TOKK創刊時を振り返る back to 1972【TOKK2022年4月号】
2022.03.2550周年
TOKKが創刊した1972年は、どんな年だったのか。当時を知る人には懐かしく、知らない人には興味深い―。そんな50年前を、主な出来事と時代がわかるデータで振り返ってみよう。
1972年の主な出来事
1月 |
・よしだたくろう「結婚しようよ」シングル盤発売 |
2月 |
・札幌オリンピック(第11回冬季オリンピック大会)開催 アジアでは初の開催となった冬季大会。スキー・ジャンプ競技の70m級では、日本勢が金銀銅メダルを独占する快挙を成し遂げた。 ・あさま山荘事件発生 |
3月 |
・阪急ターミナルビル完成 大阪キタに新しいシンボルが誕生。5~6階のショッピングフロア「阪急17番街」は、ビルが17階建てであることにちなんで名付けられた。 ・山陽新幹線 新大阪~岡山間開業 |
4月 |
・「阪急TOKKライフ」創刊 2号目から「TOKK」に名称を変更し、現在に至る。 ・漫画史に残る名作『ベルサイユのばら』連載スタート 1974年に宝塚歌劇で初演され、のちに何度も再演される大ヒット作となる。 |
5月 |
アメリカ合衆国から日本へ沖縄返還 |
6月 |
・ストックホルムで国連人間環境会議開催 環境問題について世界的規模で初めて行われた国際会議。 |
7月 |
洋画『ゴッド・ファーザー』日本初公開 |
8月 |
ミュンヘンオリンピック開催 |
9月 |
・手塚治虫『ブッダ』連載スタート ・阪急ブレーブス パ・リーグ優勝 この3年後、念願を果たし初の日本一に輝く。 |
10月 |
・日本の鉄道開業100周年 新橋~横浜間に日本初の鉄道が開通※してから100年を迎えた。※旧暦では9月。 ・上野動物園にパンダ初来日 ・日中国交正常化を記念し、上野動物園にジャイアントパンダの「カンカン」と「ランラン」が来園。 ・TTCシステム阪急全線で導入完了 安全に関する制御を中央センターでコントロールできる日本初のTTCシステム(総合列車運行制御装置)の全線導入が完了。 |
11月 |
・梅田阪急ビル(百貨店部分)第8期竣工 1929年の第1期竣工から拡張を重ね、第8期工事(百貨店部分)が完了。開店当日は阪急少年音楽隊が奏でるファンファーレに迎えられ、約40万人が来店。 ・100形(P-6)惜別記念乗車券発売 本格的な長距離高速電車の草分けとなった車両「100形」の引退前に発売。別名P-6(PassengerCar-6)と呼ばれ、鉄道ファンに人気があった。 |
12月 |
・第14回日本レコード大賞開催 「喝采」ちあきなおみが大賞を受賞。 |
※写真は阪急電鉄提供。
データで振り返る1972年
1ドル308円 |
1949年に単一為替レートが設定され、1ドル360円、1971年には1ドル308円に変更。その後1973年に変動相場制へ移行した。※1 |
郵便料金 葉書10円 |
この年、郵便料金が改定され、葉書は7円から10円に、封書は15円から20円に。※2 |
カセットテープ 生産本数 約677万本 |
音楽ソフトのデジタル化が進み、最近では目にすることが減ったカセットテープ。2021年時点では年間約14万本が生産されている。※3 |
紅白歌合戦世帯視聴率 80.6% |
年末恒例の歌番組である紅白歌合戦。番組平均世帯視聴率は、関東地区80.6%、関西地区74.4%(ビデオリサーチ調べ)と、驚異的な数字を残している。※4 |
運賃 1区 30円 |
当時の阪急電鉄(旧京阪神急行電鉄)の普通運賃は区間制で、1区間あたり30円。1974年には距離に応じた区間運賃を算出する「対キロ区間制」に変更された。 |
婚姻件数最多 約110万組 |
第1次ベビーブーム世代が25歳前後の年齢を迎えた1970年から、婚姻件数は年間100万組を超え、1972年には過去最高の1,099,984 組を記録した。※5 |
※1 出典:財務省ウェブサイト
※2 情報提供:切手文化博物館
※3 出典:一般社団法人 日本レコード協会
※4 ビデオリサーチの許諾を得て掲載
※5 出典:内閣府「平成30年版 少子化社会対策白書 概要版」
- 掲載店舗や施設の定休日、営業時間、メニュー内容、イベント情報などは、記事配信日時点での情報です。新型コロナウイルス感染症対策の影響などにより、店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。また、お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。
- 価格は記事配信日時点での税込価格です。
関連キーワード