マスクを常時つけての外出が当たり前になった今、肌トラブルに悩む女性が急増しています。

そこで、阪急うめだ本店のバイヤー横手さんにおすすめのスキンケアをリサーチ。「温肌」に着目した新しいスキンケアを提案する「ON&DO」のスペシャリスト山口さんとともにお話をお聞きしました。

（お話をお聞きした人）

（左）「ON&DO」　スペシャリスト　山口あやめさん　
（右）阪急うめだ本店　化粧品商品部バイヤー　横手くるみさん

コロナで美容ニーズが一変、時代が求める新たなスキンケア

―― 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マスクをつけての外出が当たり前になりましたが、百貨店を訪れるお客様にも変化がありましたか？

阪急うめだ本店　横手さん（以下、横手）：おうちで過ごす時間が増えて、スキンケアへのニーズが高まっているなと感じています。

毎日マスクをつけることでのお肌の乾燥・ごわつき・ニキビ…といった肌荒れに悩まれる女性が増えていて、コロナ以降、化粧水や美容液といったベーシックなケアに加えて、フェイスマスクなどのスペシャルケアの需要が伸びました。

「ON&DO」　山口さん（以下、山口）：「ON&DO」の売場に来られるお客様のお悩みも、断然マスクによるトラブルが多いです！

ざらつき、乾燥、毛穴が詰まってしまった結果、ニキビや吹き出物…様々なお悩みを抱えられておられます。

横手：「ON&DO」は、温肌に着目したブランドなのですが、コロナ禍のまさに今の時代背景にあっていると思います。

――「ON&DO」の商品は、どういうところが時代にあっているのでしょうか？

横手：コロナでスキンケアを核にした美容ニーズが高まるなかで、うわべだけの美ではなく、より心地よく内面からにじみ出る健康的な美しさにお客様の意識が向かっているなと感じます。

山口：「ON&DO」は、様々なお肌の悩みにアプローチして、健やかな肌に導く商品なんです！

横手：現代女性は、生活バランスが崩れやすく冷え性の方が多くなっていますよね…。

山口：そこで、健康を維持するために基礎体温をあげる「温活」が流行していますが、体で言う“温活”のような発想で、健やかな好循環をお肌にも生み出せたらと思い「ON&DO」を開発しました。

横手：「ON&DO」が掲げる肌のスイッチをONにして、肌・体・心のバランスが整った生き生きとした美しさ“温肌”というブランドコンセプトに、百貨店としても注目しています！

生命力溢れる五島椿のすべてをスキンケアに

「ON&DO」の故郷は、長崎県・五島列島――。人口約7万人のこの島には、推定1,000万本もの自然の椿が自生しています。

紫外線、海風、乾燥、寒冷…様々な環境ストレスにさらされながらも、一年中青々と群生する生命力を持つ五島椿。

「ON&DO」ではこの五島椿の生命力をスキンケアに活かそうと、東京ドームがすっぽり入る、約6ヘクタールもの広大な自社農園で約2万本の椿を育成しています。

山口：温肌というコンセプトを掲げて研究するなかで見つけ出したのが「五島椿花酵母」です。

五島列島の椿は、寒さが過酷な冬に美しい花を咲かせますが、花の中心は外気温よりも5℃も高くなることがあるほど、生命力に溢れています。

この五島椿花酵母を、独自の発酵技術を使って、美容発酵液「温酵母」※を開発しました。

横手：「ON&DO」のスキンケアには全てにこの温酵母※が入っているんですよね！

山口：そうなんです。主成分として温酵母※が使われていて、化粧水や美容液などアイテムの機能によって、椿の葉や花、果皮、種子、枝から抽出した美容成分を追加しています。

横手：椿が持つ魅力を余すことなく活用されていますよね。

山口：椿と言えば種から抽出される「椿油」が美容成分として有名ですが、種以外の部分はどうも捨てられていたようなんです。もったいないですよね。

これまで捨てられていた葉や花、果皮などからも美容成分を見出すことに成功して、全部で12種類の椿由来の美容成分が「ON&DO」のスキンケアラインに配合されています。

※サッカロミセス/(ツバキ花エキス/アテロコラーゲン)発酵液(保湿剤)

