秋のお出かけ先リスト。阪急沿線 秋の祭りとイベント【TOKK2025年10月号】

心地よい気候、食も文化も、秋は何かと楽しみが多い季節。阪急沿線で出かけたい秋の催しをチェック!

観月祭

中秋の名月を愛でる風習は中国から伝わったもので、日本の貴族文化と結びつき「月見の宴」が催されたことが観月祭の始まりとされている。

古(いにしえ)の月見の宴では、池や盃(さかずき)にユラユラと映る月を眺め、詩歌や管弦を楽しんでいた。風雅な秋の催しは、形を変えながらも現代まで続いている。

今回取り上げたいのは京都嵯峨にある真言宗大覚寺派の本山・旧嵯峨御所大本山 大覚寺の「観月の夕べ」。日本三大名月鑑賞地とされる大沢池に舟を浮かべ、遊覧と五大堂の観月台で茶を楽しめるようになっている。池の周りをライトアップした幻想的な雰囲気の中を舟で進んでいく様子は、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を起こす。空に浮かぶ月と、水面に映った月、2つの月を楽しめるのも風流でいい。

舟への乗船は事前申し込みの方のみ対象となるが、大沢池エリアへの入場と散策、お月見は自由にできる。日常から離れ、穏やかな月光のもと、人々を魅了してきた美しい月を眺める。そんなひと時を過ごしてみては。

【10月4日(土)~6日(月)】観月の夕べ/旧嵯峨御所 大本山 大覚寺

行事名観月の夕べ
時間17:30~21:00(20:30受付終了)
※昼夜入替制
※雨天時の開催可否は各日11:00に決定。公式サイト内「観月の夕べ」欄を確認ください。
料金大人500円、小中高生300円
問い合わせ075-871-0071
アクセス阪急嵐山駅→市バス・大覚寺停下車すぐ
住所京都市右京区嵯峨大沢町4【MAP
URLhttps://www.daikakuji.or.jp/

【10月6日(月)】名月祭/平野神社

神前にすすき・里芋・月見だんごなどを供える神事の後、琴、尺八、雅楽の披露が行われる。有料の抹茶席も設けられるのでぜひ立ち寄って。

行事名名月祭
時間18:30~
※荒天の場合は奉納行事中止の可能性あり。詳細は公式サイトで確認を。
問い合わせ075-461-4450
アクセス阪急西院駅から市バスのりかえ衣笠校前停下車 約3分
住所京都市北区平野宮本町1【MAP
URLhttps://www.hiranojinja.com/

【10月6日(月)】祇園社観月祭/八坂神社

境内の舞殿において、中秋の名月を愛でる観月祭を執り行う。多数のちょうちんの灯りに照らされながら、雅楽ほか古式ゆかしい芸能が披露される。

行事名祇園社観月祭
時間19:00~
問い合わせ075-561-6155
アクセス阪急京都河原町駅下車 約8分
住所京都市東山区祇園町北側625【MAP
URLhttps://www.yasaka-jinja.or.jp/

【10月15日(水)】観月祭/廣田神社

西宮市で千年以上の歴史を有する古社。毎年、10月15日に催される観月祭では雅楽などが奉納され幻想的な雰囲気に包まれる。

行事名観月祭
時間18:00~
※荒天中止、雨天の場合は拝殿にて斎行(拝殿内手狭なため人数制限あり)
問い合わせ0798-74-3489
アクセス阪急苦楽園口駅下車 約20分
住所西宮市大社町7-7【MAP
URLhttps://hirotahonsya.or.jp/

【10月22日(水)】時代祭/平安神宮

平安遷都1100年を記念して約130年前に始まった平安神宮の祭礼。葵祭や祇園祭と並んで京都三大祭の一つとして知られており、総勢約2,000人が織りなす時代風俗行列が最大の見どころ。明治維新から延暦時代まで、時代考証を重ねて再現した衣装や祭具をまとった市民が、秋の京都の街を練り歩く。京都が千年以上にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を余すことなく楽しんで。

行事名時代祭
時間12:00~14:30(時代行列)
※雨天順延(当日早朝判断)
主なルート:京都御所―烏丸御池―三条大橋―平安神宮
問い合わせ075-761-0221
アクセス【平安神宮】阪急京都河原町駅から市バスのりかえ岡崎公園 美術館・平安神宮前停または岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前停下車 約5分
住所京都市左京区岡崎西天王町97【MAP
URLhttps://www.heianjingu.or.jp/

