【2022年】石川県の温泉、金沢観光1泊2日ベストプラン。見逃したくない最新スポットも!
2022.10.25おでかけ
関西から電車で約2時間半、週末を利用して気軽に観光できるのが石川県。温泉、カニやスイーツなどのグルメ、続々とオープンする新しいスポットにも注目が集まっています。
この記事では、1泊2日で石川県の名湯・加賀温泉郷の山中温泉と、金沢市内を観光するプランをTOKK編集部が体験。何度も訪れても楽しい石川県のおすすめプランをレポートします。
目次
【1日目】名湯・加賀温泉郷の一つ山中温泉に宿泊
加賀温泉郷・山中温泉へのアクセス
関西からは電車利用か自動車でのアクセスが便利です。ここでは代表的なアクセスをご紹介します。
【電車の場合】
大阪駅からJR特急サンダーバードに乗車、加賀温泉駅で下車(約2時間17分)→ 北陸鉄道バスに乗り換えて山中温泉停下車(約31分)
【車の場合】
豊中IC(名神高速道路・北陸自動車道・永平寺大野道路) → 永平寺参道IC → 国道364号で山中温泉へ
山中温泉は、山代、山中、片山津、あわづの4湯からなる北陸屈指の温泉エリア・加賀温泉郷にあります。
高僧・行基が発見したと伝わる山中温泉では、15以上の旅館やホテルが並び、鶴仙渓を望む大浴場など、山間の温泉街ならではの風景が広がるとともに、さらりとした名湯を存分に堪能できます。
今回のお宿「山中温泉」以外にも、加賀温泉郷には、昔ながらの温泉文化が色濃く残る「山代温泉」、柴山潟湖畔のリゾート「片山津温泉」、約1,300年の歴史を持つ北陸最古の「あわづ温泉」と個性豊かな温泉地が点在、時間が許せばバスで巡ってみるのもおすすめです。
夜は温泉街のライトアップイベントにお出かけ
山中温泉街の渓谷沿いに整備された鶴仙渓では、「あやとりはし」と「桜公園内」をライトアップする 「灯すやまなか」を毎晩実施しています 。九谷五彩をイメージした色合いが幻想的な夜の散歩を楽しむこともできます。
「Kakusenkei Light」日没後~22:45 ※鶴仙渓遊歩道は夜間立ち入り不可。 降雪時期の桜公園内ライトアップは休止となります。
対象の宿に宿泊の場合はライトアップに出かける前にオリジナル提灯(ちょうちん)を無料レンタルすることが可能。昼間とは違い、しっとりとした雰囲気の夜の山中温泉街を提灯の灯りと共に楽しんでください。
山中温泉観光協会 | https://www.yamanaka-spa.or.jp/ |
おみやげ、伝統工芸品、山中温泉で見ておきたいショップはこちら!
街のメインストリート・ゆげ街道沿いにお土産物屋、飲食店やカフェ、宿泊施設が連なります。夜ご飯まで、街の散策をしながらゆっくり過ごすのも温泉街の楽しみです。
山中温泉発のブランド漆器店。ラグジュアリーホテルにも採用されるデザイン性にうっとり「 GATO MIKIO 」
1軒目は、ゆげ街道の南端に位置する山中漆器の専門店「GATO MIKIO」さん。伝統工芸を現代の生活に取り入れやいようスタイリッシュにしたデザインが大人気、国内のラグジュアリーホテルなどでも採用されています。
オーナーの我戸正幸さんと奥さま「山中温泉の漆器は湯治客のおみやげとしての歴史が長く、皆さんが漆器と聞いてイメージされるものよりも、ずっと親しみやすく使いやすいのが特長です」とのこと。旅の思い出とともに、普段の食卓でも使いやすい漆器がそろいます。
店名 | GATO MIKIO / 1 |
時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 木曜 |
問い合わせ | 0761ー75ー7244 |
住所 | 石川県加賀市山中温泉こおろぎ町2-3-7【MAP】 |
URL | https://www.gatomikio.jp/ |
季節をめでる、愛らしい和菓子がならぶ老舗・山海堂
2軒目は、明治38年創業、五感で味わえる和菓子を作り続ける老舗・山海堂さん。代表的なお菓子は、最中の中に季節の風物をかたどった干菓子と占いの札が収められた「そっとひらくと」。季節感や日本の伝統文化を感じられるとともに、もなかを開けると思わず「かわいい」と言葉が出てしまいそうな見た目はおみやげにぴったりです。
砂糖と寒梅粉(もち米の粉)を使った素朴な味わいと、老舗ならではの繊細な技を堪能できる逸品です。
店名 | 山海堂 |
時間 | 9:00~17:30(木・日曜は~13:00) |
定休日 | 火曜 |
問い合わせ | 0761-78-1188 |
住所 | 石川県加賀市山中温泉湯の本町クー8【MAP】 |
URL | http://www.sankaido.co.jp/ |
【加賀温泉駅周辺ご当地グルメ】加賀パフェ、かにめしを堪能する「くいもん家 ふるさと 加賀店」
山中温泉へ移動する際の起点となる加賀温泉駅周辺のおすすめグルメもご紹介します。
駅からも近くて利用しやすい「くいもん家ふるさと 加賀店」で、石川県の冬を代表するグルメ・カニを味わいます。