―― 全部揃えたいのは、山々なのですが、気軽に始めるならどちらのアイテムがおすすめでしょうか？

山口：やはりスキンケアで大切な「化粧水」と「美容液」でしょうか。

阪急うめだ本店とHANKYU　BEAUTY ONLINE限定で、｢スイッチオンキット｣というブランドを象徴するようなアイテムを販売しておりますが、二層式化粧水と温酵母※1を高濃度で配合した美容液が中心としたキットになっております。

初めて「ON&DO」を試される方に真っ先に揃えていただきたいアイテムです。

ぐんぐん浸透する二層式化粧水

椿の花・葉・油を使ったオイル層とエキス層に分かれていて、シェイクしてから使う新しいタイプの化粧水。シェイクすると化粧水がまろやかな美容液状に変化して、ぐんぐんお肌に浸透※します。

※角質層まで

商品名	リファイニングローション I
価格	7,700円
内容量	150ml
椿由来成分	花(温酵母※1)、葉(椿葉水※2、椿葉エキス※3)、種(椿油※4)

＜山口さんのおすすめポイント＞

椿の葉から抽出した葉水を使用していて、精製水を全く使用していないのですが、葉水は水にも油にもなじみやすいという性質があるので、肌なじみが格段に違います。

椿油が化粧水に入っていると言うと驚かれるかもしれませんが、皮脂に近いオレイン酸という成分を多く含んでいて、肌表面に無駄な油が残らず、油分と水分のどちらにもなじむ性質を持っており、ふっくらとしたツヤ肌を実感いただけます。

温酵母※を高濃度で配合した美容液

「ON&DO」の全ラインの中で、もっとも温酵母※の配合が高い贅沢な美容液。とろりとした独特なテクスチャーが特徴で、椿酵母由来の発酵エキスのパワーをダイレクトに感じることができます。

商品名	ファーメントセラム
価格	8,800円
内容量	40ml
椿由来成分	花(温酵母※)

＜山口さんのおすすめポイント＞

｢ON＆DO｣の全商品の中で、「ファーメントセラム」はいわばブランドの象徴ともいえるような美容液です。

とろりとした独特な粘りを持っていて、潤いを送り込みながら、薄い膜がぴたりと密着し、乾燥などの外部刺激から肌を守ってくれます。

―― 他にもおすすめのアイテムってありますか？

横手：肌のざらつきやごわつきが気になる時におすすめなのが「パウダーウォッシュ」です。

あと乾燥が気になる時におすすめなのが「ホットマスク」！

「ミルキーフェイスマスク」という乳液タイプのマスクの上に二重に重ねて使うマスクなんですが、スキンケアアイテムの浸透※がアップしますよ。

※角質層まで

毎日使える酵素洗顔パウダー

温酵母※1を全てパウダー化した洗顔料。肌への優しさを守りながら、不要な角質、過剰な皮脂汚れ、毛穴の角栓詰まりにアプローチします。

商品名	パウダーウォッシュ
価格	3,850円
内容量	40g
椿由来成分	花(温酵母※1)、実(椿果皮パウダー※2)、枝(椿炭パウダー※3)