【10月15日(水)頃〜11月30日(日)】大阪城 秋まつり2025/大阪城公園

サクラ、イチョウ、モミジなどの紅葉に彩られる大阪城公園では約1か月半にわたり秋のお祭り「大阪城秋まつり2025」が開催される。期間中は公園内のさまざまな場所、日程で催しが展開される予定となっている。例えば、11月7日は大阪城天守閣の誕生日にあたるため、翌日の8・9日の2日間に本丸の天守閣前でイベントを開催(予定)。この他にも多数あるイベントの詳細は大阪城公園ホームページを確認して。

イベント名大阪城 秋まつり2025
料金入場無料(有料施設を除く)
時間イベントにより異なる
問い合わせ06-6755-4146(大阪城パークセンター)
アクセスJR大阪城公園駅下車すぐ、または阪急大阪梅田駅から地下鉄のりかえ谷町四丁目駅下車 約6分
住所大阪市中央区大阪城1-1【MAP
URLhttps://www.osakacastle.net/

【10月11日(土)〜13日(祝)・15日(水)】粟田祭/粟田神社

11日の出御祭(おいでまつり)から13日の神幸祭(しんこうさい)、還幸祭(かんこうさい)、そして15日例大祭(れいたいさい)までを総称して粟田祭と呼ぶ。祇園祭が斎行できなかった際には粟田祭を代わりとしたとも言われる由緒ある祭り。

また、12日夜に登場する粟田大燈呂は青森県のねぶたの原型とされるもので、江戸時代から途絶えていたが平成に復活した。地元の学生や有志の手による大燈呂が夜の東山を練り歩く様子は必見。

行事名粟田祭
日時【11日】出御祭17:30~
【12日】夜渡り神事巡行17:00~
【13日】神幸祭巡行10:30~、還幸祭18:00~
【15日】例大祭11:00~
問い合わせ075-551-3154
アクセス阪急京都河原町駅から市バスのりかえ神宮道停下車 約4分
住所京都市東山区粟田口鍛冶町1【MAP
URLhttps://awatajinja.jp/

【10月20日(月)〜24日(金)】みなとHANABI2025 ーひとつの夜空、ふたつの世界ー/メリケンパーク

静寂の中、花火の音だけが響く打ち上げ花火の後に、音楽とシンクロさせた花火が打ち上げられ、違った演出の花火を2つ同時に楽しめる。花火終演後には、神戸の夜景を借景に、メリケンパーク並木道をライトアップし、ナイトウォークを行う「ルミナス・グロー」も実施。期間中は限定ステッカーを手に入れるとお得な街歩きができるキャンペーンなども開催される。

(C)“こうべ みなとの夜” 実行委員会
イベント名みなとHANABI2025 ーひとつの夜空、ふたつの世界ー
時間花火の打ち上げは各日18:30〜18:45予定
※雨天決行、荒天中止
料金観覧無料
アクセス阪急神戸三宮駅下車 約17分、花隈駅下車 約11分、阪神元町駅下車 約14分
住所神戸市中央区波止場町2【MAP
備考詳細はInstagram @minatohanabi
URLhttps://minatohanabi.jp/

【10月19日(日)】ウォンバットの日/池田市立五月山体育館

ウォンバットが生息するオーストラリアでは、毎年10月22日をワールドウォンバットデーとしてオリジナルTシャツを着たり、ケーキやクッキーを焼いたりして、お祝いをしているそう。ウォンバットの繁殖で知られる五月山動物園でも2022年からウォンバットデーに合わせたフェスティバルを開催している。この日は全国からウォンバット好きが池田に集合、ウォンバットに関するイベントを通じて交流を深める。

イベント名ウォンバットの日
料金入場無料
時間10:00~15:00
問い合わせ072-753-2813(五月山緑地管理センター)
アクセス阪急池田駅下車 約20分または阪急池田駅から阪急バスのりかえ五月山公園・大広寺停下車すぐ
住所池田市綾羽2-7-1【MAP
URLhttps://www.instagram.com/satsukiyama_zoo_wombat/

【10月25日(土)・26日(日)】生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2025/大阪市内を中心に約200カ所

通称「イケフェス大阪」は大阪の魅力ある建築を無料公開するイベント。歴史的な建築から現代建築まで、著名な建築家の作品から街のレトロ喫茶店まで、大阪の街の魅力を物語る約200の「生きた建築」が公開される。普段は公開されていない建物の特別公開や専門家の解説付きツアーなど、イケフェス大阪でしか体験できない多彩なプログラムが用意されている。参加の際には右記公式サイトを必ずチェックして。

