南所豆花はトッピング豊富の豆花(とうふぁ)!台湾の味が大阪で味わえる!

話題の台湾スイーツ・豆花(とうふぁ)をご存じでしょうか。

豆花とは、豆乳を固めたやわらかい豆腐に甘いシロップをかけていただく台湾で国民的な人気を得ているスイーツのこと。最近、台湾ブームとこの豆花がヘルシーでおいしいと、若い女性を中心に人気となって提供するお店が増えています。

そんな中、2020年4月に大阪の天神橋筋六丁目駅近くにあるトッピングがたっぷりと並ぶ豆花専門店「南所豆花(なんしょとうふぁ)」がオープンしました。

トッピングを見ているだけでワクワクしてしまう、そんな豆花専門店「南所豆花(なんしょとうふぁ)」をご紹介します。

※店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合があります。お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。

そもそも豆花とは…?

話題の台湾スイーツ豆花は、台湾や香港などで食べられているスイーツ。なかでも台湾の豆花(とうふぁ)は、たっぷりのトッピングをのせて食べる国民的スイーツとしても愛されています。

豆花とは、豆乳をやわらかく固めた豆腐に、甘いシロップをかけていただくスイーツです。では豆花と豆腐は何が違うのか…その理由は固めるものにあります。

豆腐はにがりを使って、豆乳の大豆部分を固めて水分を排出することで作られます。豆腐が大豆が濃く強く感じられるのはそのため。豆花は、石膏粉(食用の硫酸カルシウム)を使って豆乳の水分も一緒に固めるため、やわらかなふるふるの食感になります。

この豆花の食感やトッピング、シロップなどが店の個性となり、ヘルシーでさっぱりしたスイーツとして、日本でも提供する店が増えるスイーツになっています。

話題の台湾スイーツ専門店「南所豆花(なんしょとうふぁ)」

住宅地の中というかなり静かな立地。林さんはここを歩いて見つけて出店を決めたとか!

そんな豆花の店が関西でも増える中、台湾好きの友人から「あそこの豆花は食べたほうがいい」と強くすすめられたお店が「南所豆花(なんしょとうふぁ)」です。こちらは2020年4月にオープンしたばかりの新店です。

阪急天神橋筋六丁目駅は、日本で最も長い商店街・天神橋筋商店街の一番北側にある駅です。梅田やなんばなども近く、便利な立地で天神橋筋商店街には飲食店や雑貨店などが多数並ぶ賑やかな場所です。

阪急天神橋筋六丁目駅11番出口をあがって北上、本庄川崎公園の近くにあります。

「南所豆花(なんしょとうふぁ)」はこの天神橋筋商店街とは反対方向にあり、少し歩いた静かな住宅街の中にあります。

トッピングも味わいも現地のまま!

「南所豆花(なんしょとうふぁ)」でまず驚くのがトッピングの多さです。日本で食べられる豆花の多くは、トッピングの組み合わせが決められたセットになっているものなんです。そのため自分の好きなトッピングを集めた豆花にするのが難しいのですが、台湾のように多くのトッピングから自分で見ながら選べるのは、日本では私は「南所豆花(なんしょとうふぁ)」が初めてでした。

茹でピーナッツに小豆、金時豆、緑豆、ハト麦にタロイモ、オートミールなど豆や穀物類に、カボチャにタロイモ、抹茶の湯圓(タンエン・お団子)も数種。仙草というハーブを使用した仙草ゼリーや、パイナップル、タピオカ粉で練られた台湾伝統粉粿(フンクエ・台湾風のわらび餅)もベーシックなクチナシで色づけたものから、黒糖、抹茶など1つのトッピングだけでも味がいろいろあって、とにかく種類が豊富で迷ってしまうこと間違いなしです!

「南所豆花(なんしょとうふぁ)」の店名と同じ名を持つ「南所豆花」をいただくと、本当に現地のままの優しい味わいとふるふる感。シロップもクセもなく、さらっとしていてそれでいて優しい甘さです。

ここに私は大好きな茹でピーナッツと湯圓、それに緑豆と初挑戦の台湾伝統粉粿をチョイス。我ながらベストチョイスと自画自賛してしまう組み合わせでした。同じ”もちっ”でも食感が違う、タロイモの湯圓とクチナシと抹茶の台湾伝統粉粿組み合わせに茹でピーナッツと緑豆が最高!食べ終える頃には、満足感と満腹感がある上に「でもヘルシーだから大丈夫!」という絶対的肯定感があるのも現地と同じです。

組み合わせによって変わる

追加のトッピングは1つ80円。トッピングではハトムギ、ピーナッツ、台湾伝統粉粿が人気なんだとか

トッピングの種類が多いということは、その組み合わせも増えるということ。選ぶトッピングによって印象も大きく変わります。たとえば、モチモチが好きでお腹が空いているのならばタロイモや湯圓、台湾伝統粉粿、タピオカなどがおすすめ。ヘルシーに食べたい時は、ピーナッツや緑豆などを中心に選ぶと良さそう。

