梅田のランドマークHEP FIVEの赤い観覧車。大阪の街を空から一望する人気施設を体験レポート!
2025.06.18おでかけ
HEP FIVEの観覧車は1日に約2,000人が利用する人気のアミューズメント施設です。
もはや、梅田のランドマークにして、名物といって間違いないでしょう。なぜ、そんなにも人気なのか。そこからはどんな景色が見えるのでしょう。記者が実際に乗って体験してみました。
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目次
HEP FIVEのロケーションは阪急・大阪梅田駅、JR大阪駅から歩いてすぐ

梅田のいたるところから目にすることができる観覧車ですが、そもそもどこにあるのか詳しく知らない人もいるかもしれません。HEP FIVEの上にあり、阪急・大阪梅田駅やJR大阪駅から歩いて数分。

ビルの西側のシースルーのエレベーターで7階に上がって、右手に行くと乗り場(写真)とチケットカウンターが見えてきます。
HEP FIVEを運営管理する阪急阪神ビルマネジメントの中島理沙さんによると「夜景を楽しもうと夕方以降に訪れる人が多く、1時間待ちになることもあります。そのため。夕方や夜に来られる方は少し時間に余裕をみるようにしてください」とのことでした。
HEP FIVE観覧車、冷暖房完備は日本初。最高部は地上106メートルにも

観覧車自体の直径は75メートルですが、ビルの上にあるため一番高い場所は106メートルにもなります。ちなみに大阪一はEXPOCITYの観覧車で最高部は130メートルなので、それよりも少し低いという感じですね。
ただし、冷暖房完備の観覧車としては日本初! いまでこそ横浜や名古屋など国内だけでいくつも同様の施設がありますが、HEP FIVEの観覧車がそのさきがけだったわけです。繁華街のど真ん中に! というのもほとんど例がありませんでした。海外では珍しいからでしょう、インバウンドの方が多く搭乗するのもわかります。

それにしてもなぜ、ビルの上に観覧車なんでしょう?
「HEP FIVEがオープンする以前、同じ場所に阪急ファイブというファッションビルが建っていたのですが、館内に置いていた情報誌に掲載されたお客様の声がヒントになっています。情報誌のコンテンツの1つとして、来館者に〈梅田になくて、あってほしいものは?〉というアンケートをとったところ、男女とも1位になったのが遊園地だったそうです。遊園地を実現するために観覧車以外のアイデアも多く出ましたが、実現可能だったのが観覧車だったということを聞いています」と中島さん。
開業は1998年11月28日、物珍しさもあり当時は大変な賑わいだったとのエピソードも伝わります。
冷暖房完備にBluetooth搭載のスピーカ―。ゴンドラ内は快適に過ごせる

前置きはこのくらいにして、そろそろ搭乗レポートに移りましょう。1周は約15分です。ゴンドラは4人乗りで52台。ゴンドラには相乗りはなくグループ単位で乗車できます。友達や家族だけで楽しめるので安心ですね。冷暖房つきでどの季節でも快適に過ごせるうえ、Bluetooth搭載のスピーカ―(写真)まで備わっています。好きな音楽をBGMにすることができるなんて、まさに至れり尽くせりです。

ゴンドラに乗ってまず驚いたのが、窓の大きさでした。空中散歩をしているような感覚を味わえるのは、これだけの大きさの窓があるからなのでしょう。「空に浮かんでいるような写真が撮れるので、多くの人がSNSなどに上げて楽しんでいますね」と中島さん。実際、窓が大きく透明度も高いのできれいに写真を撮ることもできました。

眼下に梅田の町並みが。高層ビル群も間近に感じる

観覧車は、西の方に向かって回転します。最初に目に飛び込んでくるのがJR大阪駅です。電車が出入りする様子がよくわかります。残念ながらビルに隠れて新名所のグラングリーン大阪は見えませんが、グランフロント大阪はじめ梅田の高層ビル群が地上とは違って間近に見える感じがしました。

