宝塚歌劇団・雪組トップスター、彩風咲奈(あやかぜさきな)さんインタビュー 雪組が一体となってお届けする、 中国を舞台にした壮大かつ重厚な物語を初舞台化!

2022年10月1日から11月7日まで宝塚大劇場で上演の雪組公演、グランド・ミュージカル
『蒼穹の昴』~浅田次郎作「蒼穹の昴」(講談社文庫)より~。

お芝居の役作りや、ショーの見どころについて雪組トップスター・彩風咲奈さんにお話を伺いました。

お芝居について教えてください。

19世紀末の中国を舞台にした、浅田次郎先生の原作をもとにした壮大な作品で、重い宿命があると予言され、運命を切り開いていく青年を描いた物語です。人の力で宿命をも変えていけるという、重厚かつ勇気溢れるテーマがあるのですが、苦しい今こそこの思いをみなさまにお届けできればと考えています。

お芝居の役どころについて教えてください。

科挙に首席で合格する、エリートの梁 文秀(リァン・ウェンシウ)を演じます。文秀は優秀で女性にも人気の人物ですが、登場人物の中で最も苦しみ、耐えることの多い役どころ。文秀の人物像をどのようにお見せできるか、立ち姿や、背中などから滲みでる空気感まで表現できるよう役作りに取り組んでいます。

お芝居の見どころを教えてください。

文秀と義兄弟の契りを交わした朝美演じる李 春児(リィ・チュンル)は仲が良いがために喧嘩をするシーンがあります。その関係性によりリアリティーを出すため、朝美とは本気のぶつかり稽古をしました。舞台でも言いたいことが言い合える二人の絆をお見せできればと考えております。

朝月さんが退団されますね。

今作は大変長い物語の一部で、朝月演じる玲玲(リンリン)との関係もその先を感じさせる、余韻を残すものとして描かれています。この作品をこのタイミングで朝月と演じられることを、とても運命的に感じています。常に一緒に走ってきてくれた朝月と、これまでと変わらず最後まで良いものを作ろうと話しています。

今の組に対する思いを教えてください。

雪組は真面目な組だとよく言われていますが、本当に作品ごとに組の印象が変わるほど熱心です。皆に楽しんで取り組んでいって欲しいですし、より高いクオリティーを目指せるよう、先頭に立って引っ張っていくことが出来ればと強く思うようになりました。今作でも先生方に所作指導をいただきながら、皆で作品の世界観をしっかりつくっていければと考えています。

彩風咲奈さん 過去のインタビュー記事はこちら

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