クレープリースタンド・シャンデレールのランチレポート。梅田で本格クレープ、ガレットといえばここ!
2025.08.27グルメ
#クレープリースタンドシャンデレール #シャンデレール #梅田クレープ #梅田フレンチ #梅田ガレット
焼きたてのクレープやガレットを、フォークとナイフで味わう優雅なひととき──。梅田・茶屋町にある「クレープリースタンド・シャンデレール」は、本場・フランスの味を再現した「大人も楽しめる」専門店です。生地には、厳選したフランス産の小麦粉や塩を使用。季節のフルーツを添えたクレープをはじめ、とろりと溶けたチーズがかかったガレットなど、カフェやランチ、そしてディナータイムまで満足できるメニューがそろっています。
※メニュー内容は2025年8月時点のものです。
目次
「クレープリースタンド・シャンデレール」への行き方

まずは、阪急大阪梅田駅の茶屋町改札口の近くにあるファッションビル「NU茶屋町」を目印に。ビルを左手に見ながら東へまっすぐ歩いて約2分で新御堂筋に出ます。「クレープリースタンド・シャンデレール」は、信号を渡ってすぐの場所にあるオフィスビルの1階、新御堂筋に面したガラス張りのお店です。

パリの街角にありそうな「クレープリースタンド・シャンデレール」の店内
三方を大きなガラス窓に囲まれ、光がたっぷり入る明るい店内には、木製のイスやソファなど約40席が並びます。

アコーディオンの音色が印象的なフランスの音楽が流れ、お客さんのおしゃべりの声でにぎわう中、カウンターキッチンから、熱した鉄板にクレープの生地を落としたときの「ジュッ」という音が響き、バターの香りが漂ってきます。
「クレープリー」とはクレープ専門店のこと。「本場のクレープやガレットを気軽に親しんでもらいたい」(村上大輔店長)と、約15年前にオープンしました。
「クレープリースタンド・シャンデレール」ではクレープ、ガレットともに、全種類をどの時間帯でも味わうことができるので、夜カフェ使いにもおすすめです。
生地そのものがおいしい!「クレープリースタンド・シャンデレール」の人気ランチメニュー
素材にこだわるクレープとガレット。そのおいしさの秘密
「クレープリースタンド・シャンデレール」のクレープとガレットを特徴づけているのは、生地そのもののおいしさ。

クレープには、粉の甘味が感じられるフランス産の小麦粉を使用。砂糖や卵などと混ぜ、バターを練り込み一晩寝かせます。バターをたっぷり加えることで、もっちりと濃密ながら、歯切れのよいクレープになるそうです。
ガレットのベースは、そば粉です。粗く砕いて使うことで、香ばしく軽い焼き上がりに。フランス最高とされる「ゲランドの塩」でアクセントをつけ、うまみを引き出しています。

それらの生地をクレープ職人が1枚ずつ丁寧に焼きあげます。鉄板に生地を落とすと素早く、「トンボ」と呼ばれる調理器具で円を描きながら薄く伸ばします。1~2分でぷくぷくと気泡ができてきたら、表面全体にバターを塗り込み、さらに1~2分。トッピングする素材に合わせて、焼き加減も調整するそう。気泡の様子で見極める職人さんの技が光ります。
クレープとガレットを同じ鉄板で焼くため、鉄板の温度はクレープとしてはやや高め、ガレットとしてはやや低めの210~220℃に設定されています。この中間的な設定温度のおかげで、クレープの端はパリパリで中心部分はもっちり、ガレットは少し柔らかめにと、それぞれ日本人好みの味に仕上がるのだそうです。
クレープは約20種類
この生地に、季節のフルーツや甘いクリームなどのトッピングをほどこしたクレープは、約20種類がラインアップ。

バターと砂糖だけで味わうシンプルなものから、オレンジのバターソースがさわやかで女性に特に人気という「シュゼットシトラス」(980円)や、マンゴーやライチをつかった「サマーグリーン」(1,100円)といった季節限定品、フランス産マロンクリームを絞った「モンブラン」(1,100円)のようなスペシャルな一品まで、目移りしそうな多彩なメニューが用意されています。
ガレットは約10種類
ガレットは、香ばしく焼いた生地に、ハムや魚介、煮込み料理などを合わせ、食事として楽しめます。

モッツァレラチーズとロースハム、卵をのせたロングセラーの「カプレーゼ」(1,180円)をはじめ、鶏の燻製(くんせい)にマスタードソースを合わせた「ディジョン」(1,180円)など、約10種類が用意されています。トマトやクリーム、マスタードといったソースがかかった「ソース系」は、生地に染み込んでしっとりすることから、柔らかい食感を好む日本人向けに編み出されたメニューです。
クレープとガレットを両方楽しめる「ブルターニュランチ」
そんなクレープとガレットを両方楽しめると人気のセットが、平日限定の「ブルターニュランチ」(2,080円~)です。

- 「本日のガレット」か「本日のメイン料理」
- 「本日のクレープ」か「お好みのクレープ」(12種類)
- お好みのドリンク
それぞれ好きなものを選び、さらにサラダ、スープがセットになります。
料金をプラスすれば、ガレットは、「本日のガレット」以外の10種類から、クレープは「スペシャルクレープ」の6種類からもチョイスできます。
ドリンクは同店のこだわり紅茶「アルションブルー」や「季節の香りの紅茶」といったホットティーのほか、さわやかな「クラシックレモンティーソーダ」などのアイスティー、コーヒーやジンジャエールなど、16種類が用意されています。
「ブルターニュランチ」をいただく
この日は「本日のガレット」と、同店一番人気のクレープ「フレンチシュクレ」、紅茶「アルションブルー」をチョイス。

