柳谷観音へのアクセス。行きは電車→バス→徒歩ルート、帰りはタクシーで早楽!TOKK編集部の実踏レポート!
2021.02.21おでかけ
メディアやSNSで話題の柳谷観音の花手水を見にいってみたい!でも柳谷観音へのアクセスは少し不便みたい…。
この記事では柳谷観音へのアクセスがよくわからない方、初めて行くので不安という方のために、阪急沿線のことならお任せ!柳谷観音まで、TOKK編集部が公共交通機関と徒歩で行ってみた、その行程をレポートします。
行きは(阪急電車)阪急長岡天神駅~(阪急バス)奥海印寺バス停~(徒歩)柳谷観音、帰路は配車タクシーを利用した詳細をご紹介しています。車を利用の方のための駐車場案内、月1回だけ走る縁日専用シャトルバスの案内もありますので、お出かけの参考にしてください。
まずは柳谷観音の最寄り駅・阪急長岡天神駅をめざそう!
長岡天神駅へのアクセスは?
京都駅からは京都市営地下鉄に乗車し、四条駅で阪急電車に乗り換え。阪急長岡天神駅には普通・快速・特急のいずれも停車しますが特急電車が一番早く、約10分で到着します。
大阪方面からは阪急梅田駅で京都線の特急に乗ってください。約40分で長岡天神駅に到着です。
長岡天神駅から柳谷観音までのアクセスは?
公共交通機関と徒歩を使って柳谷観音へ行くには1時間~1時間半かかる
長岡天神駅の改札を出たら、西出口を通って外へ。駅を背中にして右側へ進むと、長岡天神駅前商店街があるアゼリア通りに出ます。踏切とは逆方向へ進んでください。
商店街を歩いていくと阪急バス乗り場①②が見えてきます。ここまでは徒歩1分ほど。
②の乗り場で【[8][9]奥海院寺(循環)】を待ちましょう。
写真は平日のバスの時刻表。運行本数が少ないです( ;∀;) ちなみに私は10:52分発のバスに時間を合わせて自宅を出発しました。
阪急バスはベージュと水色のカラーリングが目印。さっそく乗車して、次の目的地・奥海印寺バス停へ向かいます。
長岡天神駅から奥海印寺のバス停までは8分ほど、アッという間ですので、乗車と同時に運賃支払いの準備をしておくほうがスムーズです。交通系ICはhanica(ハニカ)、PITaPaカード、ICOCAカードが使用可能。
バスの窓から見えるのは、のどかな山里の風景。バスはどんどん山手へ向かって進んでいきます。
約40分、竹林を抜けていくハイキングをスタート。
奥海印寺バス停に到着。ここからは徒歩で柳谷観音へ向かいます。
バスを降りた後は、バスの進行方向と同じ方へ進みます。すぐに「片山田の交差点」に出ます。交差点を右側へ曲がり、後は道なりに進んでいきます。
交差点を曲がってすぐのところにお地蔵さんが。柳谷観音へ到着するまでには、いくつもお地蔵さんが祀ってあります。グーグルマップにもちゃんと案内が出ていますので、目印代わりにしてもよいです。
徒歩をスタートしてからすぐに見えてくるのが西代里山公園。公園の横を通り過ぎるあたりから、少しずつ登り坂になってきます。
きれいに舗装された道路が続きますが、ヒールや革靴ではなく、スニーカーなど歩きやすいものでお出かけくださいね。
次の目印は京都縦貫自動車道の高架下。下をくぐって進みます。私が訪れたのはお天気が良い日だったため、高架下をくぐるあたりからすでに体が温まって、少し暑く感じるくらいでした。
住宅街を少し歩いた後は、道の両側にずっと竹林が広がってきます。
竹林は長岡京市の特産であるタケノコを育てているエリア。風が吹くと竹がきしむ音や葉擦れの音も聞こえてくるのが爽やか。
車道を歩くルートになりますので、周りの音をよく聞いて、できるだけ端を歩くように。安全第一です。竹林を抜けるあたりで行程の約半分、スタートから約20分の地点になります。
緩やかな坂道をさらに進んでいくと、写真のように道が開けて、行き先が別れます。ここは右へ進んでください。左は乗願寺へ向かう道になります。
ふと先を見ると、奥のほうまでクネクネと道が延びています。まだか…と、ちょっと気持ちが折れそうになる光景です…。
さらに、さらに、10分ほど歩くと、飛び出し君が見えてきました!
第2駐車場の看板が見えれば、もうゴールは近い!後少しです。
長岡天神駅をスタート、バスと徒歩で約1時間で到着。
阪急長岡天神駅から約1時間、片山田の交差点をスタートしてから約40分歩いて到着です。到着した時の風景は上の写真の通り。境内に入る手前にある駐車場案内とタクシー乗り場です。
実際に歩いてみて、スニーカーやスポーツしやすい軽いウエアで出かけるのがベストだと実感しました。用意が無くても、少なくともジーンズとスニーカーで行かれることをおすすめします。
初めて訪れる場所で地理がよくわからないところは道のりを長く感じてしまいますが、確認しながらゆっくり歩いても1時間あれば到着できますし、初心者でも挑戦しやすい山道ハイキングをイメージしていただければ分かりやすいです。
そしてやっぱり、頑張って歩いて目的地に到着すると達成感があります。
それでは、今回の目的地である柳谷観音 楊谷寺についてご紹介していきますね!
