【京都南座から徒歩10分圏内】ランチにお茶に、”THE京都”を感じるカフェや喫茶店、甘味処3選
2022.01.28グルメ
京都南座は、阪急京都河原町駅からすぐの場所にある歴史ある劇場。この京都南座では、歌舞伎だけでなく演劇なども多く行われています。京都南座は四条通に面しており、例えば初めて京都を訪れる方でも京都南座へは迷うことはまずありません。その京都南座へ初めて訪れる時に気になるのは、周辺情報ではないでしょうか。
初めて訪れる方は「開場前より早めに会場近くへ到着したい」、「上演後に興奮を分かち合うためどこかへ入りたい」という方も多いのではないでしょうか。京都南座は駅近くということもあって、周辺は飲食店や土産店も多くお店には困りません。ただ、せっかく京都を訪れたなら気になるのは「京都らしさ」ではないでしょうか。
今回は京都南座から「徒歩10分圏内」をキーワードに、京都らしい甘味処や純喫茶をTOKK編集部員がご紹介します。ぜひ観劇気分を盛り上げるステキなお店を見つけてみて。
※店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合があります。お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。
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目次
【京都南座からは西へ徒歩3分】これぞ京都の喫茶店! フランソア喫茶室
阪急京都河原町駅1B出口を出て細路地を入ってすぐの場所にあるのが「フランソア喫茶室」。 「フランソア喫茶室」 は1934年創業、昭和初期の開業当時から文化人や芸術家が集い、芸術論や文学論などを語り合ったとされる喫茶店です。純喫茶好きはもちろん、建築好きや、歴史好き、ステンドグラス好きも心ときめきまくりの京都を代表する喫茶店の1つです。
この「フランソア喫茶室」の店名の由来は、画家のフランソア・ミレーから。以前は「フランソア喫茶室」横に「ミレー書房」という画集や専門書などを中心に販売する書店があったのだそう(今はその部分もフランソア喫茶室になっています)。それゆえ「フランソア喫茶室」に飾られているアート作品も普通の複製ではないものばかり。アート好きな方はその辺りもチェックしてみて。
フランソア喫茶室で注文したいのはレアチーズケーキ!
そんな文化の香りが漂う 「フランソア喫茶室」 の名物は、なんといっても濃厚なチーズ感がたまらない「レアチーズケーキ」650円。お皿の青に良く合うブルーベリーソースの甘酸っぱさが、濃厚なチーズケーキのおいしさをより引き立ててくれます。
コーヒーが苦手な俳優・宇野重吉のために生まれたという、フレッシュクリームたっぷりの「珈琲」650円とあわせてぜひ(クリームなしのコーヒーの注文も可)。また 「フランソア喫茶室」 ではトーストやサンドイッチ類もラインアップしています。平日ならお得なセットもあるので、小腹が空いた時に利用してみては。
また、最近レギュラーメニューとなった「特製プリン」750円も人気の一品。細い脚のグラスで提供され、ドライオレンジが添えられた美しいビジュアルにもキュンとする、ほろ苦いカラメルが魅力的な大人のデザートです。
「フランソア喫茶室」 は喫茶店初の国の登録有形文化財にも指定されたお店。お店で働くウエイトレスさんの制服も、レトロながら上品で本当に素敵なんです(どんな制服か、ぜひお店で確認してみて)。京都の喫茶店らしい重厚ながら、粋な空間を堪能したい方はぜひ訪れるべき名店です。
スポット名 | フランソア喫茶室 |
時間 | 10:00〜22:00 (フード類はLO21:00、それ以外はLO21:30) |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 075-351-4042 |
アクセス | 阪急京都河原町駅下車すぐ |
住所 | 京都市下京区船頭町184【MAP】 |
URL | https://www.francois1934.com/ |
座席数 | 表ルーム 40席、奥ルーム42席 |
フランソア喫茶室が気になる方はこちらもチェック!
