神戸の老舗洋食店といえばここ!「グリル十字屋」の おすすめメニュー4選

神戸港が開港し、明治初期には多くの欧米人が訪れたハイカラな街・神戸。日本で早くから洋食文化が花開き、今も老舗の洋食店が軒を連ねます。

そんな神戸の街でTOKK編集部が訪れた、とっておきの老舗洋食店「グリル十字屋」の魅力を、ここではたっぷりとお伝えします。

※店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合があります。お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。

映画のロケ地にもなった店内がとにかく素敵!

「グリル十字屋」の店内に足を踏み入れると、まるで映画のセットのような美しい階段が現れます。店内へはこの階段を降りてアプローチします。

グリル十字屋の店内

入店早々、優雅な気分に!

階段を降りた先には、モザイクタイルにはめ込まれた「JUJIYA」の文字が。創業は1933年――。フロアにもお店の歴史を感じますね。

「JUJIYA」と書かれたモザイクタイル

半地下になっているため、天井が高く優雅な雰囲気の店内。ウォールライトや美しく並んだ木製の椅子にも高級感があり、ギンガムチェックのクロスがレトロクラッシックな店の雰囲気と良く合っています。

いすとテーブルにチェックのクロス

置かれている調度品もアンティークで神戸らしさを感じさせてくれるものばかり。

船の置物

隅々にまでオーナーのセンスを感じる店内。実は映画の舞台にもなっています。2011年公開の映画『マイ・バック・ページ』では、主演の妻夫木聡さんと忽那汐里さんの食事シーンがここで撮影されました。とってもお洒落で洗練されていますから映画の舞台になったのもうなずけます。

お店の一番人気は王道の「オムライス」

オムライス

「オムライス」950円

看板メニューのオムライスは、薄焼きの卵の表面に、まだらに焼き色が付いていて、これぞオムライスという王道のフォルム!

具材はじっくりと炒めて、素材が持つうまみを引き立てています。チキンライスには鶏肉、ニンジン、グリーンピースの他に、甘味を感じる茹でキャベツが入っていて、酸味があるケチャップとの相性が良く、味のアクセントになっています。

甘いバターと香ばしい卵の香りにふわりと包まれて…幸せな気分になります!
ぜひ、味わっていただきたいお店の人気メニューです。

肉のうまみが詰まったジューシーな「ハンバーグステーキ」

ハンバーグ

「ハンバーグステーキ(150g)」1,550円

続いてご紹介するのはハンバーグステーキ。粗めのミンチを使用するハンバーグステーキは、ジュワっと溢れる肉汁が口いっぱいに広がります。添えられているポテトサラダも、ジャガイモの食感が残ってホクホクとして、とっても美味!

こだわりのデミグラスソースは、鶏ガラや牛すじなどを使って、3日間かけて作られていて、世代を超えて愛されるお店の味です。

常連客から愛される絶品「シチュービーフ」

シチュービーフ
©グリル十字屋

「シチュービーフ」2,350円

そんなお店自慢のデミグラスソースを堪能できるのが、シチュービーフ。適度にサシの入った黒毛和牛のネックに焼き色を付け、3〜4時間じっくりと煮込みます。酸味のある甘口のデミグラスソースがたっぷりとかかり、お肉は口の中で解けるやわらかさ。今日はお肉という年配のお客様にも人気のあるメニューだそうです。

濃厚なデミグラスソースにベストマッチ「ビーフカツレツ」

ビーフカツレツ
©グリル十字屋

「ビーフカツレツ」1,550円

お肉をしっかりと味わいたい人たちの間で、ハンバーグと双璧を成す人気ぶりなのが、ビーフカツレツ。ビーフの肩ロース肉を厚めにカットし、必要最小限だけ火を通し、デミグラスソースで仕上げました。ジューシーなカツレツとデミグラスソースが抜群の味わいです。

牛肉はほんのりと赤身が残るレアでとてもやわらかく、しっかりと肉のうまみを感じます。添え付けの野菜等もボリューム満点の食べ応えのある一皿です。男女問わず幅広い世代から支持されています。

利用しやすい立地と営業スタイル

老舗の洋食店というと、敷居が高いと思われるかもしれませんが、通し営業で、提供メニューが昼夜同じというのもポイントです。

「グリル十字屋」には、27種類もの豊富な単品メニュー(サラダやスープなどのサイドメニューも合わせれば37種類)がありますが、営業時間内であればいつ行っても食べることができます。また、単品メニューは、サイドメニューを付けてコースでも提供してくれます。

神戸三宮の駅看板

最寄り駅は、神戸三宮と抜群の立地で、阪急・阪神・JRの各駅から徒歩10分圏内。お買い物の合間にも利用しやすいですね。

デザート付きのお得なランチをチェック!

パン、スープ、メイン、デザート、ドリンク
©グリル十字屋

「ランチコース」2,500円

先ほど、「グリル十字屋」は、通し営業で提供メニューが昼夜同じという話をしましたが、ランチコースだけは11時~15時の提供となります。とはいえ、15時までランチを提供してくれる店は少ないと思いますので、うれしいですね!

気になるランチコースの内容は、メインが「エビフライ&ポークチャップ」で、ポタージュスープ、ライスもしくはパンに、コーヒーまたは紅茶、そしてデザートまで付いてきます。これはお得!ぜひ、時間帯があえばオーダーしてみてください。

変わらぬ味を3代に渡り守り継ぐ

グリル十字屋の初代が料理を学んだのは、オランダ人シェフでした。東京のケーキ屋や、製菓工場の工場長を経て、神戸旧外国人居留地で1933年に創業。創業当初、十字路に面していたことから、その名がついたそうです。

戦時中、空襲で焼けてしまいお店の存続が危ぶまれたこともありましたが、地域で愛され、変わらぬ味を3代に渡り守り続けています。

3代目オーナーの寛子さんにお聞きしたところ、客層は幅広く、赤ちゃんからお年寄りまで全世代の人に支持されているのだとか。親子3代に渡って来店される方もいて、ときどき家族付き合いのような感覚になるそうです。

高級感がありながらも、どこか気取らない雰囲気がある「グリル十字屋」。長年に渡り常連客から愛される地域の名店です。

グリル十字屋の外観
スポット名 グリル十字屋
時間11:00~20:00(LO19:30)
定休日日曜
問い合わせ078-331-5455
アクセス阪急神戸三宮駅下車 約8分
住所神戸市中央区江戸町96【MAP
URL http://www.grill-jujiya.com/

最後に

時間をかけて作られる料理の味もさることながら、歴史ある店内の雰囲気もじっくりと味わっていただきたい「グリル十字屋」。 

老舗の洋食店というと、敷居が高いと思われるかもしれませんが、通し営業で、提供メニューが昼夜同じと、利用しやすいのもポイントです。神戸に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

この記事を書いたのは… TOKK編集部S

グルメと絶景があればどこへでも。子育て奮闘中のママ編集。学生時代はリュック一つで旅をするバックパッカー。企業広報、ライターの経験を経て2010年にTOKK編集部へ。街ネタ・グルメ・カルチャーの発信に携わる傍ら、阪急沿線を飛び出し、全国の観光地やホテルを取材した経験も。仕事柄たま~に鉄分高め。

阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から48年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月2回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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