宝塚歌劇団・雪組トップスター彩風咲奈さんインタビュー 。江戸を舞台にした痛快な時代劇とビート感あふれるショーの二本立て。
2022.03.25エンタメ
4月18日(月)まで宝塚大劇場で上演される雪組公演、『夢介千両みやげ』『Sensational!』。お芝居の内容について、役作りについて、自身が考える男役像について、雪組トップスター・彩風咲奈さんに伺いました。
目次
日本物作品に挑む、今のお気持ちは?
これまでも多くの日本物に出演させていただきましたが、“日本物の雪組”という伝統を崩してはいけないというプレッシャーを感じています。(前トップスターの)望海さんともそういったお話をしたことがあったのですが、いざ自分がその立場になってみると重みが全く違い、今になって言葉の意味をきちんと理解することができております。
お芝居の見どころについて教えてください。
長編作品のハイライトや登場人物などをギュッと凝縮しながらも、宝塚らしい作品になっているところです。色々なキャラクターが登場しますので、お客様それぞれが共感できるキャラクターの目線や気持ちになってお芝居を楽しんでいただけると思います。新しい雪組で挑戦する日本物にご期待ください。
お芝居の役どころについて教えてください。
いつも懐(ふところ)がパンパンになるほどの小判を持ち歩き、問題ごとはお金と心で解決するという珍しいタイプの主人公です。一見すると軽い印象を持たれる夢介ですが、形にとらわれず、人間関係においては計算がなく心で関係を築いていける魅力的な人物。個性的な役ですが、宝塚の男役らしく素敵に、皆さまに愛されるキャラクターを作っていきたいと思います。
ショーについて教えてください。
雪組をよく知ってくださる中村一徳先生のもと、下級生までスポットがあたるショーになっています。このショーで初めて銀橋をわたるというメンバーもいますし、宝塚のショーを初めて担当してくださる先生の振付もあります。親しまれている名曲とともに、雪組の魅力を余すことなくお見せしたいと思います。
彩風さんの男役像についてお聞かせください。
トップとしての宝塚大劇場公演も2作目となり、前へ前へとひたすら進む毎日から少し解放され、過去を振り返ることも出来るようになってきました。あんな役を演じた、こんな役を演じたと作品一つ一つを思い出しています。宝塚の品格を大切にしながらも、渋い男性からびっくりするようなユニークな役までカメレオンのように変化自在の男役を追求していきたいと考えています。
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