最初に運ばれてきたのは、ガレット。この日は「きのこのミートソースとマッシュポテト」です。塩味が効いた生地は、最初はサクサク。時間が経つにつれてミートソースとなじみ、しっとりとしてきます。コクのあるソースと、なめらかな舌触りのマッシュポテトが生地にからんで、噛(か)むたびに豊かな風味が広がりました。

続いて「アルションブルー」が甘い香りとともに運ばれてきました。フランスの老舗紅茶メーカーが、同店のために配合したオリジナルフレーバーティーです。一口飲むと、ふわっとラベンダーの香り。そのあとにイチゴの香りが楽しめます。
店長直伝!名品「フレンチシュクレ」のおいしい食べ方
そして「フレンチシュクレ」の登場です。扇形に美しく折られた生地にのっているのは、フランス産の上質な「エシレバター」。バニラアイスも存在感を放ち、スプーンにはフランス産の砂糖が添えられています。

「バターはアツアツの生地の間にはさんで染み込ませると、よりおいしいですよ」と村上さんからアドバイスをもらい、生地をめくってバターを滑り込ませました。
フォークでカットしてほおばると、もっちりとした生地からバターがじゅわっとしみだし、口いっぱいに芳醇(ほうじゅん)なバターとほんのりと甘い生地の香ばしさが広がります。素材の味がダイレクトに伝わり、開店当初からのロングセラーというのも納得です。
さらに、添えられた砂糖をふりかけると、じょりじょりとした舌触りが心地良いアクセントに。バニラアイスと合わせると、温かいクレープと冷たいアイスの温度差が抜群のコンビネーションを醸し出していました。
しっかりと火が通った生地の端は、薄くてパリパリ。アルションブルーとクレープの組み合わせもフルーティーな甘さが混じり合って、ぜいたくな気分に。端から端まで、さまざまな風味と食感を堪能しました。
平日も休日も楽しめる「クレープリースタンド・シャンデレール」のランチセット

平日のランチタイムには、「ブルターニュランチ」をはじめ、「お好みのガレット」にサラダとスープがつく「ガレットランチ」(1,280円~)や、「お好みのクレープ」と複数の料理から1品を選べる「クレープランチ」(1,780円~)といったセットが用意されています。

また、休日のランチでもセットメニューが楽しめます。
「本日のガレット」と「本日のクレープ」を味わえる「ホリデークレピエコース」(2,200円)、ガレットもクレープもどちらも「お好み」を選べる「シャンデレールコース」(2,320円~)などがあり、メニューブックを前に迷ってしまいそうです。
ランチやカフェはもちろん、ディナーにもおすすめな「クレープリースタンド・シャンデレール」

「クレープリースタンド・シャンデレール」はディナーにもおすすめです。「クレープディナー」(2,260円~)はクレープを18種類から選べ、夜しか味わえないメイン料理もチョイスできるセットです。


さらに、サラダやハンバーグなどの4種類のアラカルト料理(1,100円~1,380円)も登場。
りんごの発泡酒「シードル」(グラス480円)などと合わせて、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

週末はほぼ満席!「クレープリースタンド・シャンデレール」は予約がベター
カフェやランチ、ディナーと、いつでもおいしいクレープやガレットが食べられるとあって、店内は1日中、にぎわっています。特に週末はほぼ満席!

「クレープリースタンド・シャンデレール」では、ランチとディナーの食事利用は予約が可能なので、ぜひ、電話で問い合わせてから訪れてみてください。比較的、余裕があるのは平日の14時から17時頃。なお、支払いは現金のみとなっています。
「クレープリースタンド・シャンデレール」はハービスPLAZAにも店舗がある

「クレープリースタンド・シャンデレール」は、西梅田エリアのハービスPLAZAにも店舗があります。近隣にホテルや劇場が多く、落ち着いた雰囲気のある場所柄、ゆっくりと食事を楽しむお客さんが多いそう。このためメイン料理のバリエーションを増やし、食事の色合いが濃いメニューが用意されています。

座席数は約70、広さも茶屋町のお店の1.5倍ほどあり、家族連れや大人数での来店が多いのも特徴です。利用するシチュエーションによってお店を使い分けても良さそうです。
本場のおいしさに出合える「クレープリースタンド・シャンデレール」

発祥の地・フランスでは、クレープとガレットは「少しお腹が空いたかな」というときに気軽に楽しむ、関西人にとっての大判焼きやお好み焼きのような存在。シンプルにジャムを塗っただけ、ハムとチーズをはさんだだけでも抜群の味わいだそうです。
「そのおいしさを日本の人たちにも知ってもらいたい」との思いが、本場の素材と製法で作った生地にしっかり練り込まれていると感じました。トッピングには季節感や「和の風味」が盛り込まれ、日本人の感覚に合うようアレンジされています。フランスを訪れたことのある知人が「本場よりおいしい」というのも、うなずけました。
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スポット名 | クレープリースタンド・シャンデレール |
時間 | 月~土 11:00~21:45 日祝 11:00~21:30 ランチL.O.16:00 ディナー(フード)L.O. 20:15 カフェ(クレープ)L.O. 20:30 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 06-6374-9012 |
アクセス | 阪急「大阪梅田」駅茶屋町口改札口から徒歩約5分 |
住所 | 大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワー1階【MAP】 |
URL | https://chandeleur-crepe.jp/ |
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