集しているため。子どもたちの夢がそのまま形になっているから、こんなにも子どもたちの心をつかんで離さないのですね。

もちろん、大人が楽しめる複数人で乗れる変り種自転車もあります。あれもこれもと乗っていると、もうクタクタ。いい運動になりそうですね。大人気の施設のためこちらも行楽時は行列必至です。

施設名万博おもしろ自転車広場
時間9:30~17:00(受付は~16:30)
料金30分 3歳以上 500円 ※幼児は保護者の付き添い要。付き添いの場合も料金要。※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。
問い合わせ06-6875-7755(自転車センター万博事務所)

巨大立体アスレチック迷路「迷宮の砦(とりで)」

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたとき、こちらも5時の方角にあり「やったねの木」や「万博おもしろ自転車広場」の近くに2019年オープンした「巨大立体アスレチック迷路 迷宮の砦(とりで)」です。

立体アドベンチャーを盛り込んだ立体迷路 迷宮の砦

この「巨大立体アスレチック迷路 迷宮の砦(とりで)」は、立体アドベンチャーと立体迷路が組み合わさったもので、高さは13m、5階層で構成されていて、スタンプを3つ集めながら、迷宮に迷い込んだ冒険家として最上階を目指すというもの。

コースは知力コーストと体力コースの2種類(体力コースは小学生以上の参加)あり、所要時間は15分程度が目安とのこと。

知力コースはアスレチックに多数の仕掛けで謎解き要素が加わり、体力コースはボルダリングに空中アスレチックなどを楽しむことができます。

参加者全員で力をあわせて行くもよし、二手にわかれるのも楽しそうですね。

施設名巨大立体アスレチック迷路 迷宮の砦(とりで)
時間9:30~17:00(受付は~16:30)
料金3歳以上 500円(体力コース小学生以上利用可。知力コースのみ3歳以上の子どもでも保護者同伴(有料)で利用可。2歳以下の子どもは利用不可)※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。
問い合わせ06-6875-7755(自転車センター万博事務所)

ソラード(森の空中観察路)

万博記念公園を時計の文字盤に見立てたとき、8時の方角にあるのが「ソラード(森の空中観察路)」です。

標高82メートルの展望タワーを臨むソラード

大阪万博の開催前から跡地に”森をつくる”というプロジェクトがあり、万博公園内の西部分・約100ha(ヘクタール)の敷地に、約26種・約60万本もの樹木を植栽しました。その森が成長した様を観察するために作られたのがこの「ソラード(森の空中観察路)」です。

実は、「ソラード(森の空中観察路)」は、標高82m、高さ19mもの展望タワーを有しており、その眺めは絶景! ここから眺める「太陽の塔」はきっと今まで知っていた「太陽の塔」ではないはずです。そんな非日常感を味わえるのが、この「ソラード(森の空中観察路)」なんです。

森の生態や大きさを観察できるソラード

遊具…とは少し異なりますが、この「ソラード(森の空中観察路)」は延べ300mもあり、木の上を歩いているようなイメージに。また、森を万華鏡で覗いたり、鳥の鳴き声や木の葉が揺れる音を集音する森の集音器もあって、子どもたちも楽しめそうです。また、色がついたスクリーンを通して森を見る色のトンネルでは、緑の種類や昆虫の目を体験できるなどもあって、知的好奇心をかきたてます。

普通に歩けば全部で20分程、無料で使用できるので、音に耳を傾け、観察をしながら散策する優雅な時間を過ごしてみては。

※経路は、自然観察学習館 moricara横の木登りタワーからの一方通行です。

※別途入園料要。詳細は下記を参考ください。

いかがでしたか

ライブで、イベントで、スポーツ観戦に、博物館に行っていた方でも知らなかった場所があったのではないでしょうか。交通の便もよく、都市部からすぐの場所で、こんなに緑が豊かで子どもたちが楽しく遊べるところがいっぱいある万博記念公園。ぜひ次のお休みの時に、家族で、友達と訪れてみてはいかがでしょうか。

【写真提供:大阪府/万博記念公園マネジメント・パートナーズ】

スポット名 万博記念公園
料金大人 260円、小中生 80円(自然文化園、日本庭園共通)
時間9:30~17:00(入園は~16:30)
定休日水曜休(祝日の場合は翌日休、4月~ゴールデンウイーク、10・11月は無休)
問い合わせ0120-1970-89/06-6877-7387(万博記念公園コールセンター)
アクセス阪急山田・南茨木・蛍池各駅→大阪モノレール・万博記念公園駅下車 約5分または公園東口駅下車 約5分
住所吹田市千里万博公園【MAP
URL https://www.expo70-park.jp/

この記事を書いたのは… TOKK編集部R

大阪・北摂育ち。甘党で1日1回の甘いものが欠かせません。
愛しているものは、ミルクティーとチョコレートとナッツとチーズケーキ…
趣味は、美術館巡り(浮世絵大好き)と観劇(ストレートプレイ中心)
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阪急沿線情報紙「TOKK」は創刊から50数年を経た情報紙で、関西の私鉄・阪急電車沿線のおでかけやグルメとくらし情報を毎月1回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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