【春の京都で訪れるべき店2選】THE京都土産になる和菓子とパン
2020.03.19グルメ
人出の多い京都は、各所で桜が咲くころ一層賑わいをみせます。そんな京都において、THE京都「らしい」特徴のある、春に訪れておきたい2店をご紹介します。 ※写真は2020年1月31日のものです。
目次
店主一人ですべてきりもりする和菓子の名店
1店目は、縁結びや安産の神としても知られる京都熊野神社近くにある「甘楽 花子(かんらくはなご)」。2019年御所近くの店舗を移転する前から、「これぞ京都」ともいうべき上品な和菓子がいただけると呼び声の高いお店です。「甘楽 花子」は、老舗和菓子店の次男として生まれた店主が「京都のお茶席で味わえるお菓子を一般の方にも食べて欲しい」という思いがつまったお店。作り手の思いが、そのままお客さんにきちんと伝わるようにと、お菓子作りから接客、配達まですべて一人でこなすというから驚きです。
伝統芸能にも精通した店主にファン多数
店主は子どもの頃からお茶や能など伝統芸能に触れてきたこともあって、造詣や知識の深さに思わず話に聞き入ってしまいます。そんな店主に魅了され「もっと話を聞きたい」と店を訪れるファンも多いのだとか。取材時、たまたま居合わせたお客さんが「(店主が)本当にいろいろなことをご存じだから、いっぱい話を聞きたくなるし、大好きなお店だから取材してもらえて本当にうれしい!」と喜ぶほど。取材陣もそんなお客さんの言葉に思わず納得の興味深い時間でした。
春をイメージしたお菓子 2選
「甘楽花子」で2020年4月初旬までいただけるのが、都を彩る柳と桜を表現したきんとんの「都の錦」460円。
そして春の陽気に満ちた、京の街をういろうで衣のように包んだ「花衣」460円。上品な甘さとかわいい形は、食べるのがもったいないほど。店主が点ててくれる抹茶と一緒にお菓子をいただきながら会話を楽しむ春のひと時は、格別な時間になるはず。ゆったり時間を設けて訪れたいとっておきのお店です。
スポット名 | 甘楽 花子 |
時間 | 10:00~19:00(日曜は~18:00) |
定休日 | 水曜休(臨時休あり) |
問い合わせ | 075-741-8817 |
アクセス | 阪急京都河原町駅→市バス・熊野神社前停下車すぐ |
住所 | 京都市左京区聖護院山王町16-21 【MAP】 |
一見パン屋さんとわからない落ち着いたお店
2店目は京都でも桜の名所として名高い、哲学の道そばの「ぱんや 松」。どこか和を感じる落ち着いた外観も、京都らしい佇まいです。覚えやすい店名は、カタカナで覚えにくい名前より漢字一文字で潔くしたいというのが由来だとか。数々の有名店で修業した店主のパンにも、京都らしさが溢れるものが並びます。
お土産にもなるユニークなパン
「ぱんや 松」の店主が作るパンは、すべて無添加。店のパンは、京都を感じるユニークなものも多く、なかでも「お土産にしたい!」と人気なのが、しば漬けをアクセントにした店名を冠した「松あんぱん」140円。白あんにしば漬けの食感や酸味が楽しい一品です。
また、同じく人気なのが店の前からも見ることができ、京の夏の風物詩としても有名なあのモチーフをパンにした「大文字」248円。こちらは抹茶をマーブル上にしたブリオッシュタイプのパンに、小豆をたっぷり混ぜ込んだ見た目も楽しいパン。ボリュームも満点でおいしそうなパンの数々に、客足が落ち着くことがないのも納得です。
手ごろな価格がうれしい
こじんまりとした「ぱんや 松」は、総菜系から「松あんぱん」や「大文字」のようなスイーツ系のパンが60種。場所柄外国の人も多く、バゲット類やクロワッサンなどのラインアップも豊富で、手ごろな価格なのもうれしいポイント。
取材時も私を含むスタッフがあれもこれもと買ってしまうほどなので、購入しすぎには要注意です。購入したパンは、店前にもベンチがありますがここは哲学の道まで持って行くのがおすすめ。桜を見ながら食べる、とっておきのお花見が楽しめます。
スポット名 | ぱんや 松 |
時間 | 7:00~19:00 |
定休日 | 月曜休 |
問い合わせ | 075-771-7550 |
アクセス | 阪急京都河原町駅→市バス・銀閣寺道停下車すぐ |
住所 | 京都市左京区浄土寺西田町73 【MAP】 |
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