【神戸・宝塚・箕面・京都】音楽・文化を育み、地元で愛される喫茶店【TOKK2022年2月号】【京都河原町】フランソア喫茶室<1934年創業>
【京都南座からは南東へ徒歩4分】ぷるぷるわらび餅は必食 ぎおん徳屋
京都と聞いて思い浮かべられることが多い、花見小路通り。祇園南の真ん中で芸妓さんや舞妓さんなども行き交う、この通り沿いにあるのが「ぎおん徳屋」です。
ぎおん徳屋でいただきたいのは本わらび餅
「ぎおん徳屋」の正面は京都の家構えの特徴である、べんがら格子に犬矢来(いぬやらい)を備えた甘味処。そんな情緒ある「ぎおん徳屋」でいただきたいのは、名物「徳屋の本わらびもち」1,250円です。家紋のように美しく盛られたわらび餅は 「ぎおん徳屋」 ならでは。
この 「徳屋の本わらびもち」 は国産の本わらび粉を用いているため、色がほんのりグレーやグリーンがかっています。本わらび粉と和三盆糖で丁寧に練り上げたわらび餅は、優しい甘さのとろり滑らかな口当たり。アクセントになる黒蜜と風味の良いきな粉をつければ、いくらでもいただけそうです。
またあんこやお餅好きな人におすすめなのが「もちやきぜんざい」1,050円。席に運ばれる専用コンロによって自分でお餅を焼くため、好みの焼き目をつけられるのも人気なんです。自分で焼いたお餅を、大粒の丹波産大納言小豆をじっくりと炊き上げたぜんざいでいただきます。温かいぜんざいでほっこりとした時間を過ごせますよ。
その他にもあんみつやかき氷、しるこなど、甘味処らしいメニューがそろいます。「京都に行ったら甘味処に行ってみたい!」と考えている方はぜひチェックしてみて。
スポット名 | ぎおん徳屋 |
時間 | 12:00~18:00 |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 075-561-5554 |
アクセス | 阪急京都河原町駅下車 約7分 |
住所 | 京都市東山区祇園町南側570-127【MAP】 |
URL | http://gion-tokuya.jp/ |
座席数 | 52席 |
【京都南座からは北東へ徒歩4分】和洋折衷のおいしさ 京都祇園カフェ あのん本店
カフェ的な雰囲気であんこを楽しめるのが、「京都祇園カフェ あのん本店」です。「あのん」は平仮名の最初の”あ”と終わりの文字”ん”、そして間に50音順の25番目となる”の”を入れた店名。あんを通じて、文字が繋がるように人と人の結びつきやつながりを作っていきたいという思いが込められています。
「あのん」は最近関東にもお店を出店しているため、お土産でもらったことがある人もおられるかもしれませんがここ京都が本店で、カフェを併設しているのも 「京都祇園カフェ あのん本店」 のみ。実は「あのん」は、おはぎなどあんこのお菓子などを作り続けている「サザエ食品」が長年培ってきた「あんこ」づくりの技法を軸に、様々な創作菓子などを提供しています。
京都祇園カフェ あのん本店でいただきたいのはパフェ
京町家を改装した「京都祇園カフェ あのん本店」 では、カフェ限定でいただける「あのんパフェ」1,320円をぜひ。十勝産のふっくらした小豆、宇治抹茶を使用した抹茶ジュレ、そしてマスカルポーネとクリームチーズを使用した濃厚ソフトクリームが三位一体となった贅沢なパフェです。「あのん」の看板商品「あんぽーね」の進化版ともいえる一品を楽しんで。
また、季節限定(2022年4月まで提供)の「あんふぉんでゅ」1,320円は十勝産こしあんソース、西京味噌と合わせた白あんソースという2種のソースにつけて食べるフォンデュもおすすめ。ソースの隠し味として使われている、マスカルポーネがコクとなっています。
「あのん」看板商品である「あんぽーね」(現在「あんぽーね」は「三宝菓」1,320円のセット内でのみ提供)をいただくこともできます。羽二重うるち米を使ったサックリ歯切れのよい香ばしい最中皮に、十勝産あんことマスカルポーネを使った自家製クリームを自分でサンドする絶品最中です。
あんことチーズクリームという和洋折衷感を楽しめる唯一無二のお店。あんこの様々な楽しみ方を体験したい人は訪れてみて。
スポット名 | 京都祇園カフェ あのん 本店 |
時間 | 12:00~18:00 |
定休日 | 火曜休 |
問い合わせ | 075-551-8205 |
アクセス | 阪急京都河原町駅下車 約6分 |
住所 | 京都市東山区清本町368-2【MAP】 |
URL | https://www.a-n.kyoto.jp/ |
座席数 | 29席 |
いかがでしたか
京都南座は駅も近く繫華街でもあるので、お茶をするのにお店には困らないと思います。いわゆるチェーン店のコーヒーショップやファストフード店なども多く存在しています。でもせっかく京都へ来たなら、京都らしいものや甘味をいただきたい方は多いのではないでしょうか。それは初めて京都を訪れる方だけでなく、何度も京都を訪れている方でも同じかと思います。
今回ご紹介したお店は、阪急京都河原町駅や京阪・祇園四条駅にも近いので利便性も抜群。グループではもちろん1人でも訪れやすいお店ばかりです。また京都南座を訪れた時だけでなく、京都へ遊び行った際にお茶をする場所としてもおすすめ。ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
この記事を書いたのは… TOKK編集部R
大阪・北摂育ち。甘党で1日1回の甘いものが欠かせません。
愛しているものは、ミルクティーとチョコレートとナッツとチーズケーキ…
趣味は、美術館巡り(浮世絵大好き)と観劇(ストレートプレイ中心)
シネマやイベント、TOKKの公式X(旧Twitter)を担当しています。
阪急沿線情報紙「TOKK」は創刊から50数年を経た情報紙で、関西の私鉄・阪急電車沿線のおでかけやグルメとくらし情報を毎月1回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。
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