こちらでいただきたいのは、ご当地グルメとして有名な「加賀カニごはん」。たっぷりカニがのった釜たきのごはんや、小鉢などがつく定食スタイルなどでカニを堪能します。「加賀カニごはん」は「くいもん家 ふるさと加賀店」以外にも加賀市内の4店舗で食べることができます。
「くいもん家 ふるさと加賀店」 で、もう一つのおすすめメニューがご当地スイーツ「加賀パフェ」。加賀の九谷野菜などを食材に使用した華やかな見た目が特長です。
「くいもん家 ふるさと加賀店」 があるのは加賀温泉駅近く、山中温泉に向かう前にランチに立ち寄ってから、山中温泉へ移動するのがおすすめです。
店舗名 | くいもん家 ふるさと加賀店 |
時間 | 11:00~15:00(LO14:30)、17:00~22:00(金・土曜・祝前日は~23:00、祝日は~22:00。閉店の30分前LO) |
定休日 | 火曜(祝日の場合は営業) |
問い合わせ | 0761ー73ー1135 |
住所 | 石川県加賀市小菅波町1-55【MAP】 |
URL | https://peraichi.com/landing_pages/view/5tgms/ |
【2日目】たっぷり金沢市内観光。最新スポットと昭和レトロ商店街めぐり
2日目は、加賀温泉駅を出発して、特急で約25分、加賀藩前田家14代の城下町として栄えた金沢へ。中心部には市のシンボル・金沢城公園や、歴代藩主が約180年にわたって作庭した名庭「兼六園」などの歴史ロマンあふれるスポットが点在します。
藩政期から育まれた美意識が息づく街は、見どころにも事欠きません。
金沢市内の観光は金沢駅を起点にして、バスやタクシーで出発するのが便利です。金沢駅で写真に撮っておきたいものといえば、鼓門。金沢駅の顔ともいえる名所の一つです。
話題の最新スポットはここ!まるで宇宙船?!のような石川県立図書館
図書館は地元の方が利用する施設であって、観光で訪れることはあまりないのではないでしょうか。本を見るだけでなく、空間まで楽しむことができる滞在型の図書館として注目されているのが石川県立図書館です。
7月に開館、自然光がここちよい大空間に、好奇心を抱く、自分を表現する、日本を知るなど、12のテーマごとに本を分け、興味を持ったテーマから本を探せるという仕組みもとても興味深かったです。
中央には館内を一望できる「ブリッジ」と呼ばれる場所があるなど、図書館のイメージを変えてくれる建物も必見です。
「石川県立図書館」は、開架冊数は約30万冊、閲覧冊数約7万冊が並ぶ円形劇場のような吹き抜け空間が圧巻! 金沢の新たな文化拠点は一見の価値あり!
多様な閲覧席や伝統文化・里山里海を紹介するコーナーもあり、県外からの訪問でも楽しめる点もおすすめです。
石川県立図書館1階には地元で人気のカフェ「ハム アンド コー」を併設
図書館に入る前に、図書館のエントランス横に併設の「カフェ ハム アンド コー」でランチをいただきました。
このお店は金沢市、野々市市内に店を構える地元でも人気のカフェ。地元産野菜をたっぷり使ったメニューやこだわりのコーヒーなどをテラス席でいただきます。
店名 | 石川県立図書館 |
入館料 | 入館無料 |
時間 | 閲覧エリア9:00~19:00、文化交流エリア9:00~21:00(土・日曜・祝日は両エリア共に~18:00) |
定休日 | 月曜休(祝日の場合は開館、翌日休) |
問い合わせ | 076-223-9565(代表) |
住所 | 石川県金沢市小立野2-43-1【MAP】 |
URL | https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/ |
世界的建築家・隈研吾氏が手掛けた見城亭でいただくランチ
金沢らしいランチを食べたい方へのおすすめは「兼六園」近くに建ち、金沢城・石川門の美景と金沢の食文化を体感できる「見城亭」。
雪国の家の伝統工法である骨組みや金箔を使用したインテリアなど、元の建物を生かしつつ、開放的に仕上げた空間からは、石川門を美しく眺められるよう設計されています。隈研吾ワールドに浸りながら、目の前には金沢城、最高のシチュエーションでランチをいただきます。
見城亭の料理は、郷土料理の治部(じぶ)煮など厳選した地元の食材を生かした繊細な料理と金箔を使用したパフェなどのスイーツ。1階はカフェ、2階で料理がいただけます。
抹茶をたっぷり使い、加賀棒茶の寒天、手作り餡、白玉や濃厚抹茶アイス、シャーベット、エスプーマのハーモニーが楽しめるのが[抹茶パフェ」。金箔一枚を纏った豪華な黄金のパフェです。
店名 | 見城亭 |
時間 | 1階カフェ10:00~16:30、2階昼食11:00~15:00 (いずれも閉店の30分前LO) ※夜は要問い合わせ |
定休日 | 水曜 |
問い合わせ | 076ー222ー1600 |
住所 | 石川県金沢市兼六町1-19(兼六園 桂坂口料金所横)【MAP】 |
URL | https://www.kenrokuen.jp/index.html |
兼六園の隣に東京から移転、明治時代の旧陸軍施設を利用した国立工芸館
