中津駅でケーキといえば「ファースト洋菓子店」!昭和レトロな雰囲気が最高

カフェや雑貨店が多く、おしゃれスポットとして注目を集める中津エリア。そんな中津で外せない人気の洋菓子店をご紹介します。

※2017年5月に取材した記事を再構成しています。

昔懐かしい雰囲気がたまらない「ファースト洋菓子店」

外観

阪急中津駅の改札を出て階段を下りるとすぐ目に入る「ファースト洋菓子店」。昭和レトロな雰囲気が漂う外観が素敵です!

ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキを見ていて、何より驚くのがその良心的な価格。

シュークリームやエクレアは、なんと税込み100円、イチゴショートは220円です。「子どもたちも100円玉を持ってよく買いに来ますよ」と、ファースト洋菓子店の安田清美さんは話します。

ショートケーキなどのカットケーキ

お店で人気のケーキをいくつかいただいてみました。

生クリームとカスタードクリームがたっぷり入ったエクレア、口の中で溶けそうなほどきめが細かくふわふわなスポンジ生地のイチゴショート…。

値段以上のボリュームとおいしさに、すっかり虜になりました!

マドレーヌなどの焼き菓子

生菓子だけでなく、マドレーヌやクッキー、パウンドケーキなどの焼き菓子も絶品です。近所にあったら毎日通ってしまいそう。

創業から現在まで材料も製法も変わらず当時のままで

ファースト洋菓子店は、今は亡き清美さんの父・大隅美昭さんが昭和36(1961)年に創業。以来、材料も製法も一切変えず、当時と同じ商品を店頭に並べているそうです。

作業するパティシエ

「先代はケーキ作りについては何も教えなかったので、とにかく先代の仕事を一生懸命見て覚えました」と、二代目の安田忠造さんは話します。

朝早く作業場に立ち、忠造さんはなんと一人で全ての商品を作り上げているんです。

作業するパティシエ

その頑張りを支えているのが、奥様の清美さん。清美さんの明るい接客が本当に楽しくて、お店に何度でも通いたくなります。

「他県に引っ越した常連さんがわざわざ買いに来てくださったり、親子3世代で愛用していただいたりと、ここまでやってこれたのは本当にお客様のおかげです」と清美さんは話します。

「ファースト洋菓子店」の歴史を支える家族の力

ファースト洋菓子店のご家族

物心がついた頃から、気づいたらお店の手伝いをしていたという清美さん(写真中央)。ひな祭りやクリスマスなど、繁忙期には清美さんの兄弟もかけつけ、家族総出で朝から晩まで働いたのだそうです。

その風習は今も続き、現在は長女・ゆみさんが、繁忙期になると手伝いにきてくれるとのこと。

「子どもの時から食べていますが、自分のお店の商品がやっぱり一番おいしいと思います」と話すゆみさん。ファースト洋菓子店の歴史は、店の味を大切に思う家族の歴史でもあるんですね。

落ち着いたらぜひ、創業当時から変わらないおいしさを味わいにいってみてくださいね。

スポット名ファースト洋菓子店
時間 10:00~19:00(日曜・祝日は~17:00)
定休日月曜
問い合わせ06-6372-8415
アクセス阪急中津駅下車すぐ
住所大阪府大阪市北区中津3-1-32【MAP

※最終更新日:2020年5月19日

この記事を書いたのは… TOKK編集部

「TOKK(トック)」編集部I。西宮生まれ、西宮育ちの宮っ子。サンドイッチが大好きで、ある店に3年間通い詰めて毎日サンドイッチを食べていたことも。また、ハイキングTOKKの編集制作を担当していた経験から野鳥が好きになり、外出すると必ず野鳥がいないか探す習性が。興味があるのは、レトロなもの、昭和のカルチャー全般。

阪急沿線情報紙「TOKK」は2020年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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