写真でたどる阪急ターミナルタウン50年の変遷《西宮北口編》【TOKK2022年5月号】
2022.04.2550周年
TOKK創刊50周年にちなみ、約半世紀にわたる阪急沿線の街のうつり変わりをご紹介。あの日の駅舎や街並みに、思い出がよみがえる。
再開発で魅力を増し“住みたい街”に
1982年 | 阪急西宮北口駅の改築工事開始 |
1984年 | 「ダイヤモンドクロス」撤去 |
1987年 | 現西宮北口駅の橋上駅舎完成 |
1991年 | 「阪急西宮球場」が「阪急西宮スタジアム」と改称 |
2001年 | 「アクタ西宮」開業 |
2002年 | 「阪急西宮スタジアム」営業終了 |
2005年 | 「兵庫県立芸術文化センター」開館 |
2008年 | 「阪急西宮ガーデンズ」開業 |
阪急沿線の街の中でも、「最も変貌を遂げた」との声も多い“ニシキタ”。まだ住宅も少なかった昭和の初め、街を活気づけていたのは、「阪急西宮球場」だ。プロ野球チーム「阪急ブレーブス」の本拠地で、1975年から3年連続日本一と大活躍した際は、街の盛り上がりも最高潮に。
球場の近くにあった、阪急神戸本線と今津線が直角に交差する「ダイヤモンドクロス」も名物的存在だった。高速鉄道では、全国唯一の平面交差で、ダイヤの複雑化や神戸本線の特急10両連結運転に向けた工事により、惜しまれつつ姿を消すことに。
1995年の阪神・淡路大震災後、駅周辺は大規模な再開発で姿を変える。北口市場は複合施設「アクタ西宮」として再生し、駅南西の団地はマンションに。震災から10年後には、心の復興・文化の復興のシンボルとして、「兵庫県立芸術文化センター」が開館。「みんなの心の広場」として、人々が集い交流する芸術文化の発信拠点となっている。
スポット名 | 兵庫県立芸術文化センター |
問い合わせ | 0798-68-0223(代表) |
アクセス | 阪急西宮北口駅下車すぐ |
住所 | 西宮市高松町2-22【MAP】 |
URL | https://www1.gcenter-hyogo.jp/ |
球場の跡地には、西日本最大級のショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」が誕生。日々の生活を彩るショップが集まり、多くの人で連日にぎわう。同館の内外には、“ニシキタ”の歴史を感じられるメモリアルスポットも点在するので、注目を。
スポット名 | 阪急西宮ガーデンズ |
営業時間 | 10:00~20:00(本館4階飲食店は11:00~22:00。イズミヤは~21:00) ※一部店舗により異なる。 |
定休日 | 不定休 |
問い合わせ | 0798-68-6666(代表) |
アクセス | 阪急西宮北口駅下車すぐ |
住所 | 西宮市高松町14-2【MAP】 |
URL | https://nishinomiya-gardens.com/ |
info | 「阪急西宮ギャラリー」には、1983年の西宮北口駅前を再現したジオラマ模型の展示も。 |
再開発されてから、おしゃれなものやおいしいものがそろう、文化の香り高い街となった“ニシキタ”。関西の住みたい街の上位に名が挙がるのも納得の魅力的な街は、大阪や神戸、宝塚からもアクセス抜群。往時に思いを馳(は)せつつ、新しい街を巡ってみるのも楽しい。
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