＜横手さんのおすすめポイント＞

酵素洗顔は肌への刺激が強いと思われるかもしれませんが、こちらは天然洗浄成分が含まれていて、肌に優しい酵素洗顔です。

毎日使えるので、洗うたびに毛穴汚れまですっきりするのに、つっぱらないんですよ。

フェイスマスクに重ねるユニークなマスク

開封すると温感モードになり、顔全体をじんわりと温感で包み込んでくれる｢ホットマスク｣。フェイスマスクに重ね付けして使う新しいタイプのマスクです。

商品名	ホットマスク
価格	1,320円
内容量	3包

＜横手さんのおすすめポイント＞

温感でじんわりと包み込み、肌も心もほぐしてくれるような心地よさ。

耳にかける仕様になっているので、ずれにくく肌にまんべんなくフィットして、温かな状態をキープできます。

わずか10分で普段のフェイスマスクだけとは違う、お肌の感触を実感していただけますよ。

※「ON&DO」の「MILKY FACE MASK」との併用がおすすめです。

「ON&DO」のお手入れのポイント

今回ご紹介した商品を中心にお手入れのポイントをご紹介。まずは化粧水と美容液から。

化粧水の適量

オイル層とエキス層の二層に分かれているので、しっかりシェイクしてから使います。

適量は500円玉硬貨大ぐらい。たっぷり使用するのがポイントです。

美容液の適量

美容液は1回のお手入れで2プッシュが目安です。

化粧水と美容液のお手入れは一緒

ステップ１：化粧水も美容液も手のひらに乗せてからしっかり、手のひらで温めます。温めることでお肌へのなじみやすさがアップ！

ステップ２：顔の中心から外側に向かって、手のひらで肌をプレスするようになじませていきます。

ステップ３：顔だけでなく首元までしっかりお手入れ。耳下から肩・鎖骨に向かってなじませてください。

洗顔料

ステップ１：顔と手はあらかじめ濡らしておきます。手のひらに100円玉硬貨大ぐらいのパウダーを乗せます。

ステップ２：泡立てネットを使うとより空気をたっぷり含んだボリュームのある泡ができます。

ステップ３：泡を転がすイメージでやさしく洗っていきます。額や小鼻など毛穴が気になる部分もこすらず泡で洗うように。泡が残らないようしっかりと洗い流します。

ホットマスク

化粧水で肌にしっかり水分を補ってから使います。ホットマスクは顔全体を温かく包み込むためのファイスマスクです。単独ではなく、乳液と美容液がひたひたにしみ込んだミルキーフェイスマスクをしてから、その上に重ね付けするようにしてください。

※通常のローションタイプのマスクと併用はNGとなります。

ステップ１：袋からホットマスクを取り出し、ミシン目を切り取ります。

※マスクを取り出したら、すぐに使用してください。開封後、約15分程温かな状態を保ちます。

ステップ２：ベースになるフェイスマスクを顔にあて、その上にホットマスクの無地の面を重ねて、上下の耳かけ部分を耳にかけてください。

ステップ３：約10分後にマスクをはずし、肌に残った美容液を押し込むように肌になじませます。

マスク後は美容液やクリームでスキンケアの仕上げを。

購入は阪急うめだ本店とオンラインで

2020年8月にオープンしたばかりの「ON&DO」。購入できるのは、HANKYU BEAUTY ONLINEと関西エリアでは阪急うめだ本店だけです。

カウンセリングをしっかりしてほしい方は、店頭での購入がおすすめです。

スポット名	ON&DO　阪急うめだ本店
時間	10:00～20:00　 ※営業時間が変更になる場合があります。最新の情報はホームページでご確認ください。
定休日	不定休
問い合わせ	06-6361-1381(代表)
アクセス	阪急大阪梅田駅下車　約3分
住所	大阪市北区角田町8-7　阪急うめだ本店 7階【MAP】
URL	https://www.on-and-do.jp/

おうちでのんびり商品を選びたい方は、HANKYU BEAUTY ONLINE　をチェック！　

※2020年9月現在、オンラインで「ON&DO」の全商品が揃うのはHANKYU BEAUTY ONLINEのみです。

最後に

横手さん、山口さん今回は貴重なお話ありがとうございました！美とは縁遠い編集Sですが、今回教えていただいたスキンケアをぜひ実践してみたいと思います。

ちなみに「ON&DO」の商品を販売しているのは、美容機器「ReFa」で有名な美と健康のブランドメーカー「MTG」なのだそう。美は一日して成らず、編集Sもローラーケアとあわせて頑張ってみます！

この記事を書いたのは…　TOKK編集部S

グルメと絶景があればどこへでも。子育て奮闘中のママ編集。学生時代はリュック一つで旅をするバックパッカー。企業広報、ライターの経験を経て2010年にTOKK編集部へ。街ネタ・グルメ・カルチャーの発信に携わる傍ら、阪急沿線を飛び出し、全国の観光地やホテルを取材した経験も。仕事柄たま～に鉄分高め。

阪急沿線情報紙「TOKK」は今年で創刊から49年目を迎える情報紙で、関西私鉄・阪急電車沿線のおでかけとくらし情報を毎月２回、各30万部発行するメディアです。取材のこぼれ話やお店の方から聞いたお話や、くらしの中で気になる情報を毎日更新中です。

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