柳谷観音 楊谷寺はこんなところ
メディアやSNSで話題の花手水(はなちょうず)。この先駆けとなったのが京都・長岡京市の柳谷観音 楊谷(ようこく)寺ですが、山に包まれた境内は1,200年以上も信仰と伝統が続くという古刹(こさつ)で、眼病平癒の祈願で知られています。
全国から人が集まる華やか、かわいい花手水。新緑、あじさい、紅葉ウィーク期間に訪れて
柳谷観音の境内には龍手水・花手水・琴手水・苔手水の4つ、手水舎があり、新緑・あじさい・紅葉の時期にそれぞれウィークと呼んで、花手水が行われるようになっています。
この他の時期にもお花が入ることもありますが、時期が明確でないため、最新情報を確認の上、お出かけを。
花手水のアイデアが生まれたのは意外なところから
花手水のアイデアを思い付いたのは、執事の日下さん。
もともと、庭園に花を植えたいと考えておられたそうですが、柳谷観音が京都府指定の名勝になっているため、許可が下りなかったそうです。
その時にふと思い出したのが、誕生日にもらったというフラワーボックス。箱を開けるとギュッと詰め込まれた花々が華やかで、とても可愛かったため、「手水にも同じように花を浮かべたらかわいいのでは」と、花手水のアイデアが生まれたそうです。
それでは、季節ごとの創意をこらした美しい花手水で柳谷観音をご紹介していきたいと思います。
一番大きな「龍手水」に浮かべられたあじさい
埋め尽くすようなバラがうつくしい龍手水
早春は葉ボタンや南天など和モダンな取り合わせ
バレンタインの時期にはハートの花手水が登場
グラデーションが美しいと評判になった紅葉の時期の花手水
まだまだある柳谷観音 楊谷寺の見どころ
先を見通せれば怖いものはなし!眼力を授かる正一位眼力稲荷社
絵馬は境内の一角にある眼力稲荷社のもの。先を見通す「眼力」を授かれるという稲荷社、お仕事に関するお願いに訪れる人も多いそうです。
水音に耳を傾ける静かな時間を過ごせる書院
山中にあって交通は少し不便…。でも、山中だからこそ、静謐(せいひつ)な空気感が漂うのが書院です。畳の上に正座して、ジッと外の音に耳を傾けていると、心が洗われていくようです。
この書院では、写経や御朱印づくりなどの行事も行われています。
書院から奥之院へとつながる大階段
書院から奥之院まで延々と延びる大階段。あじさいの頃には両脇を紫や青の花が彩ります。堂々と立派な階段を一歩一歩登っていった先に奥之院があります。
柳谷観音までのその他のアクセス案内
タクシーを利用する場合のアクセス
【阪急長岡天神駅→柳谷観音まで】柳谷観音まで40分歩くのはちょっと…。という方もおられるかと思います。道のりもちょっとしたハイキングになりますので、タクシー利用もおすすめします。
阪急長岡天神駅を出たすぐのところに阪急タクシー乗り場があります。たいていタクシーが止まっていますのでスムーズかつラクチン。料金の目安は1,500円~2,000円です。
【柳谷観音→阪急長岡天神駅まで】帰りのタクシーは下記の予約番号からタクシーを配車し、タクシー乗り場で到着を待ちます。この日はタクシーをお願いしてから5分ほどで来てもらうことができました。
配車をお願いするには下記の電話番号が便利です。
※阪急タクシー 075-922-3156(平日7:00~25:20、日曜日7:00~25:20、祝日 7:00~25:20)
※都タクシー 075-661-6611(直通)
駐車場について
歩いている途中にあった第2駐車場から柳谷観音までは約5分、ベビーカーの方、お年寄りの方がおられる場合は利用を避けたほうが良いかもしれません。
歩きずらい方が同伴の場合は、柳谷観音のすぐ下、山門前駐車場を利用しましょう。
柳谷観音には、第1~4、山門前駐車場の5つがありますが、一般の拝観者用は山門前、第1・2駐車場の3つ。ウィーク期間中は第3駐車場も使用が可能となります。第4駐車場はバスなどの専用ですので使用できません。また普段は無料ですが、ウィーク期間中は有料となりますので、ご注意を。
17日の縁日には阪急西山天王山駅、JR長岡京からシャトルバスを運行
毎月17日の縁日にはシャトルバスが、阪急西山天王山駅、JR長岡京から柳谷観音までを結びます。柳谷観音さんで配布のシャトルバスの案内も役立ちますので、ご参考までにおいておきます。
縁日限定 押し花御朱印も
毎月17日の縁日には押し花を使った華やかな御朱印も。予約制で御朱印作りに参加できます。
最後に
ハイキングコースとしてはよく知られている柳谷観音までの道のりを歩いてみた今回。道中は山の中になりますので、やっぱりハイキングに行く時と同じように早めに出て、夕方までには駅へ戻るのが良いと思いました。
季節の良い時には、数人でランチを持ってお出かけも楽しいですね。
スポット名 | 柳谷観音 楊谷寺 |
時間 | 9:00~16:00 |
問い合わせ | 075-956-0017 |
アクセス | 阪急バス奥海印寺バス停より約40分、自家用車の駐車場は5カ所あり、阪急長岡天神駅からタクシー利用の場合は約1,500円 |
住所 | 長岡京市浄土谷堂ノ谷2【MAP】 |
URL | https://yanagidani.jp/ |
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