もしトッピングに悩む場合は、ぜひ店員さんに相談してみて。好みを聞きながらおすすめしてくれますよ。

すべて手作りのこだわり豆花

豆乳シロップをかけていただく「豆乳豆花」777円。奥は、冬瓜糖と素焚糖、赤砂糖などで作ったシロップの「南所豆花」759円。(いずれも4つのトッピング代含む)

豆花は先述のように素朴でシンプルなデザート、それだけに素材や新鮮さでおいしさが大きく変わります。

実は「南所豆花(なんしょとうふぁ)」のオーナーは台湾・台南出身の林さん。「日本の豆乳は、台湾のものと比べて大豆が濃いんです。そのため豆花用に天神橋筋にある前田豆腐店さんに特注で豆乳を作ってもらっています」。

林さんは、もともと台湾で日本料理の料理人をしていて「日本の歴史や文化が大好きで、子どもの頃から大好きな豆花を日本の、それも大阪の人に食べてほしかった」と「南所豆花(なんしょとうふぁ)」オープンの理由を話してくれました。

こだわりは豆花だけでなく、シロップにも。「南所豆花(なんしょとうふぁ)」では冬瓜糖と素焚糖、赤砂糖を使ったやさしい甘さのシロップと豆乳を使用したシロップの2種類がラインアップ。豆花にシロップ、トッピングに至るまですべて手作りしています。

おしゃれさとおいしさ台湾風にミックス!

「伝統があっておいしいことも大事だけど、おしゃれさは忘れたくない!」と「南所豆花(なんしょとうふぁ)」をレトロで可愛い台湾のおしゃれなお店のようにしたのは林さんのこだわり。

ネオン管の看板や、お店のロゴは台湾在住の林さんの友人がデザインしたものなんだそう。このロゴをデザインしたTシャツやバッグなどは「南所豆花(なんしょとうふぁ)」で購入することもできます。

MIT(Made in Taiwanのことで台湾製のもののこと。台湾では高品質なものの証とされています)でもあるこのグッズ、気になる人は手に入れてみて!

Tシャツ 全4色 3,000円
バッグ 1,870円 

大好きな日本で夢広がる

店員さんには香港出身の人もいて、店員さん同士の会話はすべて中国語(北京語)。話し出すと現地感がさらにアップ!

店名の「南所豆花(なんしょとうふぁ)」には、林さんの出身地「台南」の南と日本でも南に位置する大阪への愛を込めて付けたのだとか。それでもまだまだ日本や大阪には不思議な点があると言います。

林さん曰く、「これだけ近い位置にある日本と台湾だけれど、日本は台湾では絶対にない組み合わせの食事が1つの店舗で食べられる、それが不思議!」。

例えば台湾で朝食に飲む豆漿(トウジャン・豆乳)。豆花と同じく豆乳から作られるもののため、日本では豆花と豆漿が1つの店で食べられることがあります。それが「台湾では絶対にないこと!」と林さん。日本人の私からすると不思議を感じませんが、この2つを1つの店で食べることは台湾では絶対にないんだとか。

その台湾と日本の認識の違いがあるゆえ「本格的な豆花の専門店はまだ日本は少ないと思います、今後も台湾の味をそのまま出せたら」と人懐っこい笑顔で夢を話してくれました。

冷たいだけのスイーツ…ではない

豆花は冷たいスイーツと思われるかと思います。が…冬になるとこのシロップが温かいものに!(もちろん冬でも冷たいものはいただけます)。

寒い季節には温かいシロップをかけた豆花でほっこり。暑いなぁという時には冷たいシロップでひんやりと季節を問わず楽しめるスイーツなんです。

「南所豆花(なんしょとうふぁ)」の豆花は、豆花好きな人は「現地のまま!」と感動する上に、初めて食べた人も「どこか懐かしくてスルスル食べられてしまう!」と言われる絶品スイーツ。

ぜひ好きな人はもちろん、未経験の人もこの低カロリーの体に優しいスイーツ・豆花を食べに訪れてみて。

スポット名 南所豆花(なんしょとうふぁ)
時間11:00~19:30LO
定休日不定休
問い合わせ06-7709-4887
アクセス阪急天神橋筋六丁目駅下車 約8分
住所大阪市北区本庄東2-7-13【MAP
URL https://www.instagram.com/nannsyo_osaka/

この記事を書いたのは… TOKK編集部R

TOKK編集部R

大阪・北摂育ち。甘党で1日1回の甘いものが欠かせません。
愛しているものは、ミルクティーとチョコレートとナッツとチーズケーキ…
趣味は、美術館巡り(浮世絵大好き)と観劇(ストレートプレイ中心)
シネマやイベント、TOKKの公式Twitterを担当しています

阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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