京都の朝採れ野菜をたっぷり、都野菜 賀茂大阪駅店に行ってきた !ビュッフェ形式、食べ放題が大人気。
2025.06.28グルメ
新鮮でおいしい野菜を思う存分に味わいたい!
そんな希望を抱く人が大喜びしそうなお店が梅田にあります。
2023年11月にオープンした「都野菜 賀茂 大阪駅店」は女性だけでなく、男性にも大人気。「こだわり」がたっぷり詰まった人気店をレポートします。
目次
- 1 朝採れ野菜をたっぷりいただける他にはないコンセプトが人気「都野菜 賀茂 大阪駅店」
- 2 主役は都野菜。京都で採れた珍しい野菜が登場する日もある「畑バー」
- 3 好きな野菜を好きな量、好みのドレッシングでいただく
- 4 煮炊き物から焼き物など、種類豊富な『おばんざい』
- 5 今日はどんなおばんざいがあるかな?迷うのも楽しい時間
- 6 お鍋にカレー、うどんまで。楽しみ方は無限
- 7 時間は基本無制限、お支払いは現金のみなのでご注意を
- 8 様々な「オプションメニュー」
- 9 「ノー・フードロス・タイム」 という営業時間
- 10 JR大阪駅直結のビル内、シックでスタイリッシュな雰囲気の店内
- 11 都野菜 賀茂 大阪駅店の基本情報(営業時間など)
朝採れ野菜をたっぷりいただける他にはないコンセプトが人気「都野菜 賀茂 大阪駅店」

京都の農家さんが作った野菜を「ビュッフェ形式」で思う存分味わえるのが「都野菜 賀茂」の人気のポイント。
朝、収穫した野菜がお店に運ばれてきているとのことで、どれも新鮮そのもの。すべて有機・無農薬または減農薬野菜だといいます。「メニューを見て注文してお出しする形だと、出てくるまでどんな野菜なのかお客さまにはわかりません。そうではなく、直接、野菜を見て、知って、いろいろ食べてもらいたい。そういう思いからビュッフェ形式で提供しております」。運営会社取締役の須賀京太さんはそう教えてくれました。
1号店は2012年に京都・烏丸にオープン。3号店となる大阪駅店は2023年11月からのスタートです(2号店は京都駅前店)。

他にはない斬新なコンセプトが支持され、開店以来、多くのお客さんでにぎわっています。梅田で働く人がランチや仕事終わりのディナーを楽しむことも多く、取材に訪れた日も、若い女性グループだけでなく男性の「お一人様」を何人か見かけました。「特別な日に利用するのではなく、日常使いして欲しい」と須賀さんは言いますが、店内を見回しても、そういった方が多い印象です。
主役は都野菜。京都で採れた珍しい野菜が登場する日もある「畑バー」
では、さっそくお料理の紹介にいきましょう。
「都野菜 賀茂」では京都の農家さんが作った野菜を「都野菜」と呼び、そのなかから厳選したものを直送してもらいます。それらをフレッシュな状態でいただくのが名物の「畑バー」です。この日は「もやし」「チンゲン菜」「小松菜」「リンカ(トマト)」「紫小松菜」などが写真のようにかごに入って並んでいました。野菜をつくった農家さんもわかるよう表示がされています。日によっては「万願寺とうがらし」や「そうめんかぼちゃ」といった、普段の生活ではなかなか口にできない野菜が並ぶこともあります。
好きな野菜を好きな量、好みのドレッシングでいただく

さまざまな野菜から好みのものを好みの量、プレートに乗せ、上からドレッシングをかけていただくのですが、ドレッシングも数種類あり迷ってしまいます。記者はごま味噌ドレッシングをチョイスしました。野菜はどれもみずみずしく、甘味と苦味がほどよく混じり口の中に広がります。それにごま味噌がよく合う! 他のドレッシングだとどんな味になるのか試してみたくなりました。
煮炊き物から焼き物など、種類豊富な『おばんざい』

「畑バー」の他に、おばんざいのコーナーがあり、この日は「蕗と油揚げの炊いたん」「蓮根梅かつお」「切り干し大根のあっさり煮込み」「ポテトサラダ」などの大皿が並んでいました。さらに、オーブンで焼いた料理もあって、野菜を使った品は10種類以上もありました。
今日はどんなおばんざいがあるかな?迷うのも楽しい時間

