2022年11月12日から12月13日まで宝塚大劇場で上演の星組公演、浪漫楽劇『ディミトリ～曙光に散る、紫の花～』─並木陽作「斜陽の国のルスダン」より─、メガファンタジー『JAGUAR BEAT－ジャガービート－』。

お芝居の見どころや、ショーについて星組トップスター・礼 真琴さんにお話を伺いました。

お芝居について教えてください。

13世紀のジョージア（旧グルジア）が舞台の、美しい民族衣装が印象的な作品です。人質としてジョージアへ来たルーム・セルジュークの王子ディミトリが勇気とは何かを求めながら生きる姿を、ジョージア王国の王女ルスダンとの複雑な愛と共に描いています。お客様にも、前に進む勇気をお届けできればと思います。

お芝居の役どころについて教えてください。

ディミトリは、かなり苦しい生き方をしている男性です。今まで私が演じてきた役柄にはなかった役で、心から信頼できる仲間もおらず、心寄せ合うルスダンのことも表立って支えることができない孤独な存在。ディミトリの切なさや儚さを表現できるよう、イメージを膨らませながら役作りに取り組んでいます。

お芝居の見どころを教えてください。

ジョージアンダンスに挑戦しています。主に右回りでターンをし、ポーズの合間も美しくお見せするバレエと違い、ジョージアンダンスは左回りでターンをし、ポーズの合間を見せず静止画のように美しく踊ることを求められます。ジョージアンダンスならではのキレや力強さに注目していただければと思います。

2022年を振り返っていかがでしょうか。

2022年は、仲間の支えや待っていてくださるお客様がいるからこそ頑張れると改めて感謝した1年でもありました。組全体にも諦めない気持ちやくじけない思いは年々強くなっていると感じています。今まで鍛えてきた星組の団結力や絆を、統率力がかなり強いとされるジョージアの兵の場面でもお見せできればと考えています。

ショーについて教えてください。

ゲームの世界のようなジャングルで、JAGUAR（ジャガー）を演じ、舞空演じるCRYSTAL BIRDに恋をするエネルギッシュで斬新なショーです。シルバーとブルーがテーマカラーとなっています。ショーで通し役を演じるのは初めての経験なので、今からどのように表現することができるのか楽しみにしています。パワフルな星組をみなさまにお届けしたいと考えております。

礼真琴さん過去のインタビュー記事はこちら