文化芸術が根差す金沢で、訪れておきたい文化施設の一つが「国立工芸館」。4,000点以上の明治以降の国内外の工芸・デザイン作品群を収蔵しています。まずは工芸の専門用語や技法を3D画像を使って分かりやすく解説したコーナーへ。予習をしてから作品を鑑賞することで工芸の世界を深く楽しむことができます。
国立工芸館の建物は明治後期に建てられ、1997年に国の登録有形文化財に登録された旧陸軍施設を移築し活用されています。色々なところに建築当初のおもかげが残されています。
店名 | 国立工芸館 |
観覧料 | 展示により異なる(ミュージアムショップは入場無料) |
時間 | 9:30~17:30(入館は~17:00) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は営業、翌日休)、展示替期間 |
問い合わせ | 050・5541・8600(ハローダイヤル) |
住所 | 石川県金沢市出羽町3-2【MAP】 |
URL | https://www.momat.go.jp/cg/ |
新名所!?昭和レトロな商店街の個店めぐりが楽しい新竪町商店街
金沢観光の最後は、昔ながらの店に混じり、おしゃれなショップが増えている、歩いて楽しめる新竪町商店街です。
数年前から少しずつですが、コーヒー専門店や雑貨、アウトドアの専門店などがオープンし、新旧の店舗が入り混じる風景がとてもユニーク。場所は金沢の中心地である片町・竪町エリアの少し北側、観光でなく暮らしているかのように歩きたいエリアです。
元医院をリノベーションしたギャラリー兼ショップ おはなしのつづき
元医院だった昭和初期の洋風建築は、ガラスペン画家・細川理衣氏のギャラリーショップに。1階では細川氏デザインの愛らしい文具や器を販売。元の建物の趣を大切に守りながら、作家の想像の世界をカラフルに描いた作品ともぴったり沿う雰囲気をかもしています。
細川氏の作品をあしらった52枚の襖絵が並ぶ2階のギャラリーは圧巻!古い建物に現代的なデザインがマッチする不思議な空間。
店名 | おはなしのつづき |
時間 | 12:30~17:00 |
定休日 | 木曜休(祝日は営業の場合あり) |
問い合わせ | 080・4663・9348 |
住所 | 石川県金沢市新竪町3-52【MAP】 |
URL | https://www.instagram.com/ohanashinotsuduki/?hl=ja |
メルボルン式エスプレッソがおいしい ESPRESSO BAR KESARAN PASARAN
オーストラリア・メルボルン式の本格エスプレッソが人気のカフェもあります。メルボルンのカフェ文化に衝撃を受けたオーナーが、商店街にメルボルンスタイルのエスプレッソ専門のカフェをオープン。コーヒーはもちろんデザート、店内空間、音楽など、居心地の良さは抜群!
オーストラリアのメルボルンスタイルのエスプレッソは一人一人に合わせた細かな作り分けができるのが特長です。深く、濃い味わいとスッと喉に落ちていく軽さが合わさった印象深いエスプレッソをぜひ!コーヒーが苦手な方にはその他のドリンクもありますのでご安心を。
店名 | ESPRESSO BAR KESARAN PASARAN |
時間 | 11:00~17:00(金曜は17:00~22:00) ※土・日曜は間借りカフェ「cuce」も営業。 |
定休日 | 月~水曜休 ※2023年2月から営業時間を変更予定。 |
問い合わせ | 076・250・5053 |
住所 | 石川県金沢市新竪町3-17-3【MAP】 |
URL | https://www.kesaranpasaran.info/ |
土日祝は15:00開店。おいしいおつまみとお酒を目当てに行きたいパーラー・コフク
新竪町商店街にはカフェや雑貨店だけでなく、おいしいお酒とおつまみを楽しめる居酒屋もあります。しっとりジューシーな鯖のスモーク、リゾットやピザ、コンビーフなど、どれも自家製、じんわりおいしさが広がる小粋なおつまみと、お酒が楽しめる店です。
週末なら15:00開店で昼のみに使えますし、ご飯を食べた後の2軒目使いにもぴったりのお店。金沢に来たからには!と、お寿司や海鮮を楽しむのとは別に、旅先で出会った小さな居酒屋さんで、地元の方たちとお話したり、地元のことを色々と教わったり、そんな思い出もいいですよね。
店名 | パーラー・コフク |
時間 | 月~金曜17:00〜22:00(L.O)、土・日・祝日は15:00〜22:00(L.O) |
定休日 | 月・火曜、不定休 |
問い合わせ | 076-221-7757 |
住所 | 金沢市新竪町3ー118【MAP】 |
URL | https://www.facebook.com/parlourkofuku/ |
もっと知りたい!石川観光のお役立ちサイト
ほっと石川旅ネット https://www.hot-ishikawa.jp/
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