宝塚歌劇団・花組トップスター、柚香 光(ゆずかれい)さんインタビュー オペレッタ喜劇初の舞台化と美しく華やかなレビューの二本立て
2023.07.25宝塚歌劇
2023年7月7日から8月13日まで宝塚大劇場で上演の花組公演、オペレッタ・ジャパネスク『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』~原作 映画「鴛鴦歌合戦」(c)日活株式会社 監督/マキノ正博 脚本/江戸川浩二~、ネオ・ロマンチック・レビュー『GRAND MIRAGE!』。
お芝居の見どころや、レビューについて花組トップスター・柚香 光さんにお話を伺いました。
お芝居について教えてください。
1939年に公開された、オペレッタ喜劇映画の初の舞台化となります。今見ても本当におしゃれで、軽快かつ心躍る物語です。愛情に溢れた登場人物も多く、心温まる作品になっていますので皆様にも肩の力を抜いて楽しんでいただければと思います。
役どころについて教えてください。
片岡千恵蔵さんが演じられた貧乏浪人の浅井礼三郎を演じます。浅井は女性に対して不器用な印象の男性。ただ、女性だけでなく人と深く関わることを避けているようにも感じています。なぜそのようになったのか、清廉潔白で真面目な浅井の背景を想像しながら、役作りに励んでいます。
お芝居の見どころについて。
今回のように本格的な着流し姿でお芝居を演じるのははじめてです。着流しと下駄が心地よく、私自身とても気に入っています。また日本の作品ならではのお芝居の心地よさ、共感する部分があるので、それをお客様にも感じていただけたらと思います。永久輝演じる殿さまの曲やおとみちゃんの曲など、クセになる音楽にもご注目いただければ。思わず頬が緩み、頭の中で何度もループしてしまう曲ですので、ぜひ楽しんでいただきたいですね。
浅井の色気についてどのように考えていますか。
浅井は、かっこよさの中にあるヌケ感と包容力によって、色気が溢れ出てくる人物。少しの所作で、人の心を掴めるほどの色気は、内面から溢れ出てくるものがあってこそだと考えています。私もそのような色気を匂わせられるよう、お稽古していきたいと思います。
レビューについて教えてください。
可憐な娘役たちが登場するプロローグ、重厚感のあるボレロなど、宝塚歌劇ならではのロマンチックなレビューです。現代的なショーとは違う、レビューならではの美しくエレガントな魅力を追求し、今の花組らしい作品としてお届けできればと考えています。
柚香 光さん過去のインタビュー記事はこちら
- 掲載店舗や施設の定休日、営業時間、メニュー内容、イベント情報などは、記事配信日時点での情報です。新型コロナウイルス感染症対策の影響などにより、店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。また、お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。
- 価格は記事配信日時点での税込価格です。
関連キーワード