坂を上るほど、京都が好きになる。自転車で巡る、祈りと絶景の旅「京都西山ヒルクライム参拝!2025」

京都の西の山あいに、ひっそりと佇むまちがあります。京都市西京区(洛西)、向日、長岡京、大山崎。この「京都西山エリア」には、竹林が風にそよぎ、古刹が点在し、どこか懐かしい京都の原風景が今も息づいています。そんな西山を舞台に、今年もまたペダルを踏む人々が集う、それが「京都西山ヒルクライム参拝!2025」です。

坂をのぼり、寺社をめぐり、スマートフォンでスタンプを集めながら走る、“少しストイックで、ちょっと神聖な”サイクリングの旅となっています。坂を上るほど、心が静かになっていくコースは、さくら出会い館から阪急洛西口駅を起点に、西山の名刹をつなぐ全30スポット。善峯寺、柳谷観音楊谷寺、光明寺、大原野神社・・・どこを訪ねても、歴史の香りと静寂が漂っています。


この道には「坂」がある。標高差や傾斜に応じてポイントがつく“ゲキサカ度”システムが導入され、挑戦心をくすぐる仕掛けも満載。息を弾ませながらペダルを回しているうちに、視界がひらけ、山の向こうに京都の街並みが広がります。「ここまで来た甲斐があった」その瞬間、汗とともに小さな達成感が心に灯ります。

京都西山ヒルクライム参拝!2025


スマホが導く“デジタル参拝”
参加方法はとてもシンプルで、スマホのカメラで、各スポットに設置されたQRコードを読み込むだけ。獲得したスタンプ数やポイントに応じて、サイクリンググッズのプレゼントに応募できます。さらに今年は、参加者の声を受けてARフレーム機能が新登場。その場所ならではの背景とともに記念写真を撮れば、旅の記録が“特別な一枚”となります。さらに、スタンプを獲得すると現地店舗で使えるクーポンが配布されることも。サイクリングとまち歩きが自然につながり、“地域を走る”楽しさが一層広がっていきます。

地元が一体となってつくる、“旅する参拝路”
このプロジェクトは、京都市西京区をはじめ、向日市・長岡京市・大山崎町など、行政の枠を越えて広域で連携して実施されています。「坂が多い=大変」ではなく、「坂がある=特別な景色と出会える道」。そんな新しい発想で、西山の魅力を再発見する試みとなっています。スポットには、寺社だけでなく、カフェや人気の飲食店なども多数登場。サドルを降りてひと休みすれば、参拝とグルメ、両方の楽しみが待っています。

“King of 西山”を目指して
開催期間(12月14日まで)の間に獲得したポイントの合計が最も多い参加者には、「King of 京都西山ヒルクライマー」の称号が贈られます。賞品は、ホテル京都エミナースのペア宿泊券など、頑張った脚にうれしいご褒美付き。体力自慢も、のんびり派も。自分のペースで挑戦できるのが、このイベントの魅力。登って、祈って、味わって・・・一度走れば、西山の坂道がきっと少し愛おしくなるはずです。

祈りの道を、自転車でゆく
寺の鐘の音、竹の葉のざわめき、秋風の匂い。ペダルを踏むたびに、風景が少しずつ変わっていく。“速く”ではなく、“深く”走る。それが「ヒルクライム参拝!」の醍醐味です。自転車でめぐる祈りの道。坂の向こうで出会うのは、静かに心が整っていく時間かもしれません。

京都西山ヒルクライム参拝!2025
開催期間2025年12月14日(日)まで
対象エリア京都市西京区・向日市・長岡京市・大山崎町
参加方法スマホのカメラでQRコードを読み込む
スポット数全30カ所
主催京都西山・大原野保勝会(事務局:京都市西京区洛西支所)
後援(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会後援
URLhttps://oharanohoshokai.amebaownd.com/posts/57422961

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