大阪・池田は、五月山動物園、五月山公園、カップヌードルミュージアム池田、落語ミュージアム、逸翁美術館・小林一三記念館など、観光スポットが多い街。ランチや夜ごはんのお店選びは、どうしても迷いますよね。

特に、池田はインスタントラーメン発祥地のとして知られることから、無性にラーメンが食べたくなる……という人も多いかもしれません。

そこで、阪急池田駅から歩いて5分以内で行けるラーメン店を直撃！お店の雰囲気や店主に聞いたこだわりをレポートします。

あっさり醤油がメイン。つけ麺も人気な「池田 麺彩(めんさい)」

五月山へ向かうバス通りに面した、一目でわかる外観の「池田　麺彩」。

店内に入ると、スタッフが明るく元気な声で迎えてくれます。その声と同じく、店内も清潔感があり明るい雰囲気！1階はカウンター席が4席、2階にはテーブル14席が用意されているので、家族連れでも大丈夫。

食べるべしこの一杯「醤油ラーメン」

イチ押しのメニューは、醤油ラーメンということで、煮卵をトッピングしてオーダー。

スープは、鶏、豚、野菜をじっくり煮込んだスープと、イワシ、カツオ、サバ、昆布などの魚介系スープをそれぞれ煮込み、最後に合わせるWスープ仕立て。「優しい味を目指している」と店主が言う通り、塩気の辛さが少なく、見た目は濃いのに最後までスープを飲み干せるほどあっさりとしています。

具材には、玉ねぎ、白髪ねぎ、青ねぎの三種類のねぎが。食感の違うねぎが程良いアクセントです。また小松菜もたっぷり入っているので、野菜が補給できるのもうれしい！

スポット名	池田　麺彩（めんさい）
時間	11:00～15:00LO、17:30～21:30LO（日曜は～20:00LO）
定休日	木曜
問い合わせ	072-703-2280
アクセス	阪急池田駅下車すぐ
住所	大阪府池田市菅原町11-8【MAP】
URL	https://twitter.com/ikedamensai

意外なものが入っている！「ラーメンと餃子の店 尊鉢」

駅から国道をわたって一本入った通りにある「ラーメンと餃子の店 尊鉢」。熊本出身の店主が22年続けてきましたが、2020年3月に店主の体調不良により閉店。その後、ファンから再開を要望する声が途切れず、9月に営業を再開しました。

店内は、カウンター席から6人掛けのテーブル席まで約20席。家族で訪れる地元の人も多いそうです。

食べるべしこの一杯「熊本ラーメン」

6種類のラーメンの中から、外の幟に出ていた熊本ラーメンをセレクト。

ラーメンが運ばれてきた瞬間、ぶわーっと漂うニンニクの香り！スライスした生ニンニクの香りが食欲を掻き立てます。

マー油と呼ばれるニンニク入りの香味油がかかった豚骨スープをひと口。豚骨のしっかりした旨みとコク、さらにニンニクも攻めてくる。でも、不思議なことにあっさり感もある…これはどうしてなのでしょう？

その理由は、長時間煮込んだ豚骨スープに、煮た大豆をミキサーでペースト状にして混ぜ、さらに煮込んでいるから。「本場、熊本の豚骨スープを関西の人に受け入れてもらうにはひと工夫がいる」と、店主が研究を重ねてたどり着いたのが大豆。豚骨独特の臭みが抑えられ、味がまろやかになるのだそう。

パリッパリの羽を付けた餃子も、ニンニクが効いている。開店当時から通う常連さん曰く「あっさりラーメンもほんまに美味しい！」とおすすめだそうです。

スポット名	ラーメンと餃子の店 尊鉢
時間	11:30～14:00、18:00～21:00
定休日	日、月曜
問い合わせ	072-747-8822
アクセス	阪急池田駅下車すぐ
住所	大阪府池田市菅原町6-7【MAP】
URL	https://www.sonpachi.jp/