目を転じて、北を見ると阪急・大阪梅田駅がすぐ下に。京都線・宝塚線・神戸線の「3線同時発車」も見ることができました。さらに進んで、最高部あたりになると南や東の様子も見えるようになってきます。写真の中央右上のあたりに大阪城が映っているのがわかるでしょうか?
天気がよければ正面に生駒の山並みがきれいに見えるそうです。もちろん、眼下には梅田の町が! そして、飛行機が真上近くを飛び去ることもあるようです。

でも、やっぱり圧巻は夜の梅田の景色ですね。
日を改め、夜に観覧車に乗って撮影した景色がこれ!

写真は最頂点から南側を撮影したもの。

多くの照明でキラキラと輝く都会の景色をゆっくり楽しみながらの約15分、降車後すぐのところで観覧車を背景に記念撮影するのもお忘れなく。
夜は観覧車そのものも数多くの投光器でライトアップされとてもきれい。
夜に多くの人が乗りに訪れるというのも納得です。
観覧車に乗るとHEP FIVEでいろいろ特典が受けられる

観覧車のあるHEP FIVEは関西有数の流行発信地として知られており、アパレルやレストラン・カフェなど約160店もの店舗が入っているのですが、観覧車のチケットを見せることで、「10%オフ」や「ノベルティのプレゼント」などの特典を受けることができます。

チケットの半券は乗車後まできちんと保管しておくことをおすすめします!
また、阪急電車などとのコラボイベント(最近では、「トムとジェリー」)を実施したこともあります。その際には、ゴンドラが特別仕様になる他、期間限定の「特別デザイン・チケット」になることもあるのだとか。詳しくはホームページでご確認ください。
プロの仕事でHEP FIVE観覧車の安全が保たれているのを実感
実は、取材で訪問した日は月に1度の定期点検の日でした。そのため、普段は見ることができないモノや場所も特別に見せてもらうことができました。

これはゴンドラの天井部にある制振装置です。ゴンドラの前後の揺れに関しては、どの観覧車にもストッパーなどがついており一定の範囲に収まるようになっています。ただ、地震などで起こる横揺れについては対策がされているところはあまり例がありません。HEP FIVEの観覧車ではこの制振装置で横揺れが起こらないようになっています。ちなみに、日本で初めて導入しがHEP FIVEの観覧車だそうです。

こちらは、足元にある冷房装置。冷房を導入したのもHEP FIVEの観覧車が日本初です。

観覧車の軸に向かって梯子が伸びているのが見えるでしょうか? 点検時には、そこまで人が登って異常がないかの点検が行われています。

これはなんだかわかりますか?

実はこの小さなタイヤが観覧車を動かしているんです。タイヤ自体は機械室にある装置から送られる油によって回転します。ですから「機械の整備はもちろん、絶対に油が切れないよう、注意を怠りません」(整備担当の大塚規仁さん)とのこと。大塚さんのようなプロの仕事があって、安全に運行できるんですね。

最後に普段は入れない「ヘリコプター救助用スペース」にも連れて行ってもらいました。ゴンドラからも見える場所ですが(レスキューを表す「R」の文字が書かれています)、実はここが最高の観覧車の撮影ポイント。ここから見る観覧車は本当に大きく見えました。
HEP FIVE観覧車の基本情報
スポット名 | HEP FIVE観覧車 |
営業時間 | 午前11時~午後10時45分(最終搭乗時刻) ※休みはHEP FIVEの休館日および月1度の観覧車の定期点検日 |
料金 | 800円(5歳以下無料) ※阪神阪急おでかけカード、阪急阪神おでかけアプリの提示で100円引きのサービスが受けられます。 |
アクセス | 阪急の「大阪梅田駅」すぐ |
電話 | 06-6313-0501(総合インフォメーション) |
住所 | 大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE7階【MAP】 |
URL | https://www.hepfive.jp/ferriswheel |
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