イベント名生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2025
備考公開日時、プログラムの参加条件、事前申し込みの要不要、アクセスなど詳細はikenchiku.jpにて確認
URLhttps://ikenchiku.jp/

【10月18日(土)・19日(日)】竹の径・かぐやの夕べ/竹の径周辺・第6向陽小学校グラウンド

意匠をこらしたデザインの竹垣が整然と連なる約1.8kmの竹林の散策路・竹の径をライトアップするイベント。竹の枝を束ねた竹穂垣、古墳の形を表した古墳垣、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージしたかぐや垣などが竹行灯で照らされた幻想的な竹林は、昼間とは全く違う顔を見せてくれる。期間中は竹の径のそばにある第6向陽小学校にて飲食エリアも展開、地元グルメなどを味わえる。

イベント名竹の径・かぐやの夕べ
料金入場無料
問い合わせ070-1765-5398(向日市観光協会)
アクセス【竹の径】阪急洛西口駅からヤサカバスのりかえ向日回生病院前停下車 約5分
【第6向陽小学校】阪急東向日駅から阪急バスのりかえ東山停下車 約7分
住所【竹の径】向日市寺戸町芝山、物集女町長野〜中海道地内【MAP
【第6向陽小学校】向日市寺戸町大牧【MAP
URLhttps://www.muko-kankou.jp/recommend/detail.html?id=124

【10月18日(土)・19日(日)】食の文化祭 ~高槻ジャズとグルメフェア~/高槻市立第一中学校グラウンド、高槻城公園

高槻の地元グルメと、高槻の顔ともいえるジャズの生演奏を一度に味わえる催し。第一中学校グラウンドには、飲食店のブースがずらりと並ぶほか、高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」ほかが登場するステージなどが開催され、高槻城公園内では手作り市「アートの森」やフリーマーケットと、子どもから大人まで一緒に遊べる2日間となっている。

高槻の隠れた名店グルメを、心地良いジャズバンド演奏と共に楽しんで。

イベント名食の文化祭 ~高槻ジャズとグルメフェア~
料金入場無料
アクセスいずれも阪急高槻市駅下車 約9分
住所【高槻市立第一中学校】高槻市城内町1-35【MAP
【高槻城公園】高槻市城内町3【MAP
URLfood-festival.jp

【10月18日(土)】第37回 なにわ淀川花火大会/新御堂筋・新淀川大橋より下流 国道2号線・淀川大橋までの淀川河川敷

企画・運営・実行の全てをボランティアが行い、平成元年の第1回から徐々に規模を拡大、大阪の夏の風物詩として知られてきた。今年のテーマは「笑ろて、光って、なにわの空に描く未来図」。

演出はオープニングからグランドフィナーレを含む5つのシーンで構成され、長野県、愛知県、群馬県と日本各地から一流の花火師たちが大阪に集結!秋の夜空に大輪の花を打ち上げる。

イベント名第37回 なにわ淀川花火大会
料金有料観覧席あり
時間打上げ時間19:30~
問い合わせ06-6307-7765(24時間音声ガイダンス)
アクセス阪急十三駅下車 約19分
住所大阪市淀川区新北野3付近【MAP
備考梅田会場側の河川敷は工事中のため観覧禁止。協賛観覧席の購入についての詳細は下記公式サイトから。
URLyodohanabi.com

【10月10日(金)~13日(祝)】第143回 宝塚植木まつり/山本新池公園

今年で143回となる同まつりは日本三大植木産地である宝塚市山本地区で開催。

寄せ植え、市花であるダリアのフラワーアレンジメント体験、植木職人によるワークショップのほか、地元の園芸業者による展示販売なども。植物好きなら一度は訪れたい園芸の街にぜひ足を運んでみて。

イベント名第143回 宝塚植木まつり
料金入場無料
時間10:00~17:00(最終日は~16:00)
問い合わせ0797-78-6071(宝塚市農の魅力創造課)
アクセス阪急山本駅下車 約5分
住所宝塚市山本東3-1【MAP
URLhttps://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kanko/1009480/1017467/1045252/1047479.html

  • 掲載店舗や施設の定休日、営業時間、メニュー内容、イベント情報などは、記事配信日時点での情報です。新型コロナウイルス感染症対策の影響などにより、店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。また、お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。
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