女性一人でも入りやすい。塩ラーメンで勝負の「麺屋SALT(ソルト)」

SALTという店名の通り、塩ラーメンで勝負する「麺屋SALT(ソルト)」。今回紹介するお店の中では、最も五月山公園に近い場所にあります。

店内は、カウンターのみの8席。木製のテーブルと床、白い壁と白い革の椅子のインテリアで、女性一人でも気兼ねなく入れるのが好印象です。

食べるべしこの一杯「塩ラーメン」

メニューは塩ラーメンをベースに、山椒塩ラーメンや、冬の季節限定のコーンバター塩ラーメンなど、アレンジしたメニューがいくつか。うどんもあります。

ベーシックな塩ラーメンをお願いすると、透き通ったスープに、白髪ねぎ、青ねぎ、玉ねぎ、厚めのチャーシューとのりがトッピングされたラーメンが登場。

スープは、まずは水と昆布から出汁を取り、さらにカツオやサバなどの魚や鶏から取った一番だしを使用しているそう。見た目通りあっさりとした味わいで、お年寄りや女性客に人気ということにも納得。この出汁なら、うどんにも合いそう。

また、いつまでも口の中にラーメンの味が残らないので、すぐにマスクをしてもにおいが気にならないのも嬉しいポイントです。

長ねぎのきりっとした辛み、青ねぎのしっかりとした主張、炒めた玉ねぎの甘みで、味と食感に変化もあり。特に玉ねぎの甘みが、スープとばっちり合います！

スポット名	麺屋SALT(ソルト)
時間	11:00～14:30頃(LO14:00)、17:30～24:00(スープがなくなり次第終了、日曜は22:00まで)
定休日	火曜
問い合わせ	072-752-4990
アクセス	阪急池田駅下車　約5分
住所	大阪府池田市大和町4-19【MAP】
URL	https://www.facebook.com/pages/category/Interest/%E9%BA%BA%E5%B1%8B-SALT-900728306626160/

肉好き、ガッツリ食べたい人に「らーめん日本」

国道に面したラーメン店「らーめん日本」。30年以上にわたって池田で続く人気の店です。普段は夜のみの営業ですが、時短営業要請期間中はランチも営業しています。

店内はカウンター席から6人席掛けのテーブル席まで。カウンター席に座ると、目の前で店主が慣れた手つきでテキパキと動く姿は、職人、といった感じ。

食べるべしこの一杯「豚骨ラーメン」

メニューを見ると、豚骨ラーメンのみという潔さ。うちはこれで勝負、という筋の通った気合いが伝わってきます。

ウワサによると「らーめん日本」のラーメンは、トッピングのチャーシューが名物とのこと。出てきた豚骨ラーメンには、肉の塊がドーンっとのっています。

チャーシューに箸を入れてみると、するっと簡単に崩れ、口の中でほろほろと溶けていく。他のラーメン店では味わったことがない、これがウワサのチャーシューか！ほとんど噛まずに消えていくトロトロのチャーシューは、ダブルで注文する人も多いそう。

野菜や豚骨などを6時間以上煮込んだ豚骨スープは、濃厚でコク深さがありながらも後味は引き際が良い！思ったよりも胃にもたれにくく、チャーシューともバランスの良い味です。

もう一つ人気なのが、サイドメニューの「パイクー焼き飯」。チャーシューの欠片を加えた焼き飯で、豚骨ラーメンと一緒に食べれば、大満足すること間違いなし！

スポット名	らーめん日本
時間	18：30～26：00
定休日	日曜
問い合わせ	072-753-1226
アクセス	阪急池田駅下車　約5分
住所	大阪府池田市槻木町7-9【MAP】
URL	https://nippon-ikeda.jp/

さて、どのラーメンが食べたくなりましたか？醤油、豚骨、塩と、阪急池田駅近くにあるラーメン店はどのお店も個性的！この記事を参考に、その日の気分に合わせて「ラーメン欲」を思う存分満たしてくださいね。