ご飯、お味噌汁とあわせると、写真のような感じになります。これだけで、もう立派なお膳ですよね。
おばんざいは、その日に採れた野菜が「一番おいしくなる」ように調理し提供されるといいます。定番のおばんざいだけでなく、珍しい野菜を使ったメニューもあるそうで、取材の際、須賀さんのお話に出た「堀川ごぼうと九条葱の筑前煮風」は、「一度は食べてみたい!」と思ったものでした。「今日はどんなおばんざいがあるのかな?」といった具合に、珍しいおばんざいとの出会いを楽しみにする人もいるかもしれません。
お鍋にカレー、うどんまで。楽しみ方は無限

お店には、旅館で出されるような小さなお鍋と固形燃料が用意されており、畑バーのお野菜を、写真のように京風出汁スープで炊いていただくとこもできます。先にサラダにして野菜をいただきましたが、少し火を通しいただくと、また違った味わいがあります。
さらにはオリジナルカレーもあり、ご飯にかけて食べることができます。畑バーやおばんざいに目が行きがちですが、これは絶対に試して欲しい! 賀茂オリジナルのチキンカレーで、別腹でいただけるおいしさでした。うどんも用意されており、麵好きの人は好みのお野菜を乗せて、カレーうどんにするなど自分だけのうどんをつくるのもいいでしょう。

時間は基本無制限、お支払いは現金のみなのでご注意を

「都野菜 賀茂」は食券制です。まず券売機でチケットを購入します。
メニュー内容は次の通りです。
ランチ・ブッフェが平日1,550円、土・日曜と祝日は1,730円、
ディナー・ブッフェが平日1,750円、土・日曜と祝日は1,930円
(いずれも税込。小学生以下は割引あり)。
時間は基本的に無制限ですが、込み合った場合のみ時間制限があることも(ランチ60分、ディナー80分)。お支払いは現金のみなのでご注意ください。
お食事を楽しんだあと、使った食器は自身で返却するのが、このお店のシステムです。
様々な「オプションメニュー」
ここまで紹介したのは基本メニューです。
これ以外に、オプションメニューも用意されています。
まずは、ソフトドリンク飲み放題が380円、アルコール飲み放題が1180円。オプションのお料理は以下の3種類あって、京都の食材をより楽しみたいという人はこちらも追加して注文するといいでしょう。



3種はいずれもプラス1,250円(いずれも税込)となっています。
なお、料理のオプションを注文したいという人は2名様以上で予約が可能なので、「並ぶのはどうも……」というグループは、こちらを利用するのもいいですね。
「ノー・フードロス・タイム」 という営業時間
最後に、野菜を新鮮な状態で提供するためや食品ロスをなくす目的で開始した「ノー・フードロス・タイム」も紹介しておきましょう。夜9時以降の1時間限定(ラストオーダーは9時30分)で、なんと550円に!
コンビニなどの偏った食事になりがちな時間で「仕事終わりに寄って、毎日野菜を食べてもらいたい」という思いもあるそうです。ただ、ディナー満席時や当然ながら食品ロスのない日は実施されません。また、実施されても人数制限があるので注意してください。
JR大阪駅直結のビル内、シックでスタイリッシュな雰囲気の店内

「都野菜 賀茂 大阪駅店」はJR大阪駅に直結するサウスゲートビルの16階(イチロクグルメフロア)にあります。阪急の大阪梅田駅からは、2階中央改札口を出て「成城石井」があるほうを直進します。JR大阪駅やグランフロント大阪とつながるペデストリアンデッキを進み、大阪駅の中央コンコースを通り抜けたところがサウスゲートビルです。ホテルグランビア大阪側にある写真のエレベータ(サウス中央エレベーター)に乗って16階で降りると、すぐにお店が見えてきます。

なお、歴史あるグルメフロアということもあり、全体的にスタイリッシュかつシックな雰囲気です。壁に写真のような野菜畑の絵が飾られるなど遊び心も。明るい店内ですが、とくに照明にはこだわりがあるそうで、野菜の新鮮度合いやゆっくりと食事できるよう工夫が施されていました。
都野菜 賀茂 大阪駅店の基本情報(営業時間など)
スポット名 | 都野菜 賀茂 大阪駅店 |
営業時間 | 平日:11時~16時、17時~22時 土日祝:10時半~16時、17時~22時 |
アクセス | JR大阪駅(中央口)すぐ 阪急・大阪梅田駅からは徒歩約10分 |
電話 | 06-6486-9512(受付15時~18時) |
住所 | 大阪市北区梅田3丁目1-1 サウスゲートビルディング16階【MAP】 |
URL | https://nasukamo.net/osakaeki |
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